3,000字を超える非常に長い記事になる。 サムネイルの画像は有名な「労働は人を自由にする」という強制収容所の門に書かれたスローガンだ。アウシュビッツのものが有名だが、ここザクセンハウゼン強制収容所も入口の門にスローガンが掲げられている。観光客は皆、この門からかつての跡に足を踏み入れる。中学生の時、歴史の授業の最後にいつも映像の世紀を見せられた。あの時に記録や情報として知っていた歴史の前に、私は今、立っているような気持ちになった。 旅のきっかけ誰もが知っている、アウシュビ
一番好きな本、思い入れのある本、かじりついた本はミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク』 大学生の時の支えは見田宗介『現代日本の感覚と思想』 進路変更の支えとなったのは見田宗介『社会学入門』 22歳の私の生き方を見て薦められた本は鶴見俊輔『限界芸術論』 24歳の時に読んでいたのは赤瀬川源平『超芸術トマソン』と今和次郎『考現学入門』 26〜28歳の私の在り方を見て言われたのはレヴィ=ストロース 最近貰って嬉しかったものはベイブレード 正直読んだ本のことあんま覚えて
かなりこの記事に励まされた。 自身の経歴に何にも専門性がないと思ってしまうからだ。 美大を出て、社会学の修士号持っていて、今はデザイナーだ。 加えて研究というほどではないけれど、マハーバーラタをはじめインドの事を調べるのが好きだ。 どこを取っても面白いじゃないか、それなりに専門的な知識を持ってるじゃないかとなるだろう。でもそう思えない自分が強く在る。 それで、修士論文を出す直前に先輩に言われたことを思い出す。 「よしださんって、あまりに多くの物事に興味を持ちすぎなんじゃな
3/12 追記 ビーシュマとドローナを混同している記述になっていたので、該当箇所は訂正しています。アルジュナの師はバラモンのドローナで、ビーシュマはクル族の長老です。 ほんと長くてごめんなんだけど、前回までのあらすじクルクシェートラはマハーバーラタやFGOのアルジュナが好きな人はぜひ行ってほしい。 前回(2020年)は感動と興奮のあまり数回に分けて書いている。(読まなくていい) クルクシェートラとマハーバーラタインドには二大叙事詩『ラーマーヤナ』と『マハーバーラタ』がある
長くなっちゃったけど読んでほしい。そして、チャンディーガルに行こうまずはモダニズム建築(鉄・ガラス・コンクリートなどを使用した20世紀の建築)の街、チャンディーガルに向かう。 1日目インドに夕方入国しデリーで1泊した私は、翌日夜中の3時にホテルを出てまた車でインディラ・ガンディー空港に向かった。チャンディーガルはデリーから50分程度で着き、早い到着だった。 コルビュジエとチャンディーガルなぜインドにモダニズム建築の街が?というところから始める。 まず、コルビュジエは都市を作
あらすじ前回のインド旅行はインド神話の旅という観点からはどうしても消化不良になってしまった。私は一人、北インドに向かうことにした…。 インドへの準備インド旅行に行きたい人は気になると思うので、簡単にインド旅行の概要と準備の話だけ先に書きたい。 まず、季節は10月末(乾季)で行き先は北インドだ。期間は8日間で行った都市は順にデリー発着、チャンディーガル、クルクシェートラ、カルナル、(デリー一泊の経由で)、グワーリオールである。 ビザはツーリストe-VISAを5年で取得した。前
以下長くてでけえひとりごとである 最近上司が繰り返し「作り手は『神』でいい。周りの意見を聞いた結果日和ったものを作る方が良くないんだ」と言っている。 デザイナーは私ひとりなので私に向けてだ。 とはいってもUIデザイン的には作り手が「神」になりすぎると、使いにくくなるだろう。 UIは見ることが目的ではなく、人が使うこと(道具)の意味合いが強いからだと私は考えている。 道具がより使いやすくなるための構造とそれに関する使い手の体験を考えて作るのがUIデザイナー(UXも兼ねる)の
