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ほっこり心温まる、大和当帰入りチャイの魅力

先日、オンラインでチャイを購入しました。そのチャイの香りは特別で、体が温まり、とてもリラックスできました。何よりも美味しかったので、このチャイについてもっと詳しく知りたくなりました。

チャイというと、インドの紅茶でスパイスが入ったミルクティーというイメージです。最近はカフェでも見かけますね。無印良品のインスタントマサラチャイも手軽に楽しめて私は好きです。


チャイとはどんな飲み物なんだろう。
私が今回購入したチャイには何がはいっているのだろう。

本記事では、チャイとはなにか、そして購入したチャイの魅力についてお伝えします。



チャイってなあに?

日本語では「お茶」、英語では「Tea」と言いますが、同じ意味をもつヒンディー語が「チャイ(चाय)」となります。実は、これらの「お茶」を指す言葉はすべて「中国語」が語源です。

どのような経路で伝わったかによって呼び名は異なりますが、お茶を意味する言葉のほとんどが、「Cha(チャ)」や「Te(テー)」の語感から成り立っています。
日本語:茶
英語:tea
韓国語:차
ベトナム語:trà
フランス語:thé
ドイツ語:tee

インドの生活と文化・ビジネスが分かる総合ポータルサイトより引用

「チャイ」という言葉は、ヒンディー語で「お茶」という意味なんだ。「お茶」を指す言葉が、すべて中国語が語源というのは、この地図が示している。

世界のお茶は、全て中国が起点となり伝播していた。中国はお茶で有名なことは知っていたが、これには驚いた……。

https://tanakkei.com/wp-content/uploads/2023/11/chai_gogen.webp


「チャイ」という言葉は、単に「お茶」という意味しかない。私がイメージしている「インドのスパイスが入ったミルクティ」というのは、どのようにして生まれたのか。

チャイの歴史

中国や近隣諸国で広まっていたお茶文化は、やがて西洋諸国そして世界各国にさまざまな形で広まっていきました。

その1つが「イギリス」で、イギリスでは中国から「紅茶」が持ち込まれると、上流貴族が嗜む高級品となりました。

その後、イギリスがインドへ入植した際に、アッサム地方でお茶の木を発見しました。
そしてそのことをキッカケに、イギリスは中国から茶葉の輸入をやめてインドで茶葉の栽培を始め、後にアッサム・ダージリン・ニルギリとインドの各地で栽培に成功しました。

しかし残念ながら、インドで栽培された茶葉は「イギリス人のためのもの」で、上質な茶葉はすべてインド国外へと輸出されてしまいました。

その結果、インド国内にはあまり質のよい茶葉は残らず、この茶葉を美味しく飲むために、インドのチャイが誕生しました。
さらに、この茶葉の消費を促すために「ティータイム」を積極的に取るような戦略も取られたそうです。こうして、インドならではな飲み方として、スパイスが入ったチャイが広まっていきました。

インドの生活と文化・ビジネスが分かる総合ポータルサイトより引用

インドがイギリスの植民地だった事実が、大きな影響を与えていた。イギリスによる経済的な搾取という暗い背景の中で、インドの紅茶文化が発展していったという。

インド人自身が独自の方法で、質の低い苦い茶葉にスパイスや砂糖、ミルクを加えることで、今のチャイが生まれ、現在では世界中で愛されるインドの文化となっている。

歴史の暗い側面を乗り越えて、地域のアイデンティティや文化に取り入れられたという点が、とても興味深いと思った。

インド宮廷料理 Mashalより引用


チャイに入っているスパイス

インドのチャイには必ずしもスパイスが入っているわけではないそうだ。家庭や地域によってレシピは異なり、多種多様なバリエーションが存在するという。

その中でもよく使われるのは以下のスパイスだという。

  • シナモン

  • カルダモン

  • クローブ

  • ジンジャー

モクシャちゃいモクシャチャイ中目黒のサイトから引用


私が購入したチャイ

インドのチャイは、よく使われるスパイスはあるものの、家庭によって様々だという。そこで、私が今回購入したチャイの原料をみてみよう。

  • 無農薬ブルンジティー

  • 大和当帰

  • 大和肉桂

  • 生姜(奈良県産)

  • ブラックペッパー

  • スターアニス

  • カルダモン

  • ターメリック

冒頭の3つが、聞き慣れない。

ブルンジティーは、アフリカのブルンジ共和国産の紅茶。ヨーロッパで一般的な柔捻工程の製法で丸めた茶葉でミルクティーに最適だそうだ。

インドのチャイで使用されている茶葉は、丸まった粒状のものだと書いてあったので、同じなのかな。

続いて、最も注目の「大和当帰ヤマトトウキ」「大和肉桂ヤマトニッケイ」はなんだろう。


大和当帰ヤマトトウキってなあに?

大和当帰自体が、初耳だった。読み方は、「ヤマトトウキ」となる。

【大和当帰の特徴】 根は薬、葉は食す
大和当帰(やまととうき)とは、セリ科の多年生植物で、奈良県に大変ゆかりのある薬草です。主に根の部分が生薬として、婦人科系の漢方薬に利用され、血を補ったり、血の巡りや冷えの改善などに用いられます。女性の健康を支える有名な薬草です。
漢方薬の例:当帰芍薬散、四物湯など

https://www.ponynosatofarm.com/overview/content1/yamatotouki/

奈良県で主に栽培されている薬草で、漢方薬にも使用されているという。効能が、女性にぴったり。更年期世代の私には大変ありがたい存在だと感じた。

当帰は、日本のほかヨーロッパやアメリカにも分布するが、特に奈良県の大和当帰は有効栄養素の量が多く品質が良いと言われている。


大和肉桂ヤマトニッケイってなあに?

肉桂について調べていたところ、肉桂の植物の根の皮が「ニッキ」ということが分かった。私はニッキは知っている。ニッキ飴や、京都の生八ツ橋のニッキ味はとても好き。

肉桂はシナモンの仲間なんだ。チャイのスパイスによく入っているシナモンを、このチャイでは、奈良県さんの大和肉桂を使用しているということだ。

https://poweroffood.shop/ より引用


オリジナリティの素晴らしさ

このチャイのオリジナリティは、インドの伝統的なマサラチャイのレシピに、日本の薬草である大和当帰を加えることにより生まれている。

この素晴らしい組み合わせは、チャイの伝統的な味わいに新しいアプローチをもたらし、飲む人に特別な健康的な体験を提供している。

また、奈良県産の大和当帰を使っているので、その地域の特産品を活かして、地域経済にも貢献している。


まとめ


チャイは、その起源から多くの変遷を経て、世界中で愛される飲み物になった。チャイの原料は、家庭や地域によってさまざまであるという。私が今回購入したチャイには、奈良県産の大和当帰というこの地域ならではの薬草が加えられていた。

これからは、チャイを飲むときには歴史的な背景を感じながら、チャイを購入するときには、このチャイにはどんなスパイスが使われているのか、パッケージの裏をチェックするのが楽しみになった。

チャイは美味しくて健康にもよく、魅力的な飲み物だなと再認識した。



ここまでお読みいただきありがとうございました。
大和当帰の入ったチャイはこちらから購入しました。

見出し画像は下記のサイトからお借りしました。

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