「死にたい」を「殺したい」に変換できたらいいのに
夜になると毎日、思い出します。
あの日のこと。
性被害のこと。
不同意性交のこと。
性的暴行事件のこと。
それは、今すぐにでも忘れたい、つらい記憶です。
苦しくて痛くて汚くて醜い記憶。
昼間はなんとか頑張って、記憶の底に隠そうとしています。
けれど夜が来ると、私の頭の中を無理やり占拠してくるのです。
あの日の性暴力のせいで、私の人生はぐちゃぐちゃになりました。
もう立ち上がることはできないでしょう。
毎日希死念慮と闘っていますが、いつかは負けてしまうのでしょう。
自殺未遂をした日、加害者の彼女に面と向かってこう言われました。
「単なる浮気でしょ」
「被害届出して被害者ぶっているけれど、私から見たらあなたも加害者」
「逃げられたでしょ、同意でしょ」
「あなたは病気だから、認知が歪んでいるだけ」
私は、耐えられませんでした。
こんな思考をする人間がのうのうと生きている世の中が、信じられませんでした。
私の人生を狂わせた犯罪者に恋人がいて、事件を知ってもなお交際を続けていることが許せませんでした。
加害者とその彼女が生きている、生きられているこんな世界は、もういらないと思いました。
だから、自分を守ろうと思った。
それには、自殺しかなかった。
でも、思うのです。
何故私がこんなに苦しまなければならないのだろう。
何故私が死ななければならないのだろう。
何故、何故、何故。
理不尽だと思いませんか。
苦しみながらも生きもがいている私より、憎き犯罪者とその愚かな彼女の方が消えるべきだと思いませんか。
だから、この「死にたい」気持ちを「殺したい」気持ちに変換したいのです。
でも通報されたら困るので、“社会的に”そうしたいと付け加えておきます。
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