言葉の宝箱 0514【戦う目標が明確になれば、人は立ち上がれる】
8月24日午後4時、東都電力熊谷支社の鉄塔保守要員1名殺害。午後7時、信濃幹線の鉄塔爆破。午後9時、東北連系線の鉄塔にヘリが衝突、倒壊。さらに鹿島火力発電所・新佐原間の鉄塔倒壊。しかしこれは真夏の東京が遭遇した悪夢のまだ序章に過ぎなかった。未曾有の大停電が東京を襲う。暗躍する犯人達、深刻なトラブルに必死に立ち向かう市井の人々の姿を鮮やかに描破したクライシスノヴェル。
・自分の悩みの中に、閉じ籠ろうとしている P109
・地味で目立たない。
平凡で無口。ひたすら自分に与えられた仕事を、黙々とこなしている。
そういう実直な人間が、世の中を黙って支えている P120
・まだ生きてるんだから、いくらでもやり直しはきくのよ P136
・俺にできることをやろうと思う(略)
祈るよりほかに俺にできること P245
・戦う目標が明確になれば、人は立ち上がれるものなのだ P247