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ワイン知らずのワイン談義

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2020年10月の記事一覧

ワイン知らずのワイン談義:最終回 ワインと所得とキリストの奇跡

ワイン知らずのワイン談義:最終回 ワインと所得とキリストの奇跡

耳を肥やすとか目を肥やすといいますよね?良い音楽を聴いて音楽に対する感性をみがく。あるいはルーヴルやオルセーに行き古今の質の良い絵画や彫刻を見て美的教養を高める。

同じことはスポーツや劇などにしても同じこと。陶磁器や書でも同じ。

となるとワインでも良いワインに馴れないといけない。でなければ本当に良いものは分からない、という論法がなりたつ。だけど、これは誰にでもやれるものじゃない。

音楽は複製

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ワイン知らずのワイン談義:鴨料理とワイン

ワイン知らずのワイン談義:鴨料理とワイン

今日は鴨料理を作ってみました。作り方は簡単。鴨のもも肉にバターを一切れ乗せ、まず肉側を上にして20分ほど焼く。温度は高くて190℃です。20分を過ぎたところで一度取り出し(火傷をしないように)もも肉をひっくり返して皮の部分を上に。ここでハチミツを少し表に塗り、水で薄めたハチミツをもも肉周りに注ぎます。量はほんの少し。容器の底に満遍なく回ればオーケー。ブドウの果汁もでるので液が多すぎると面白くないこ

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狂歌・ワイン知らずのワイン談義:カエルと言う名のワイン

狂歌・ワイン知らずのワイン談義:カエルと言う名のワイン

昔々その昔、まだ日本の景気が上向きで少々日本人が傲慢になっていた時代、、、そう、リーマンショック前の話です。日本の大手飲料メーカーが日本人にボージョレヌーヴォーを鯨飲させようとやっきになってコマーシャルやマーケティングをやり、営業も大動員。結果、安ワインは高級ワインに姿を変えて日本中で大いに売れました。で、「よくやった営業員!」とばかりに、成績の良かった社員を大勢ブルゴーニュに送り込んだことがあっ

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狂歌・ワイン:ニースの食べ物

狂歌・ワイン:ニースの食べ物

白ワインのことでいろいろ思い出すことがありました。特にニースでの話です。ニースにはデリケートな料理がいくつかあって、そのうちの一つがオリーブオイルとレモンで〆たイワシとかカタクチイワシ。市場で安く買える料理だったのを覚えています。あとは有名なクルジェット(ズッキーニ)の花のベニエ(天ぷら)。それと生のパット・フレッシュ(生パスタ)とかピザも美味しかった。ニースのピザはソフィア・ローレンが自分で書い

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映画・聴読・ワイン

映画・聴読・ワイン

写真のワインはシャトーヌフ・ドゥ・パプです。ヴォクリューズ県の産地だからジゴンダスと同じ県ですね。瓶に浮彫が入っているのも、フランスのワインとしてはこの二つだけかと思います。産地は南仏と言っていいのか、ま、南のアヴィニヨンとかオレンジ、ニームとかに近いところです。で、これをね、映画Zuluを見ながら飲んでいました。ソシソン(と書くんですか?フレンチのソーセージ)を食べながら。このズールーという映画

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ワイン知らずのワイン談義:シャブリを買ってみた

ワイン知らずのワイン談義:シャブリを買ってみた

クラブ・デ・ソムリエのワイン
今日はシャブリを買ってみた。カジノといういつも行くスーパーのワイン売り場で見つけたもの。Le club des sommeliersのおすすめ。このクラブ・デ・ソムリエというのは大規模店舗であるカジノのワイン部門であるらしい。ワイン専門家の集団でワインの評価や買い付けをしている。そこのおすすめということ。ちょっと疑い深くなるけど、どうなんだろう?買ってしまった。16ユ

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