自分軸で生きること、他人軸で生きること。
「人に好かれないと、自分を好きになれない気がする、、」
これは、自分と向き合う旅を始める前に、私がずっと考えていたことです。
ですが、自分の内側について、心の現象・法則について徹底的に学んでいった結果、
「人から好かれることよりも、ただありのままの自分を受け入れる」
ことが何より大切である、とはっきりと言うことができます。
おそらく、
「人に好かれないと、自分に好きになれないのではないか?」
「自己肯定感は、人に認めてもらって、その結果高くなるのでは?」
と思っている人は、多くいるのではないかと思います。
以前の私もその1人でした。
このnoteでは、そんな思いを感じている人に向けて、
また人生に生きづらさを感じる人に向けて、
「ありのままの自分を受け入れることの大切さ」
を記しています。
自分軸と他人軸とは
タイトルにある問いについて、
この記事を見てくださっている皆さんには、
すべての行動基準を、他人軸ではなく、ぜひ自分軸で生きてほしいと思います。
「他人軸」…ex「人に好かれたら、自分も好きになれる」
「自分軸」…ex「揺るぎない自分の価値観。自分の中の憲法」
なぜなら、他人軸で生きることを辞め、自分軸で生きると、
・起こる物事や他人の言動に一喜一憂しない。
・起こる物事がどんどん上手くいきだす。
・起こる物事が全て最善だとわかる
からです。
他人軸で生きていたころと比較し、まるで生まれ変わったように、圧倒的に生きやすく、周りへの感謝であふれ、さらには、
本来の自分がやりたいこと、この人生で果たしたいことが見えてきます。
「人に好かれないと、自分を好きになれない気がする」への答え
さて、タイトルにあるように、
「人に好かれないと、自分を好きになれない気がする」
ということについて、考えてみたいと思います。
「人から好かれる人は、好かれるからもっと好かれる、モテる」
という考えがあります。
これをもう少し詳しく説明すると、
人から好かれる人は、人から自分の魅力について教えてもらえる機会が多いから、自然と自分で自分の魅力を認識することができる、
→その結果好かれる、モテる、というものです。
この考えに対して、
「人に好かれたことがないから、自分の魅力を知ることができない。
「自分の武器がわからないから、人から好かれない」
と思う人もいるのではないでしょうか。
たしかに、人から自分の魅力を指摘してもらえることは、
とても素敵なことだと思います。
ですが、それは、他人軸になっていませんか。
他人目線での「好き」の弊害
他人目線での好き、つまり他人軸で好かれることには、
大きな問題があります。
それは、他人が変われば、「好き」も変わってしまうということです。
人というのは、1秒1秒に変化する生き物です。
自分も変わるし、人も変わります。
そして、ある人の「好き」も、当然変化します。
大切な自分の評価を、他人の評価で決めてしまうと、
他人が変わるごとに、自分が揺らいでしまうことになります。
だからこそ、常に不安定になりますし、
「これでいいかな?これで好かれるかな?」
と常に他人を気にしてして、いつも他人の言動で疲弊してします。
さらに、いつも他人がどう思うかを行動基準にしているので、
いつまでたっても、
「本当の自分は何がしたいか」
「本当に自分がやりたいことは何なのか」
という、人生において非常に大切なテーマが見えてきません。
大切な自分を、本当に人に明け渡してしまっていいのでしょうか?
