220806 明け方は
明け方は
仕事終わりの人の方が多くて
作る内容は一般家庭の夕飯に近い。
顔ぶれや昨夜の働きっぷりと
食糧事情とを掛け算して
メニューは決まる。
焼そばならお酒に合う塩気、
ビールのアテなら少しヘビーな方が
食べ応えが増すかしら、
ステーキなら当時ハマってる
フライステーキに
ガーリックライスかな。
若い子達は面倒が嫌いだから
ガツッと食べてサッと帰りたい。
適う限りワン・プレートで
複数の皿は食事が冗長にナるから(乂・д・)
パンは
トースター使うと
途中で変更が利かないから
フライパンで焼くようになった。
ご飯は冷やで保存しておいて
炒めたり熱いお湯を差したり。
糖質を避けて減量したいと
願う年頃の子達にはタップリの
野菜と蛋白質、野菜炒めやハムエッグ
スチームブロッコリーにポークチョップ。
ガッツリと深い眠りに就きたい人には
カレーにラーメン、スパゲティ。
ある日の朝
気に入りの珈琲を淹れながら
彼らを待つ。
現れた人から夜中の
世間の話を聴きながら
“何か食べますか?”
彼は笑顔で
「何がデキますかね?」
“うーん…ドライカレーなんてドウですか”
「あー、イイネー。その珈琲、貰えますか?」
“イイですよ”
ドライカレーのチョイスには
自信があった、彼は僕のカレー粉が
大好物だったから。
微塵切りの野菜がバターと熱で
汗をかいた頃に調号したカレー粉、
ウスターソースと大蒜ペースト
好みで唐辛子のペースト かんずり 。
合間にケトルからパーコレーターまで
湯滴を運んでポタポタと珈琲がデキていく。
そうこうシている間に
次の人が現れて、オーナーに挨拶がてら
報告を上げる。
その後ろ姿を見ながら
きっとサンドイッチだなぁ、アテは
酸っぱいドレッシングのサラダ
か、ピクルスかなぁ。
チョイスには打率があって
外れる事も有るのです。
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