ネオビストロ系なおつまみ タコ・セロリ・フリット
ボンニュイな一歩手前、皆様ごきげんよう。
日々の創作料理を含めなんだか色々とぶっとんでいる感じだけど、こうみえて一応、根は真面目っこなワタクシ。外に出るなと言われれば、極力出ません。
皆あまりに決まりを守らないから、街中のコントロール(ポリスたちによる外出証明書のチェック)も厳しくなったというし、なんといっても今日は11月の13日の金曜日。忘れもしない2015年のパリ同時多発テロの日。
犠牲者の方々に、合掌。
2013年から2017年までパリに滞在していた私は、シャルリーエブドからの一連のテロの際にガチで普通にパリで生活していた。
しかもシャルリーのときは、事件発生時にめっちゃ近くのマルシェに当時高校生の妹(初めての海外旅行中)と一緒にいた。あれは今でも鳥肌が立つかなりのトラウマ。かわいそうに、妹にも悪いことをしたし、あのときの街の感じは一生忘れることはあるまい。
悲しむ人たちがいてくれるうちは、極力、君子危うきに近寄らず。
飛んでも絶対火にいらない冬のユイじょり。
生活リスクは最低限に抑えたいものだ。
・・・
という事情により、朝お散歩に出た以外、今日も完全引きこもり。
午後はひたすらOtto氏のシャツのボタン付けとか、愛犬服新作のミシン作業に精を出し、夜はフラムクッシュ(タルトフランベ)の生地でピザでも焼こうと思っていたのだ。
でもOtto氏が見たい番組があるとかで謎に早く帰宅して、しかも今日もダイエット食にすると言ってきかない。勝手にせい。
今日はひとりごはんと決まった。
とにかく何も買い出ししていないけど、うちにある限られたもので酒のつまみを、なにか。
・・・
冷蔵・冷凍庫をあさって思いついたのが、以下のハイブリッド。
「タコのガリシア風×ミクニポナン流ポテト×最愛組み合わせタコセロリ」。
昨日うまくいったのをいいことに、油もまだ余っているし、昨日の要領でまたじゃがいもを揚げる。
ちなみにじゃがいもはちゃんとたくさんあるので、ダイエット食を標榜するOtto氏にも最初に揚げた分に七味を振って出してあげた。
したらばOtto氏、帰宅後に本日酒断ちを宣言したにもかかわらず、普通にウィスキーをのみ始めながらポリポリし始めていた。いけない妻。
あっというまに平らげたので、第2弾も揚げて差し上げて、追加。
私用のおつまみのポテトは、結局第3弾に揚げたものとなり、結局じゃがいもは3つ使用した。主食だから仕方ない。
じゃがいもが片付いたら、次は冷凍しておいたタコとそろそろしなってきたセロリにとりかかる。セロリは細かく切っておく。
半分余っていたエシャロットとにんにくをみじん切りにして、さらにアンチョビも細かくしてオリーブオイルでじっくり炒める。
セロリ入れます。
タコもいれよう。白ワインがなかったので、酒をチョイ入れ。
ちょいとしょうゆ、胡椒などで適当に味付け。
最後の最後まで迷ったけど、ポテトものっかってくるので、今日はさすがに追いバターは遠慮しておいた。
試しにちょいとばかりモダンな盛り付けにしてみようと、セルクル型を取り出してソテーしたてのタコセロリを詰める。
カリカリポテトをこんもりのせる。この時点で気分はジェンガ。
崩れませんようにと神様に祈りながら、型をはずす。
・・・願いはおおむね通じた。
付け合わせに
レモンを忘れずに、上から塩とバスク唐辛子をファサー。
高さが出るとなんだかちょっとネオなビストロ風になりはしまいか。ボナペティ。
ガッシガシ崩して、タコセロリにレモンをきゅっとしぼっていただく。
本当は白ワインをクイっといきたいところだけど、白はひとりでうっかり1本飲み切ってしまうことが多々あるので、健康のためにも赤ワインを。
赤ワインはポリフェーノール豊富だからからだに良いと勝手に思っている。
飲み過ぎたら意味ないよなあと思っても、いる。
それではみなさんよい週末を。
Bon week-end☺️