精神が限界で風呂とトイレ以外は布団の中でしか生活できなかった頃の話 1年前の今頃は転職準備の本格化、資格試験の勉強、職場で1番大きなミス(始末書を書くレベル)と全てが重なった時期だった。 園児の頃から現在に至るまでまともな熱などなく生きてきたことしか健康エピソードがない。(一度だけ罹ったインフルもまさかの37度で半日で熱が下がった) そんな私が去年の11月上旬に初めて熱風邪を引いてしまった。 これはPCの強制終了みたいな風邪だと思った。 異動してから思っていた「この職場
4月入社の人はそれはそう。 正直、焦っている。 何に焦っているかもよく分からないので、転職後の状況と考えられる不安要因2つを挙げて自己整理でもする。 転職後の状況について従業員20名程度のIT系ベンチャー(とはいえ設立から10年以上経過)に業界・職種ともに未経験で転職しデザイナーとして働いている。 デザイナーが私しかいない。役員1名がプレーヤー状態でデザインをやっているので完全に一人という訳ではないが。「デザインの部署です」とは言い難い状態である。 不安要素1:単純に技
私が読んでいる本(積読含む) 興味があればどうぞ。 このリストのなかで面白かったのは 『地図と拳』、『白い人・黄色い人』、『めしあげ‼︎』です。 ゴールデンカムイは終わってしまいましたね…。 ゴールデンカムイ好きな人はぜひ『めしあげ!!』読んでください。 『地図と拳』は理性的な宣伝をしていると誰も読んでくれないことが分かったので、いい加減みんな読んでください。 しばらく暴れます。 意外とデリダの本はサクサク読めます。 半分くらいまで読んだのですが、 内部/外部の二項対
装飾は飾れることよりも剥がせることの方に本質がある気がしている。
後半になり、事態は混沌としていく…。 なんだか厄介そうなのが出てきた。 バイレード M /MINK 墨の匂いの香水です。ドンドコとパチョリ(よく土の匂いとかで表現される)が香ります。唯一無二という感じの香りです。墨としか言いようがない。墨を磨る時の感覚です。 初バイレードがこれでいいんかいな、って感じもしますがこれでいいのです。 でも、バイレードで他に好きなのはカサブランカリリーと言ったらお店の人を困惑させそう。 これも廃盤です。こういう香りだって香水じゃないか…。
今持っている香水を紹介します。 買って、試して、整理して、今の状態です。 人に紹介したことがないので、これを期に。 買った時のことや個人的な感想を添えていこうと思います。 香水が好きな人は、これが自己紹介とか名刺代わりになるんだろうと思います。 ゲラン編 ジッキー トワレ これは2020年ゲランの商品が廃盤や日本撤退ラッシュの時に買いました。 当時は香水(パルファン)は残って、トワレが日本撤退でした。 新宿伊勢丹で取り置きを除いてこれがラストだったと記憶しています。 香
コスパ、若い世代は好きなのではないか。雑だが。 悲惨なニュースがあろうと無かろうと情報過多だし、心身のエネルギーを使わなくてよいと感じる時は積極的に「コスパ」重視で省エネモードに入る。 モノを買う時もQoo10やSHEINで「コスパ」の良いものを漁っている。それ以前に、モノを買うプロセスから「コスパ」良くいこうとしている。 YouTubeで化粧品の紹介動画を見て吟味する時はドラッグストアに赴く時間、商品をいくつか購入し自身の手で試す時間、アットコスメでしこしこレビューを比較
3月に仕事をやめました。石の上にも3年以上は働きましたが、退勤時に感傷も何もありませんでした。その事実がこの3年半の全体像だと思わされました。 自分のために何が合わなかったのか考えていきます。毎度の事ながらあまり他の人には参考にならないやつです。 GotyeのThanks for Your Timeという曲を想起します。聴きながら文章を味わってください。 1.単純に勤務時間が自分の身体に合わなかった 私は眠剤を服用しています。ハルシオンと他諸々を服用し人間のフリをしてい
28歳、わたし転職活動をしています。 今の職場では人生見えた感じがして無理だからです。 なぜそうなったのか、ここで自己整理でもしようと思います。 現職で出来たこと出来なかったこと、現職を選んだ理由、とりあえず35歳くらいまでの今後の展望でも書きます。 現職で出来たこと 出来なかったこと【出来たこと】 ・事業の具体的な実施内容の検討~実施~報告までの一通りの流れを行った ・ルーティン業務のフローの見直し ・新規企画が計3本通っている ・基本的な電話応対(この職場に入る