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#妙心寺

龍安寺

龍安寺

龍安寺(りょうあんじ)は、臨済宗妙心寺派の寺院。妙心寺の境外塔頭

山号は大雲山と号し、本尊は釈迦如来、開基(創建者)は細川勝元、開山(初代住職)は義天玄承

「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている。

もともと衣笠山山麓に位置する龍安寺一帯は、永観元年(984年)に建立された円融天皇の御願寺である円融寺の境内地であった。円融寺は徐々に衰退し、平安時代末には藤原北家の流れを汲む徳大寺実

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桂春院

桂春院

桂春院は妙心寺の塔頭のひとつ。

慶長3年(1598)、織田信長の嫡男信忠の次男である津田秀則によって見性院として創建され、寛永9年(1635)に美濃国(現岐阜県)の豪族石河貞政が建物を完備し、名を桂春院と改めた。

方丈内部の襖絵は狩野山雪の筆。

茶室既白庵(きはくあん)は長浜城から書院とともに移築されたもの。

「侘」「清浄」「思惟」「真如」と名付けられた4つの庭は、国の名勝及び史跡に指定さ

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春光院

春光院

春光院(しゅんこういん)は妙心寺の塔頭寺院

豊臣秀吉に仕え、後、松江開府の祖となった堀尾吉晴が、長子堀尾金助を小田原の戦いで失ったので、その菩提を弔うため、天正18年(1590年)に建立

近代日本を代表する禅思想家の久松真一 (西田幾多郎の哲学、鈴木大拙の禅学に影響を受け、東洋哲学、仏教、日本思想を研究) は、戦中・戦後の一時期を春光院で過ごし、当寺院で鈴木大拙と禅や近代哲学について語り合った

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退蔵院 

退蔵院 

退蔵院は妙心寺の塔頭寺院。
今から600年ほど前(1404年)、波多野出雲守重通が無因宗因禅師を開山として建立。
退蔵院は応仁の乱で妙心寺とともに炎上したが、1597年に亀年禅師によって再建され、今に至る。

「退蔵」という言葉には、「価値あるものをしまっておく」という意味があるように、陰徳(人に知られないようにして良い行いをする)を積み重ね、それを前面に打ち出すのではなく、内に秘めながら布教して

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龍泉庵

龍泉庵

龍泉庵(りょうせんあん)は、花園の妙心寺の境内の南門付近にある妙心寺の塔頭寺院。

塔頭の中でも寺格の高い妙心寺※四派四本庵の一つ
妙心寺の創建当時から立てられ、塔頭の方丈としては最大級の規模を持つ。

室町時代中期の1481年、臨済宗の高僧・景川宗隆(けいせんそうりゅう)により武将の細川政元(ほそかわまさもと)を開基として創建された。

「禅は景川」

 「後御堂法坂 雪霜十六年(うしろみどうほ

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大法院

大法院

大法院(だいほういん)は、妙心寺の塔頭。
松代藩主だった真田信之の菩提所。
1662年(寛文2年)、信之の孫・長姫が信之の遺命によって創建したと伝えられる。
院号は、信之の法名「大法院殿徹岩一洞大居士」に因むもの。
幕末の松代藩士で攘夷派に暗殺された佐久間象山の墓がある。

方丈の襖絵は江戸時代中期の絵師・土方稲領が描いた「叭叭鳥図」(ははちょうず)。 

双ヶ岡を借景とした露地庭園が美しい。

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