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新米に「さつまいものツル」の佃煮


8月半ばから稲刈りが始まり、そろそろ新米が待ち遠しい季節となりました。実家では、新米がいただけるのは、11月23日の新嘗祭で神様にお供えしてからでした。それまでに新米がいただけるのは少し後ろめたい気持ちになります。と言っても捕らぬ狸の皮算用・・・。新米を想像しながら、ごはんのお供の保存食をせっせと作る計画はすすみます。
「芋づる」を「きゃら蕗」のように甘辛く煮て佃煮保存する方法をもんぜん市のお母さん達から聞きました。


新米が出回るのと時を同じくして、もんぜん市に「芋のじく」が並び始めます。「芋のつる」ではなく、正確には軸の部分らしいです。https://note.com/yobishitaga/n/na8f4cf2894e3

煮るコツは「いらちはあかん」


「芋のじく」も「蕗」同様、何度煮ても針金のように水分が抜けてしまい失敗してきました。どうやら、失敗の原因は火力にあったようです。
昔は練炭火鉢の残り火にお鍋をかけて、じっくり時間をかけて煮たそうです。煮汁を煮詰めるのに、ついつい早く仕上げたくて強火で煮てしまっていて、「いらち(せっかち)はあかんで。」と言われてしまいました(笑)。とにかく弱火でじっくりです。

「芋のじく」の佃煮 分量

芋のじく・・・約200g
しょうがの千切り・・・ひとかけ分
砂糖・・・50g
酒・・・50g
醤油・・・50g
仕上げにみりん・・・30g
白ごま・・・適量

作り方

1 芋のじくの皮をむきます。

爪や指先が黒くなるので、ビニール手袋を付けて

2 一口サイズに切ります

3 みりん以外の調味料を合わせて火にかけます。

4 芋のツルと千切りにしたしょうがを入れて弱火にかけます。

弱火でじっくり煮ます

5 30分ほど煮て、みりんを入れ、さらに煮詰めていきます

6 仕上げに白ごまを入れます。

芋のじく200gだと少ないですね。時間のある時にたくさん作り置きしておきたいです。
見た目は、フキと芋の区別がつかないです。歯ごたえや食感はフキのようですが、フキ独特の苦みがないので子どもには食べやすいかもです。

新米が待ち遠しい。


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