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THE SAUNA MAGAZINE

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サウナについての考察、体験、調査についてまとめた「読んでととのうマガジン」
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#ととのう

「ととのった!」言葉の魔法とマーケティング

マーケティング職の方が疾患している職業病の一つに『何でもかんでもマーケティング戦略を仮説立てる』という癖…と言いますか、病があると思います。 私も例に漏れず同じ不治の病に罹っているのですが、最近『言葉の魔力』について考えることが前よりも多く増えました。 先日発表された「流行語大賞2021ノミネート30語」を見るとサウナ界隈ではあいさつレベルで浸透している「ととのう」がノミネートされており、遂に流行語大賞クラスまで登り詰めたのかと感無量になっている時、ふと『サウナブームのト

4ヶ月ぶりのサウナで気づいたサウナのありがたみ

今年の4月から今日まで実に4ヶ月ほど毎日のように通っていたサウナを諸事情により我慢していましたが、本日遂に解禁日となりました。 一時期はサウナに記事ばかり書いていたほどハマっていたのですが、社会情勢的なのと、体調不良が長期間続いたことで断食ならぬ断サウナ状態。 久々のサウナはビックリするほど気持ち良く、初めてサウナで感動した日を思い出しました。 また、脳みそのスッキリ具合や、入浴後の体の軽さ、そして今記事を書いている時にひしひしと感じる身体の軽さには感涙の想いです。

3月7日は「サウナの日」

今年も3月7日「サウナの日」がやって参りました。 公益社団法人日本サウナ・スパ協会が「3・7」の語呂合わせで制定した「サウナの日」は毎年各地でサウナ関連のイベントが行われる一日で、全国のサウナ愛好家がサウナへ集う1日です。 サウナの日スペシャルイベントとして『37歳のお客様+そのお連れ様1名を無料でサウナにご招待』も開催しており、「37」という組み合わせは日本のサウナ界では非常に神格化された数字でもあります。 今年は日曜日なので全国のサウナ愛好家はこぞってサウナに繰り出

水風呂へ沈む

気がつけば私は水風呂に入る時に「冷たッ!」とリアクションを取らなくなった。 ざぶんっと足から一気に肩まで浸かることに対して躊躇いは無い。 水風呂と私の距離は縮まり、もう恐れる相手では無くなった。 少し寂しいような、嬉しいような…複雑な感情だ。もう以前のように水風呂に対する恐れは抱かないのだから。 ============ この間、後輩を連れてサウナへ訪れた際に水風呂に入る時の初々しいリアクションを見て、いつからか「水風呂に入ることが普通」なことになったと思いを巡らせ

2021年1月度のサ活まとめ|【サウナ体験記】

2021年のサ活総評早いもので2021年の1月が終わってしまいました。 それと同時に2021年1月のサ活も無事納まりました。 この調子だと気づけば今年も終わってしまいそうで恐ろしいですが、私個人としては20代最後の一年です。モラルを守りつつ自分の好きなことをやり通す1年にしたいと思います。 さて、2021年1月のサ活は17回9施設で週3.8回のペースでサウナに行きました。 非常事態宣言や私自身のコンディションが優れなかったこともあり、先月よりも7回分少ないサ活でした。

サウナ室での会話について考える|「サウナ=静寂」は正義なのか?

サウナにおける会話について「サウナ室での会話はマナー違反である。なぜなら、迷惑だからだ」という意見をよく耳にすることが増えました。 私もサウナ室は静寂である方が好きだが、だからと言って会話そのものに対して「マナー違反」として取締る方々はやりすぎではないかと思う。 (2021年1月31日現在ではコロナの流行もあり、会話をしないことはマナーであることはもちろん承知しています) 時期を問わず、サウナイキタイの様なレビューサイト、TwitterなどのSNSではこの様な内容の投稿

サウナ浴で重要な水風呂の温度について考える

サウナにハマった人の多くの人が口を揃えて言う言葉「水風呂が最高」 少し前までは「水風呂」を苦手としていた人も自ら望んで水風呂へ入り「気持ち良い」と声を漏らす様になっているのをよく見かけます。 私もその一人でサウナの魅力に取り憑かれてから水風呂の素晴らしさに気づいた口です。 「水風呂を制する者はサウナを制する」 最強の水風呂術を求めて今日もサウナへ・・・ サウナにおける水風呂の歴史サウナの本場フィンランドでは「水風呂」はありませんが、代わりに「湖」がありました。 人

