転職から半年が経つ
4月入社の人はそれはそう。
正直、焦っている。
何に焦っているかもよく分からないので、転職後の状況と考えられる不安要因2つを挙げて自己整理でもする。
転職後の状況について
従業員20名程度のIT系ベンチャー(とはいえ設立から10年以上経過)に業界・職種ともに未経験で転職しデザイナーとして働いている。
デザイナーが私しかいない。役員1名がプレーヤー状態でデザインをやっているので完全に一人という訳ではないが。「デザインの部署です」とは言い難い状態である。
不安要素1:単純に技術がない
プログラミングまでできるデザイナーになるか、デザインを通じたコミュニケーションでデザインを作り上げるか、どちら方向に専門性を磨くかで迷っている。
今はアプリのモックアップを中心としたデザインしかしていない。
そう…プロトタイプまで作れる自信が正直ない…。
もちろんプログラミング言語など分からない…。
今の仕事はモックアップを作り込んだら、優秀なメンバーが実装まで行うため、とにかく出来上がってしまう。
配色や可読性の高い文字などに配慮してモックアップを作るメンバーがこれまで(多分)いないため、それだけで「なんか仕事やってる」状態になる。
さて、これはアプリのデザイナーと言えるのだろうか…仮に転職をする時にこのスキルで他社に採用してもらえるのだろうか…フリーランスで仕事とれるだろうか…NOだろう…。
そして次に考えるのは、自分はどのようなデザイナーになりたいか?である。
結局(ショボ)モックアップをデザインする時も前職のイベント企画案だしをする時も、「参加する人/使う人はどんな経験を得ることが可能か」しか興味がない。自分の専門はUXにした方がこれまでの経験値も活用できてよいのではと考える。
広義のデザインの考え方で社内コミュニケーションを取るのもデザイナーの仕事だろうと考えてデザイン雑談会企画したけど、なんか今のところ失敗している。
社内の実務に必要なスキルで専門性を磨いた方が役に経つのではという気持ちと、それはそうとして今の仕事やって興味が出た部分を追求したいの気持ちで分裂している。
不安要素2:普通に病気してる
「普通に病気している」とはなんだろう。
大学時代にトリガー不明のうつ病を発症したまま治らず2年以上経過し気分変調症に病名が変わった。
もはやいつからうつだったのか分からない。中学時代からの可能性もある。
長年うつすぎて、これが普通だ。
周りには迷惑をかけたくない気持ちが強いので、元気がないときはそっと休んでいる。(時々Twitterで一人で暴れる)
ただ、昨年度の前職の異動で元々の気分変調症に加えて「適応障害に近い状態」になり、未だダメージの余韻がある。(この言い方だと気分変調症と適応障害は併発しないのだろうか?)
あの職場から半年離れたので受けたダメージ分については回復の方向に向かっている。具体的には減薬が始まった。
とはいえ、元から心身の気力が出ない状態が毎日続く病気だ。
トイレにすら行く気力がない日から友達と1日外出できる日まであり、状態に波もある。
未経験の転職で日々不甲斐ねえと思いつつも、勉強する気力が湧かない自分が爆誕し悪循環に陥っている。
この文章だけ読むと完全に怠け者だ。
完全に経験則だが、病気の寛解を目指すなら今ブーストすると間違いなくここ1年近くの治療は無になる。
ここ1年の治療で、自分は病気を自覚できない点が病気らしいということは分かっているからだ。
体調の維持を努めた方が結果的に仕事のパフォーマンスも上がっていく…と信じたいので、怒られながらも休み休み仕事した方がいいのかもしれない。
今の会社はベンチャーらしくスピード感が速く、優秀な(かしこい)人ばかりで自分は半年経っても何もできてない…という気持ちになる。
とはいえいのちの方が大事だよな、の気持ちで図太くデザイナーやっていくしかないというのが今出せる結論だ。
体調も仕事も結局やったことしか反映されないんだよな、ということで。