減点主義退けたローマ皇帝
今日はローマ皇帝で空前の繁栄をもたらしたマルクス・アウレリウス・アントニヌスの忌日。ストア派哲学者でもあります。今日の一言です。「君が自分に楽しい思いをさせてやりたいと思うときは一緒に生活している人びとの長所を考えてみるがよい」
ローマ皇帝というトップの位置にあり、ローマに空前の繁栄をもたらした秘訣はここにあります。即ち、他者の長所を考えるという事は自分の幸福感につながり、ひいては余計な自己否定感にも悩まされなくなります。加えて、部下にも余計な嫉妬を抱かなくなり部下の長所を活かした組織運営ができます。
マルクス・アウレリウス・アントニヌスは幼少期より読書家で思慮深い性格を先代皇帝に見出されました。直系の子供ではないにもかかわらず帝位を継承できたのは上記の発言のように冷静に本質を見抜き、組織運営に必要なマネジメント方法を理解していたからと思われます。周りの人の強みがわかるには自分自身の強みと存在価値を理解している事が必要です。自分が無価値と感じていたり混乱したりしていては周りの強みに思いが至りません。自分の強み、わかっていますか?