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意味がわかると面白い!サウナ用語集

「ととのう」「ロウリュ」「アウフグース」「あまみ」…等々サウナにまつわる専門用語を耳にする機会も増えてきた昨今ですが、これらのサウナ用語ってどういう意味なのかってと知らない人もいるのではないでしょうか?

「ととのったー!」って使ってるけど、元々これってどういう意味?

「ロウリュ」と「アウフグース」って何が違うの?地元の温泉では同じ意味で使われてるけど…

「あまみ」って何?そんな言葉あるの?使ったことも聞いたこともないけどなぁ…

そして恥ずかしくてなんとなく周りに聞けず、知ったかぶりな態度をとっちゃったりするんですよね…私みたいに…恥ずかしいですよね…分かります。

私も当時は意味もわからず「ととのった」だなんてドヤって友達にサウナを勧めてました。

今回はそんな私と私のような悩みを抱えてる方に向けて「サウナ専門用語」をまとめてみました。

これでサウナでの神秘体験を言語化できるようになること待った無しです。

ととのう

サウナ、水風呂、休憩のセッションを何度か繰り返すことにより、心身が完璧に調和された状態を指す。

「脈拍が斉う」「精神のバランスが調う」「準備が整う」などの"ととのう"の総称としてサウナーに広まり、五感が冴える、疲労が取れる、雑念が消えるという効果が起こる

プロサウナー濡れ頭巾ちゃんのブログ「サウナ,水風呂,大好き湯守日記」発祥のワード。

いわゆる温冷交代浴後に訪れるトリップしたような状態のことではなく、心身共に穏やかになることを「ととのう」と指す。

サウナに入ることは高温と低温を往復する「温冷交代浴」が基本だが、休憩を合間に挟み、2〜3回ほど繰り返すと"ととのう"瞬間がやってくると言われている。

■サウナー

サウナ浴を日常的に楽しんでいる愛好家の方々のことを「サウナー」と呼ぶ。

サウナーにも種類があり、特にサウナの発展に貢献している活動をしているサウナーを「プロサウナー」と呼称し、現在のサウナブームを引率している。

■ロウリュ

熱したサウナストーンに水やアロマウォーターをかけ、蒸気を発生させることをロウリュ( löyly)と呼ぶ。

サウナの本場フィンランドではロウリュには森の魂が宿る神聖なものとしてサウナにおいて重要な要素となっている。

アロマ水をかけると蒸気にアロマの香りが加わりリラクゼーション効果もあるため、アロマ水に対してこだわりを持つ施設も多い。

サウナにおいてロウリュは最重要項目であるにも関わらず、日本のサウナではロウリュはまだまだ浸透しておらず、「真のサウナ」を体験するにはロウリュは必要不可欠な要素とも言われている。

■アウフグース

熱したサウナストーンに水やアロマウォーターをかけるロウリュを行い蒸気を発生させたサウナ室内で、室内にある蒸気をタオルなどを使い広げ、一人一人に向かって熱気をあおぐサービス。

発祥地はドイツで、日本では施設によって「ロウリュ」をアウフグース込みのサービスとして提供することも見受けられる。

アウフグースを行う人を「アウフギーサー」と呼び、日本では「熱波師」と呼ばれることが多い。

人気の熱波師は個性豊かなパフォーマンスと風を送る技量でサウナーを魅了する。

■ヴィヒタ

サウナ発祥の地フィランドではサウナに欠かせないアイテムで、白樺の枝葉を束ねたものをヴィヒタと呼ぶ。

フィンランドではヴィヒタをサウナ前、サウナ中、サウナ後に身体を叩いて使用する。(使用するタイミングはここの自由である)

ヴィヒタで使用される白樺の樹液にはミネラルやアミノ酸などがバランスよく含まれており、身体を叩くことで血行促進や殺菌作用などが期待できる。

■ウィスキング

ヴィヒタ(白樺の枝葉を束ねたもの)で身体を叩いたり押し当てたりするリラクゼーションサービスのことをウィスキングと呼ぶ。

主にリトアニアとロシアで普及しているサービスで、ウィスキングマスターと呼ばれる方が行う。

■あまみ

プロサウナー「濡れ頭巾ちゃん」発祥のワードで、サウナと水風呂を繰り返していると体の表面に現れる、赤いまだら模様のようなものを「あまみ」と呼ぶ。

10度以下の強冷水と、
上質なサウナセッションを繰り返すと
カラダ中の毛細血管が開き、
いつしか天女のような文様が
浮かびあがってきます
ひとが ととのった証に刻印される
天から授かったその文様のことを
『あまみ』といいます