静寂×無音×暗い×一人のサウナ室でロウリュする悦び

理想のサウナ室。それはサウナ愛好家一人一人異なり、多種多様な理想があることでしょう。 サウナには様々な環境が存在し、好みの違いも出やすいため人によって異なる理想を追求することもサウナの楽しみです。 私にも理想の環境はあります。 サウナに通い詰める私が理想とするサウナ環境を紹介します。 ■セルフロウリュが可能であることまず一つ「セルフロウリュ」が可能であること。やはりロウリュは重要です。オートロウリュやロウリュサービスでも良いのですが、やはりセルフでロウリュしたい気持ち

今日も今日とてサウナにイキタイ

地元にあるスーパー銭湯には週一で通っていた時期もあり、昔からお風呂は身近な存在だったにも関わらずサウナは苦手だった少年時代。 大人になってもサウナに入ることはなく過ごして来たが、たまたま行った温泉で入ったサウナが気持ち良くて心射抜かれ、気付けばほぼ毎日通う日々。 正直、都内ほどサウナがある温浴施設の数も限られているから訪れる施設は大体同じ場所なのに飽きることなく、通い続けれるのは凄いこと。 もはやサウナは心のオアシスであり、拠り所になっています。 そんな私は今日も今日

サウナでととのえる 心の調律

「ととのう」という言葉を聞いたことがないサウナ好きを探す方が難しくない昨今ですが、この「ととのう」はプロサウナー 濡れ頭巾ちゃんによって提言された言葉で「整う・調う・斉う」の意味を持つ言葉です。 濡れ頭巾ちゃんいわく、サウナのあとの穏やかな心地よさを表そうと思った時に自然と出てきた言葉。「脈拍が斉う」「精神のバランスが調う」「準備が整う」などの"ととのう"の総称がサウナーに広まった。 (出典:【東京ウォーカー】今話題!生みの親に聞いた。サウナで“ととのう”って?) また

コンフォートサウナの良さを語りたい

皆さま、早速ですがコンフォートサウナをご存知でしょうか? コンフォートサウナとはサウナ室の温度を控えめに設定し、湿度を上げることで体感温度を高めるタイプのサウナです。 「comfort(コンフォート)=快適」の意味通り、快適で居心地の良いセッティングのサウナ室を目指して設計されており、落ち着く環境が最大の魅力です。 温度は80度前後であることが多く、高くとも90度あたりで、ドライサウナと異なり湿度が高く、25〜35%ほどに保たれています。 特殊な蒸発皿を用いて湿度を上

SNSマーケティングの視点からサウナブームを考える

爆発的なサウナブームが到来し、今最も熱いニューカルチャー「サウナ」 2011年にタナカカツキ先生による「サ道」が発刊したことを皮切りにサウナに関連する紹介記事や著名人のサウナ好きを公言することでサウナへの注目度が上がっていきました。 2016年辺りからサウナブームという言葉が使われじめ、2017年、2018年とサウナに関するコンテンツがどんどん増加していき、2019年のドラマ サ道の爆発的ヒットによってサウナブームに完全に火がつきました。 前回<SEOの視点から考える2

SEOの視点から考える21世紀のサウナブーム | 【なぜサウナブームは起きたのか?】

2020年は空前絶後のサウナブームにより多くのサウナ愛好家が生まれ、日本全国のサウナ施設が賑わった年です。 このサウナブームは「いつ」から起こり、「どのように広がり」「いつまで続くのか」、そして「ポストサウナブームがどうなるのか」はサウナ愛好家のみならず温浴施設の経営者、観光業界、飲食業界、さらにはサウナ施設周辺のお店にとっても重要な議題となります。 ブームをちゃんと分析することで次の一手を考え、カルチャーの発展に貢献することができるからです。 今回私はWebマーケティ

意味がわかると面白い!サウナ用語集

「ととのう」「ロウリュ」「アウフグース」「あまみ」…等々サウナにまつわる専門用語を耳にする機会も増えてきた昨今ですが、これらのサウナ用語ってどういう意味なのかってと知らない人もいるのではないでしょうか? 「ととのったー!」って使ってるけど、元々これってどういう意味? 「ロウリュ」と「アウフグース」って何が違うの?地元の温泉では同じ意味で使われてるけど… 「あまみ」って何?そんな言葉あるの?使ったことも聞いたこともないけどなぁ… そして恥ずかしくてなんとなく周りに聞けず