龍泉庵
龍泉庵(りょうせんあん)は、花園の妙心寺の境内の南門付近にある妙心寺の塔頭寺院。
塔頭の中でも寺格の高い妙心寺※四派四本庵の一つ
妙心寺の創建当時から立てられ、塔頭の方丈としては最大級の規模を持つ。
室町時代中期の1481年、臨済宗の高僧・景川宗隆(けいせんそうりゅう)により武将の細川政元(ほそかわまさもと)を開基として創建された。
「禅は景川」
「後御堂法坂 雪霜十六年(うしろみどうほうさか ゆきしもじゅうろくねん)」と、開祖 景川禅師の修行ぶりが伝えられている法坂は、妙心寺開山堂の東 龍安寺に向かって登る道があり、その途中に地蔵堂があり「後御堂」と称されていた景川禅師は、その道のりを16年の間、雪の日も霜の日も龍安寺の師匠のもとへ通われたといい、「禅は景川」と称賛される。
※ 室町時代、塔頭の龍泉庵、東海庵、聖澤院、霊雲院が創建される
この四派により、一山の全権が掌握され、住持も決定された。