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春光院

春光院(しゅんこういん)は妙心寺の塔頭寺院

豊臣秀吉に仕え、後、松江開府の祖となった堀尾吉晴が、長子堀尾金助を小田原の戦いで失ったので、その菩提を弔うため、天正18年(1590年)に建立

近代日本を代表する禅思想家の久松真一 (西田幾多郎の哲学、鈴木大拙の禅学に影響を受け、東洋哲学、仏教、日本思想を研究) は、戦中・戦後の一時期を春光院で過ごし、当寺院で鈴木大拙と禅や近代哲学について語り合った。

春光院は日本の禅が世界の禅になるために重要な役割を果たした場所のひとつ。

春光院は庭園に伊勢神宮の外宮(豊受大御神)を祀っているため、商売繁盛の寺としても有名である。

方丈前庭は、慶応3年(1867年)に造園されたもので、「さざれ石の庭」と言う。
この庭は庭中に拝石を据えた神道式の枯山水である。

方丈西庭は、「常盤の庭」といい、創建当初に堀尾吉晴が、造園したもので、茶室の「来也軒」に露地で通じている。

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