勉強を習慣化するコツ④~計画・進捗の見える化
こちらの記事で,地頭の良さよりも,勉強の習慣化が大事だと書きました。
では,勉強を習慣化するには,どうすれば良いのでしょうか。
勉強を習慣化するコツについてご紹介します。
今回は,④計画・進捗の見える化についてです。
他の記事はこちら↓
目標・計画を立てる
勉強を習慣化するために,
毎日何をどこまで勉強するのか,
予め計画を立てておきましょう。
学習内容が決まっておらず,
何をどこまでやれば良いかわからない状態だと,
「今日は何を勉強すればいいんだろう」
「勉強はいつ終わるんだろう」
と不安になったり,気が散ってしまったりして,
勉強に取り組むハードルが上がってしまいます。
目標から逆算してやるべきことを決める
↓
取り組む問題集と範囲を決める
↓
日数で割り算して1日当たりの学習量を割り出す
このようにして,毎日
学習内容・範囲を決めておきましょう。
子ども自身で計画を立てるのが難しい場合は,
親子で話し合いながら計画を立てましょう。
何のために勉強をしているのか,
日々の勉強が何につながっているのか,
目標・目的がはっきりしていると,
子どもは勉強に取り組みやすくなります。
「今日はこれをやりなさい」
と親が無理やり勉強をやらせるよりも,
内的動機づけがあったほうが,
学習が習慣化しやすいです。
「1か月後までに苦手な分野の復習を終えたいね」
「1か月間でこのドリルを終えよう」
というように,子どもと話し合いながら,
一か月単位で目標や計画を立てられると良いでしょう。
半年,1年先などの長期目標だけだと,
道のりが遠すぎるため,
毎日コツコツ学習しても,
目標に近づいた感覚を得られず,
挫折しやすくなります。
「1年後の中学受験に合格する」
「半年後の模試でA判定を取る」
などの長期目標がある場合も,
それを細かく分割して,
「そのためにこの期間は,
社会のこの範囲をやろう」
「まず次の1か月は,
算数の苦手な範囲をできるようにしよう」
というように,
1か月単位の短期目標・計画を
立てられると効果的です。
最適な目標設定については,
以下の記事をご覧ください。
計画を見える化する
計画表を作成して「算数問題集p.6-9」というように,
その日やるべきことを書き込んだり,
アプリにタスクを登録したり,
計画を見える化しましょう。
ちなみに私はMicrosoft to doという
アプリを使用して,
生徒さんの学習計画を管理しています。
生徒さん,保護者様,私で学習計画を共有し,
進捗状況や学習の取り組み方を
チェックしています。
親子でこのようなタスク管理アプリを
使ってみるのも良いと思います。
進捗状況を確認する
計画がきちんと実行できているか,
進捗状況を保護者の方が
確認されることをおすすめします。
子ども一人に学習を任せていると,
実は計画が実行できておらず,
どんどん遅れが生じ,
立てた計画が無意味なものになっていた......
という事態に陥りがちです。
このような状態になると
やる気が低下するため,
勉強の習慣が付きません。
計画通りに勉強に取り組めない日も
あると思いますが,
どれくらい遅れが生じているのかをはっきりさせ,
いつ挽回できそうかを考えたり,
計画を調整することが大切です。
どのようなときに計画通りに学習を進められないのか
学習にかかる時間の見積もりと実績の差
1日あたりの学習量はどれくらいが最適か
進捗状況を確認し,計画を調整するうちに,
このようなことがだんだんとわかってきて,
子どもに合った実行可能な計画が
立てられるようになります。
計画通りに学習を進められるようになれば,
子どもも達成感を味わうことができ,
次第に勉強が習慣になってきますよ。
「今日も計画通りに勉強できたね」
「1週間続けてきちんと勉強できているね」
「頑張ってるね!」
と子どもを褒めると,さらなるやる気を
引き出すことができるでしょう。
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