マガジンのカバー画像

洋風おうちごはん

163
フレンチ中心に、洋っぽいおうちごはんのまとめ
運営しているクリエイター

2020年11月の記事一覧

昼夜のムール・リメイク

昨日土曜日は、金曜日の夜に作ったムールの余りを食べきることがマイ・ミッション。 リメイク第1弾は、ひとりランチで。 いい感じにムールのスープが余ってくれていたので、ここは有無を言わさず麺に吸わせよう。茹でたパスタをムール鍋にどーんと加えるだけ。 ボンゴレ・ビアンコのムール版かな。 カラスミをファサーしたい衝動に駆られるも、ワインが飲みたくて震えることが目に見えているので、このままでいただいた。 昨日から百貨店や小売店が営業再開したこともあり、案の定、夕方少し外に出たら

ムール・マリニエールとフリット

安静におとなしくしていたら、あっという間の1週間。 フランスでは段階的にコンフィヌモンが緩くなっていき、第1弾としてクリスマス商戦を控えた小売店が今日から営業再開。 今週末は、どこもきっと混み混みだろうなあ。 さて、昨日金曜日は、恒例の魚の日。今週はすでにどうしようか決めていた。 シチリア島のKaorinaさんの食卓によく登場している、ムール貝。 そもそも、牡蠣に帆立、アサリにハマグリにマテ、etc。私は無類の貝好きだ。 弱った内臓系にもなんかよさそうな気がするし。

トピナンブールとポワローのポタージュ

昨日つぶやいたように、強力な薬に胃を破壊されてからというもの、白米とぬか漬けをメインに最低限のQOLを保ちながら過ごしている今週の食模様。 ちょっと気分を変えたくなって、3日くらい前の夜、胃に優しくて栄養がとれて消化がよさそうなものをつくることにした。 🇫🇷 日本では、入院したときもまずはおかゆから始めるし、ここは流動食の鉄板、スープだろうか。 ちなみに私は5年前の冬、フランスで4日ほど入院したことがあるのだが、外国人患者の多い私立病院だったこともあるのか、そのときの

スズキの塩釜焼き、ハーブバターソースとともに

金曜日の朝。 週末に向けてがっつり掃除などを済ませ、noteを覗いたらご近所の魔術師、アーティストPATAさんがそれはそれはご立派な鯛のおかしらを。 そういえば今日は金曜日だった! キリスト教的に、おさかなデー。 自家製シャケフレークはとっくにないし、冷凍庫の常備タコは先日のタコフライポつまみで底をついてしまった。 これは補充しなくてはならぬと、昼前にみるぅのお散歩がてら、近所のマルシェに向かう。 行列のできているいつもの魚屋で、タコ500gくらいと、鮭のアラ1kg(

寒い夜だから〜大鍋オニオングラタンスープ

タイトルでピンとくる方々は、愛しさと切なさと心強さでSWEETな19ブルースを口ずさみ、クレイジーゴナクレイジーな青春を送っていたはずだ。 どんピシャTK世代な私にとって、この方々はいわば神。 冬の定番ですね。 さて、冒頭から懐かしい気分に浸ったところで、本日の一皿。 冬のあったかごはんといえば、クリームシチューかオニオングラタンスープ(以下、オニグラスープ)。 11月に突入したことだし、そろそろ季節だなあと、先週末の買い出しで玉ねぎを1キロほど買ってきていた。 がし

タルト・フランベ風ピザを作ってサッカーを観よう!

昨日、ひと仕事終えていい加減買い出ししなくては!と重い腰を上げて近所のスーパーに向かったら、店外に50m以上続く長蛇の列。 そうか本日土曜日か。週末用に買い出しする人が多く、人数制限をしている。 仕方なくビオのスーパーで野菜だけ仕入れようと試みるも、ここでもレジ激混み。いくら混んでいてもレジ員を補充しようともしないのがフランスあるある。 もう慣れっこなのでイライラもしないけど、これ日本ではありえないなあといつも思う。 さて週末のはじまりの夕ごはん。 先週末、日本のパリでタ

ネオビストロ系なおつまみ タコ・セロリ・フリット

ボンニュイな一歩手前、皆様ごきげんよう。 日々の創作料理を含めなんだか色々とぶっとんでいる感じだけど、こうみえて一応、根は真面目っこなワタクシ。外に出るなと言われれば、極力出ません。 皆あまりに決まりを守らないから、街中のコントロール(ポリスたちによる外出証明書のチェック)も厳しくなったというし、なんといっても今日は11月の13日の金曜日。忘れもしない2015年のパリ同時多発テロの日。 犠牲者の方々に、合掌。 2013年から2017年までパリに滞在していた私は、シャル

