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あなたの頭の迷路の外には何がある?

自分の信念とは頭の中の考えに過ぎない。つまり頭の中の小さな思考の迷路には外の世界があり、それらの信念はいつでも書き換え可能で、どんな突拍子もない内容であっても、たとえ大風呂敷であっても、自分が信じているならそれが正しいと思え、限界はなくなるものなのだ。

であればこそ、自分らしいありのままの信念を探し続け、自分のタイミングで選択することが可能であり、それが人生の目的のひとつでもある。

たとえ何が起ころうとも、すべてが変わろうとも、あなたがあなたじゃなくなることはない。時代や環境、自分の年齢、容姿、考え方。それらは移ろいゆくもの。であればこそ変化を自ら受け入れる勇気が大切。

むしろ変化を恐れ、変わることに不安を覚え抵抗し、自分を否定したとき、自分が何者であるかがわからなくなる。

あなた以外があなたを変えることはできず、これまで通りに居続けようとすればするほど、自分本来からかけ離れた状況に自らを追い込む羽目になる。

あなたは自ら変わるという選択ができる存在。それはつまり自分を信じ行動し続けられるということ。古くなった自分の考えや、かつて信じていた信念は自分で変えられるということ。

自分を信じるとは、自分の考えを信じることではないのだから。

あなたは自らの考えによってあなたを形成しているのではなく、あなたという在り方によって、あなたなのです。

だからあなたを誰も変えられないし、あなたがあなたでなくなることはなく、仮にあなたの考え方や在り方を自ら変えたとしても、あなたであることは変わらないのです。

あなたは今まさに自分の信念という迷路を彷徨っています。自分の考えが正しいと信じ切っているあなたには、その考えがすでに古くなっていることに気づけないのです。

人は図らずも思考の迷路で迷っていることに生きがいを感じてしまうこともあるのです、もちろんそんなのは勘違い。でもやがてあなたは気づくでしょう。その迷路の外にはさらなる世界があることを。

であればこそ頭の中の迷路の外に出るのがゴールではなく、迷路の外でどう生きるのか。外の世界では、ゴールを目指して競ったりお互いを比べたりしません。お互いを尊重し心響かせ合う世界だからです。

私達はその世界でもう長いことあなたを待っているのです。たまにこんな文章を書いたりしながら。

いいですか?
この世界にはいくつかの時代のうねりと流れがあり、それらは変えられず、そもそも変える必要はありません。

この世に生きる私達もまた同じではいられず、そのことを無常と呼びます。

だからこそ、あなたは誰に断る事もなく、いついかなる時も変われるし、どう変わろうともあなたがあなたでなくなることはなく、そのあなたには限界などないのです。

さぁ、どうでしょう。
古い自分を脱ぎ捨てて、新たな自分になれるでしょうか?

なにも蝶のように上手に変身せずとも良いのです。美しい必要が無いことももうおわかりでしょう。

あくまでも捨てるのは自分の古くなった考えです。

でもどうか焦らないでください。自分のペースで構いません。自分の中から勇気が溢れたらそれが合図。つまりは勇気が出ないなら無理に変わる必要などなく流れに身を任せても構わないのです。

大切なのは、今自分が何を信じていて、そしてその信念は明日にはもう古くなっているかもしれないということ。

周りがどう言おうと最後まであなたらしくいてください。ありのままのあなたこそ、何者にも変えられぬ尊い存在なのですから。

そう、ついに見つけたのね

───やがてやってくるあなた。
勇気を出して自分の古くなった信念を置いて迷路を抜けてきたあなたへ。
・・・おかえりなさい、ずっと待っていたんだからね。

また会えてうれしいです、もう二度と遠くに行かないでね。

◆著者紹介

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なすの
いつも本当にありがとう。 これからも書くね。