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#3.夜更かし、昼夜逆転するのは何で?

こんにちはよしポンです。アウトプットシリーズの第3回は夜更かしについてです。

私はついつい夜更かしをしてしまい、時差ボケというか睡眠リズムがしばしばずれてしまいます。原因は何かやり始めると熱中してしまうからですかね。

さらに新型コロナウイルス騒動で昼夜逆転しまう人が続出しています。そんな人に向けてもこの記事を書きたいと思います。

「夜更かし」の意味

「夜更かし」とはみなさんご存知のように、

夜遅くまで起きていること」を意味します。

「宵っ張り」、「夜明かし」、「徹夜」とも言います。

夜が更ける」という言葉になると少し意味合いが違います。

夜中に近くなることを意味するみたいですね。

「更ける」とは季節や年月、時間などが進むことを指します。「秋が更ける」とか言いますよね。

類義語には「暮れる」という言葉があります。「日が暮れる」「年が暮れる」が例です。

使い分けとしては

「更ける」はその時や季節になってからかなり時間経過し、たけなわになることを言います。「深まる」とも言います。

「暮れる」は熱中して長時間過ぎることをいいます。また、精神的ショックを受けて呆然としていることを指します。「途方に暮れる」や「悲しみに暮れる」などが表現例です。

夜更かしとは日本語的には良い意味を指しているわけなんです。

夜更かししてしまう原因とは?

一般的には仲間と遅くまで飲んだり、翌日休みだからとスマホやTVゲームに熱中するのが原因と言われているでしょう。ですが、今回は違う面からアプローチします。

睡眠の質を低下させる要因として、『睡眠リズム障害』というものがあります。これは名前の通り、睡眠リズムが狂ってしまうことをいいます。

夜更かしとは、この睡眠リズム障害でいうところのDSPS(Delayed Sleep Phase Syndrome)、日本語で『睡眠相後退症候群』と呼ばれるものです。要は睡眠リズムが徐々に後ろ倒しになってしまうことです。

日中の行動や心理状態とは関係なしに、朝方まで入眠できません。が、いったん入眠すると、遅い時刻まで起きられません。睡眠時間帯が遅れて固定してしまっているのです。

体内時計の状態を調べると、体温リズムやホルモンリズムが3~4時間遅れています。これが原因で、睡眠時間帯が遅れてしまうのです。

 この症状は、10~20代に多く、夏休みなどの長い休暇や受験勉強などによる昼夜逆転の生活が誘因となります。普通の人では、休暇後の何日かの間、朝なかなか目が覚めず、つらく感じることがありますが、数日のうちには早くに寝つけるようになり、必要とされる時刻に苦痛なく起きられるようになります。ところが睡眠相後退症候群では、普通の人と異なり、なかなか遅れた生活を元にもどせません。

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http://www.fuanclinic.com/owl/vol_26e.htmより引用 一部改正

こちらは、おそらく高校生を対象に調査した睡眠リズムのプロット図でしょう。

学期中では、平日は早寝早起きの生活をしているが、土日は夜更かしして昼夜逆転。夏季休暇中は、持続的に昼夜逆転生活です。

新型コロナ騒動でもそうですが、会社や学校など通勤、通学習慣による、決まった生活リズムがないと狂ってしまいますよね。

また、精神疾患を患う方は自律神経の乱れにより、寝付けないことが多いそうです。

非24時間睡眠覚醒症候群

一定の時刻に入眠し起床することが著しく困難であり、睡眠の時間帯が毎日30~60分ずつ遅れていく症状です。私の今はこれに近いです。

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http://health.merrymall.net/cc23_30.htmlより引用 一部改正

非24時間睡眠覚醒症候群は、約25時間の睡眠・覚醒周期を示す障害です。一定の時刻に入眠し起床することが著しく困難であり、寝付く時刻が毎日30~60分ずつ遅れます。

規則正しい時期と、昼夜逆転する時期が交互に出現します。

このため、夜間の不眠と日中の過度の眠気、倦怠感により社会生活に支障をきたす時期が周期的に出現するのが特徴です。

高度の視覚障害者で比較的多く報告されており、光による体内時計の同調が行われないことが原因であると考えられています。

発症後にうつ状態を呈することもあります。性差については男性の方が多く、発症年齢については思春期から青年期が好発年齢であると考えられています。

睡眠リズム障害は「甘え」なのか

私がいた大学にも研究室が嫌で、精神的に参ってしまい、辞めていった人はちらほらいます。その時決まって言われるのは、「甘え」でした。

新型うつなど、心が幼い人のを原因にする人がいますよね。

かつての私もそうでした。辞めていった人間を「甘え」だと思っていました。

ですが、私自身が研究室を辞めた今、考え方はガラリと変わりました。実際にそういう症例が報告されているからなんです。

かつては「甘え」と思われていたことが、現代医学の発達によって、実は病気だったケースが増えています。

昭和の時代はスパルタ教育や残業が当たり前の時代だった。それに逃げるやつは甘いと言われていました。

ですが、今は令和の時代です。「甘え」で全てを片付ける考えは、はっきり言って古いです。

様々なライフスタイルを迎合し、対応できるような時代になりつつあります。少なくとも私はそうしたいです。

最後に

それから、こんなニュース記事を見つけました。

日本はれっきとした寝不足大国です。睡眠不足によっても障害というのは生ずる可能性があるのです。

寝不足になる理由はお察しの通りですが、私はこの結果に、何だか怒りすらこみ上げてきます。

番外編として寝不足大国日本について掲載しようと考えております。

それでは次回もお楽しみに!

参考文献















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