QOL爆上げな、ミクニ風ポテト・ポナン流アレンジ

おばんでーーっす!パリからQOLを爆上げ中なユイじょりでーっす! ちょっとテンション高めなのは、無論、ご機嫌よしおくんだから。 昨日、内臓が疲れたよわたしゃ・・・と、ちょいとばかり弱っているような発言をした私。 「胃にやさしいのに早く効くノーシン」もびっくりな、内臓疲れに抜群に効く最愛レモンを使ったスープで、からだにやさしい活動を。 アルコールもアペロのビールのみにとどめていたら、食べ終わる頃合い、ちょうど21時すぎくらいには意識が飛び、そのままベッドに倒れ込んだのです

日仏融合なイカ飯、イカ入りはんぺん添え

「毎月10日は、イカの日」ちょうど1ヶ月前のこと。私がラデュレのマカロンのコックを予期せず100枚焼きした日と時を同じくして、日本のパリでもピエールエルメのマカロン(モガドール)を作っている週末スイーツおじの方がいて、偶然にも10月9日がマカロンの日だということを知った。 ついでに、イカを愛してやまないお仲間のチョコチップクッキーさんが「毎月10日はイカの日」というネタを投下。まさかのマカロンからのイカ。どうしたって乙女になりきれないOSSANNE。 その後のご近所コメン

記念日も、創作〜豚とりんごのノルマンディ風

昨日は、我が家の記念日。 秋も深まる信州松本で、親族プラスアルファの超こじんまりとした式を挙げた我々。古民家レストランのお庭で人前式というカジュアルさで、お城前で写真を撮る&犬参加以外の強いこだわりがなかった。 私はその頃、ちょうど仕事も立て込んでいたので、花嫁的な準備は一切合切することなく。さらには前日、Otto氏と義弟と飲みすぎて翌日フラフラしながら二日酔いで挑むという、普段と変わらなさすぎるぶり。 でも、当日朝まで大雨だったのが奇跡的に晴れてくれて、笑いの絶えない

偏愛なる組み合わせ、タコとセロリ

私は、起きている時間の8割型、作って飲んで食べることを考えている。 今日の夢ではローストビーフを作っていたから、息をしている時間、と言ったほうが正しいかもしれない。 昔からそんな兆候はみられた。 幼い頃は、つくるのは好きだが好き嫌いが多い子どもだったと以前どこかで書いたけれど、その反面、割と嫌われているものを異様に好きがるという食癖があった。 しいたけとかセロリとかみょうがとか、マックのチーズバーガーに入っている薄っぺらいピクルスとか。 誰かのコメントで以前書いたけど、マ

ふたり暮らしの大家族料理、栗かぼちゃとひき肉の重層グラタン

「大は小を兼ねる」とは私の座右の銘のひとつだが、私がつくる日々の料理においては毎度のこと、大は小を兼ね過ぎてしまう。 今年のハロウィンで愛犬みるぅの小道具として使用したかぼちゃ3兄弟。 最後に取り残されたのが、左の一番おおきなポティマロン(Potimarron)。 かぼちゃ(Potiron)と栗(Marron)を合体させたらこうなったらしい。 ひとり残されてしまった、ポティマロン。 発音が限りなくかわいらしい、ポティマロン。 甘いものにするとしたらプリンかパイくらいしか

栄養満点にちがいない、バターナッツかぼちゃのハロウィン風ポタージュ

柿が活躍した昨日の冷菜2品に続いて、本日は温菜。 今日は、右のひょうたんの形をしてたかぼちゃが、おでまし。 😜🎃😜 このひょうたん型のかぼちゃ、フランスでは「courge butternut」と呼ばれている。courgeはかぼちゃのことを指すので、バターナッツかぼちゃとお呼びすればよろしいか。 食物繊維、ビタミンC、マンガン、マグネシウム、カリウムなどの栄養素を含み、ビタミンAとビタミンEは特に豊富である(wikipedia) これだけ見ると、なんだか栄養価高そうだけ

ハロウィンの夜、柿が奏でるオレンジな前菜たち

今年のハロウィン用に、テーブルに飾っていたこの3兄弟。 と、うちの愛すべきパンプキン男。 我が家にやってきた順番は「右→左→真ん中」なわけだが、真ん中に顔があったので、思い立って左と右にも油性マジックで顔を描いてみた。皮は剥いて使うからいっかと思って。 今日からは、この方たちを余すことなく調理していきたいと思う。 第1弾は、真ん中の一番小さい子、柿のご登場だ。 先日の投稿でのせたけれど、コンフィヌモン開始前日にスーパーでハロウィン仕様になっていたこの柿。フランスではそ