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言葉の宝箱0717【「運命」だと決めつけるのは簡単。よく見極め、考えて判断しなければならない状況にもかかわらず、その努力を放棄してしまっているのに等しい】
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戦力外通告を受け、球団スカウトになった久米純哉。スカウト部には入団拒否の選手を翻意させたり、無名選手を一位指名したりと、その手腕が「堂神マジック」と称される堂神恭介がいた。その怪物スカウトに見習いになった久米純哉は堂神の際どく、冷徹な遣り方に戸惑う。一方記者の島岡達之は堂神マジックには裏があると睨んでいた。やがて二人は球界に伝わる謎の情報網「Dライン」の存在に行き着く。プロ野球スカウトの世界描いたコン・ゲーム小説。
・「運命」だと決めつけるのは簡単だ。
むしろ、よく見極め、考えて判断しなければならない状況にもかかわらず、その努力を放棄してしまっているのに等しい P26
・好意に対してより、敵意に注意を向けている P143
・新しい選手を一人獲るということは、
過去に獲得した選手を一人、やめさせることを意味する。
スカウトの仕事は、人の一生を背負うということ。
だから獲った選手の数だけ、スカウトの悲哀がある P186
・抜けた人間は、大事な場面でまた同じミスを繰り返す P225
・芝居なんて役者が多ければ多いほど下手を打つ可能性があるんだ P318