参照:「サウナ,水風呂,大好き湯守日記」

■温度の羽衣

温度の羽衣はサウナブームの立役者である「サ道」の作者タナカカツキ氏発祥のワード。

サウナ後に水風呂に入って少し経つと、肌の表面に生成される温度の壁で、水風呂内に入っているにも関わらず、冷たさを感じず暖かさを感じることができる現象のこと。

…さっきまでサウナの熱に包まれていた身体は、ものすごい熱さを持っているから、じっとしていれば、うす~い温度の膜、《温度の羽衣》ができあがる。

参照:タナカカツキ著 「サ道」より

■外気浴

サウナ→水風呂の後に、外の風にあたりながら身体を休めることを外気浴と呼びます。

休憩はサウナにおいて重要な要素で、施設によっては外気施設がなく、館内にある休憩椅子や更衣室にある椅子などで休憩することに対して「休憩スポット」と呼び、サウナーにとって最重要な要素である。

また、休憩スポットにある椅子のことを「ととのい椅子」と呼ぶ。


■シングル/グルシン

水風呂の温度が一桁台の状態を「シングル」または「グルシン」と呼ぶ。

ちなみにグルシンの語源は伝説のラジオ番組「松本人志の放送室」で視聴率に対して「グルシン」と言ったことがルーツと言われている。

■ドライサウナ

日本では主流の乾式サウナで、高温で湿度が低い乾燥したサウナ室が特徴でストーブは遠赤外線やストーンタイプなどが多い傾向にある。

温度が100度以上で湿度がほとんどないカンカンなセッティングを「昭和ストロングスタイル」と呼称する。

また、現在は「ロウリュ」可能なサウナ室も増えたが依然として日本の主流の環境である。

温度は90度〜100度が多いが、中には100度以上のセッティングのサウナもあり、熱気が強い環境では耳の先が痛くなることもある。

サウナの温度はサウナストーブによって調整されており、熱源は薪を燃やしたり、電気、ガスなど様々だがドライサウナでは「電気」「ガス」が多い。輻射式の遠赤外線型、対流式のストーン型など様々な種類のサウナストーブがあり、サウナーの好みも多岐にわたる。


■スチームサウナ

水蒸気で40℃~50℃の室温にするサウナで、ドライサウナと比べて温度は低く、湿度が高い環境を指す。

湿度が高いことから乾燥から肌や髪を守り、美容効果も高い特徴がある。

スチームサウナは蒸気で湿度を上げるため、原理としては蒸し風呂に近い特徴がある。

また、類似の湿式サウナに「ミストサウナ」があるがミストサウナは「温水を噴射管で噴霧する方式のサウナ」を指す特徴がある。

■サウナストーン

サウナストーブの上に置かれた専用の石。これを温める ことによって、サウナ室の熱源にもなる。この石にアロマウォーターなどをかけることによってロウリュが可能になる。近年は石ではなくセラミック製のものが普及してきている。


■サウナハット

サウナ浴中に頭部を熱からまもる帽子。
断熱と保湿の効果が高いウールが素材で使用されていることが多く、ビジュアルはムーミンのスナフキンのような形で可愛らしい見た目をしている。

「頭皮・髪の保護」と「のぼせ防止」の効果があり、サウナハットを被ることで快適にサウナを過ごすことができるようになる。

有名サウナ施設ではサウナハット専用の壁掛けが設置されていたり、サウナハットで個性を出すサウナーもいるお洒落アイテムとしても定着しつつある。

■サウナ飯

サウナの後に食べるご飯のことをサウナ飯と呼び、ガッツリ多めの丼ものである傾向にあるとかないとか…

サウナーの間でサウナ後のご飯の重要性に焦点が当たり、グルメなサウナーによって開拓され続け店舗側も「サウナ飯」としてボリュームのあるメニューを開発し提供する傾向にある。

■オロポ

「オロナミンC+ポカリスエット」を配合した飲み物で味はMATCHに似ていると言われている。

発祥の地は六本木にあるサウナ・アダムアンドイブと言われており、サウナーによって全国に存在が広がっていき今では「サウナー愛用のドリンク」として地位を築いている。

まとめ:そうだ、サウナに行こう!

サウナ用語を知ることでよりサウナが楽しくなること待ったなし!

ということで、是非ともサウナに言った際は自身の気持ち良さの言語化にサウナ用語を使ってみてください。

ちなみに私は「あまみ」は自身のサウナセッションが良かったかどうかを判断する材料に使用しています。

それでは良きサウナライフをお過ごしください。


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S.Uto
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