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【教員時代朝のHR】とっておきの毎日習慣、『今日の一冊』での本紹介!!

こんにちは、YOSHIKIです。

今日は、私が高校教員時代にやっていたとっておきの習慣を紹介します!

それはタイトルにもあるように、朝のホームルームで『今日の一冊』ということで本を紹介するものです。

  • 『今日の一冊』とは何か?

  • どれくらいの期間続いたのか?

  • なぜ始まったのか?

  • 反応はどうだったのか?

  • 終えてみてどうだったか?

という感じに今日は話を進めていきます。

またこの投稿を皮切りに、noteでも『続編・今日の一冊』として私の本棚の紹介なんかもやっていけたらいいな〜と思います。

それでは、本編に行きましょ〜!

🗒️『今日の一冊』って何なのか?どのくらいの期間それを続けたのか?

まず、この『今日の一冊』って何なのかというと、

「私が今読んでいる、もしくはこれまで読んできたおすすめの本」を、

毎日の朝のHR(ホームルーム)で紹介するというものです。

そう!毎日やり続けるのです!

そして、これをどのくらいの期間続けたかというと、おおよそ3ヶ月程度(2023年10月下旬〜2024年1月末)でした。

あまり長い期間ではないですが、これを毎日続けるとなると、3ヶ月とちょっとと約13週間なので7×13=91、だいたい100冊を紹介することになります!

我ながらよくやったなと思いますし、やり遂げた達成感すら感じます。

これからは、それが始まった理由やそれに対する生徒の反応なども話していきたいと思います。

サピエンス全史 著者ユヴァル・ノア・ハラリ
最初に紹介した本のベトナム語ver.

📓なぜ、『今日の一冊』が始まったのか?

では、なぜこの『今日の一冊』が始まったかについて話していきます。

まず、教員には朝の打合せ(8:30〜40)が職員全体と学年でそれぞれあり、学年の方は学年の先生達が週替わりで司会をして進んでいきます。

私はそこでは常に最年少だったため、1.2年の担任のときは元気の出そうな事(張り切っていきましょう!くらい)を言っていました。

しかし、3年の担任になって、また夏に辞職の旨を管理職に伝えた後は、このまま特に面白くもない司会をしてても意味がない!!!と思ったので「何かをしよう」と思いました。

何をするかでしばらく悩みましたが、私はその頃月に10冊程度は読み込める読書家になっていたので、「本の紹介」なら自分らしさが出ていいな〜と思っていました。

さらに10月の司会で、ちょうど10月27日読書の日が含まれていて、それが決定的になり「本の紹介」をすることになりました。

また、当初生徒に対してはやるつもりはなかったのですが、せっかくなら朝のHRでも同じ本を紹介しよう!って思って始めたのがきっかけでした。

銃・病原菌・鉄 著者ジャレド・ダイヤモンド
2番目に紹介した本。これを読んで歴史が好きになりました。

📓生徒からの反応はどうだったのか?

これに対して、生徒の反応は「ぼちぼち」という感じでしょう。(笑)

始めたばかりの時は、本の紹介がぎこちなかったのもあると思いますが、子どもの「本離れ」もあり、なかなか心を掴めてなかったように思います。

しかし、一週間の終わりに、今日で最後のつもりだったのですが、せっかくなら自分に厳しい試練を与えてみよう!となぜかドMが出てしまい、100冊くらいなら続けようと生徒に宣言してしまいました。

ここで名作を100冊紹介してもただの名作集になってしまうので、私なりのものを集めたつもりでした。

ただ、正直言ってハズレ回も何度もありました。小説なら楽しいですし、実用本も学びがあるのでいいですが、自己啓発系は難しいってことに気がつきましたね。

あとは、本の紹介が長引きすぎて、1限の体育に遅れてしまう事で生徒及び体育教員から苦情が来ることもありました。

それは申し訳なかったです。m(__)m

最終的に毎日続けることができ生徒からの声は、

  • 『今日の一冊』を聞いて、本を読みたくなりました!

  • 受験が終わったら本読みます!

  • これから朝の本紹介がないのが寂しいです。

など、非常に嬉しい声も頂きました!!!!
これは本当に嬉しかったし、やっててよかったと思いました!!!!

ということで、毎日の『今日の一冊』大好評★★★と言っていいでしょう。

📓終えてみてどうだったか?

これは最高だった!と思っています。

まずは、好評だった事を受けれ、嬉しいというのはあります。

さらに良かったなと思ったのは、これまで本をあまり読まなかった人に本を読むことの楽しさを伝えて本を読むようになった、という事です。

教員は良くも悪くも生徒の人生を変えられる、っていう話は前回の投稿でしたと思いますが、本を読むことは決して悪い事ではないと信じていますし、100人に聞いて100人がいい事だと言うでしょう。

その点で生徒を良い方向に変えられた事から教員をやってて本当によかったと心から思いました。

あとは、私の教科が数学ということもあり、日常的に生徒と社会や身の回りについて雑談をすることが難しい傾向にありました。

そこで私に雑談が許されたのが朝のHRだけだったので、その時間に本を通して生徒と対話をすることができたのは価値が高かったと思います。

政治や社会について話したいときには、新書から時事ネタに関する本を紹介しみんなの考えを聞いたり、

受験で疲れて困っていそうなときには、人生論の本を紹介して今を生きることの大切さを伝えたり、

私の趣味について話したいときには、サウナや瞑想本を紹介してつい時間が過ぎてしまったり、、、

とても有意義な時間だったなと思います。

🗒️まとめと教員をやられてる方に向けて

上記の通り、『今日の一冊』は非常に好評だった上に、私のアイデンティティを表現する格好の場所だったと思います。

しかし、ここで伝えたいのは、同じ事をやってくれ!という事ではありません。

100人教員がいたら100通りの個性があると思います。

私はたまたま読書が好きだったので、本の紹介になりましたが、違う形で自分の好きを表現し生徒に還元することもできるでしょう。

それを見つけ実現し生徒の人生を変えられたら、その行動に価値があったと言えると思います。

だから、それを見つけて欲しいですね。

教育もICT化が進んで、HRも時短が進んでいます。
そこにどうやって自分らしさを出していくか!!!というところにその教員らしさが出ると思いますし、これからの教員に求められるものだと思います。

まぁどれだけの教員がこれをみるかも分かりませんし、見て行動する人もどれだけいるかなんて私には分かりません。

自分を変えられるのは自分しかいない。

生徒を無理やりなんて変えられないですからね。

少しでもこの投稿が役に立ったら嬉しいなと思います。

それではまた次回の投稿でお会いしましょう

bye

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