今これから、自分軸で生きるために
それでは、自分軸で生きるために必要なことは、何でしょうか。
それは、
「 自分の内側に徹底的に向き合う。 」
ということです。
自分の内側と徹底的に向き合って初めて、
しっかりとした自分の自分軸を持つことができます。
自分の外側と内側とは
自分の身の回りで起こる現象や、他人の言動は、
自分の外側で起こっていることです。
自分の内側というのは、
自分の頭の中で考えること、そしてさらに無意識で感じる感情など、
自分の心の中で起こっていることです。
ちなみに、
自分の頭の中で考えること…顕在意識。エゴ。大人な自分。
無意識で感じる感情…潜在意識。無意識領域。幼い頃からの記憶・経験の積み重ね。子供の自分。
と言われています。
なぜ、自分の内側と向き合う必要があるのか
それでは、なぜ自分の内側と向き合う必要があるのか。
それは、多くの人生哲学的・心理学の本でも語られていることですが、
私たちの身の回りで起こっている現象(自分の外側)は、
実は、私たちの内側の投影である、と言われているからです。
これは、心理学における「投影」とも、少し似た現象ですが、
否定的な感情はもちろん、楽しい・幸せな感情なども含め、
私たちの内側の心の動きが、私たちを取り巻く外側の現象を作ると言われています。
私たちは普通、外側で起こった現象に対し、私たちの感情が生み出され、その結果私たちが行動をすると考えますが、
実はまったく逆の話という訳です。
まさに、コペルニクス的転回です。
例えるなら、自分(=太陽)、外側の世界(=地球)だとすると、
私たちはずっと、外側(=地球)を中心として、外側に合わせて生まれ、外側に合わせて生きてきましたが、
実は、自分(=太陽)が初めからずっと中心であり、
自分を中心に、外側の世界が広がっている、ということなのです。
自分自身が、全ての起点だったのですね。
自分の内側と向き合う方法
それでは「自分の内側」に向き合うには、
一体どうすればいいのでしょうか。
それは、
自分の人生を振り返り、自分という人間をジャッジせずを全て知る→受け入れる
「顕在意識=エゴ、大人の自分」と「潜在意識=無意識、子供の自分」を認識し、その上で新たな視点(中庸の視点)で物事を認識する。
ということです。
自分をジャッジせず全てを受け入れる
自分という人間を受け入れるには、
自分の魅力、つまり良いところ(=光の部分)だけを認識するだけでは足りません。
なぜなら、人は誰1人として完璧ではなく、
必ず陰陽(良いところ・悪いところ、光・闇)を持って生まれてくるからです。
これは、皆さんの周りの人を見てもそうではないでしょうか。
完全な善人はいません。
むしろ、完璧ではないからこそ自然である。
光と闇、両方を持っていることこそが完全であるといえます。
光と闇、両方認識せずして、「自分を受け入れる」ということは叶いません。
自分の闇の部分(ex 支配者体質、攻撃性など)というのは、誰しも見たくないものです。
実際に、それらに蓋をして、
自分の綺麗なものだけで見て、それが本当の自分である、と認識している人は多いのではないかと思います。
逆に、自分の光の部分(=魅力)を受け入れず、
「自分なんてどうせ…」「○○に比べて私は全然だめだ」
と自分を卑下してしまっている人もいます。
ですが、それは本当の自分ではありません。
そして、抑圧された自己は、外側の現象として時に大きな問題を引き起こします。
時に、何度も同じような現象が引き起こされます。
あなたに、その問題について気づいてほしくて。
「顕在意識」と「潜在意識」を認識する
私たちの心の内側は、実は3層になっています。
顕在意識…頭で考えること。エゴ。大人。
潜在意識…無意識に感じること。インナーチャイルド。幼い自分
本来の自分…何にも覆われていない、あなたの本来の姿です。(New!)
私たちが普段知覚しているのは、頭で考えることを司る、顕在意識です。
ですが、実際にはその下に、生まれ育った環境や過去の経験から作られた、
潜在意識というものが存在しています。
潜在意識は、幼い子供の自分で、無意識領域なので認識しずらいですが、
ものすごいパワーがあり、実は私たちの行動をコントロールしています。
例えば、頭では「こうしたい!」と思ったことがあったとして、
実際の現象として上手くいかないとき、
おそらく潜在意識化において、
頭(エゴ)で蓋をした、潜在意識化での強烈なブロックや望みがあるはずです。
潜在意識についての情報は、昨今とても多いですが、
私たちの人生にとって、誰もが向き合わされる重要なテーマです。
それでは、最後の「本来の自分」とは何なのか。
本来の自分とは、この世に生まれたままの本来のあなたの姿です。
そこは、顕在意識も、潜在意識にも邪魔されません。
人それぞれ、その姿は違います。
人生で何をしたいか、何が好きか、それぞれ様々なものを持っています。
本来の自分は、心の奥底の奥底に眠っています。
人は、何十年もの人生経験により、生まれ育った環境や、過去のトラウマから、その人の物事への認識の仕方(=時にブロックといいます)を決めてしまいます。
そして、その認識が、外側の現象を作っています。
本来の自分は、そんなブロックも何もない、本来のあなたの姿です。
本来の自分は、その上部を覆う、
顕在意識、潜在意識と向き合うことなしには、たどり着くことができません。
かならず、それらと向き合う必要があります。
そして、私たちは知らず知らずのうちに、外側で起こる現象として、
既にそれらに向き合わされています。
ですが、それらを自分の心の内側の問題として捉えられている人は、
少ないのではないかと思います。
ex 「〜が嫌だった」→「〜が悪いんだ!」
「いつも私はこうなる」→「やっぱり過去の〜のせいだ」
「私はいつも上手くいかない」→「私のこの短所のせいだ」
私たちは、起こる物事に対し、善と悪を判断し、
外側に原因を求めたり、自分の中に原因を求めたりしてしまいます。
自分の能力や特徴、気質にも善と悪でジャッジしてしまうと、
「これは悪いもの、だから見ないことにする」
「これは良いもの、だから人にはそれだけを見せるようにする」
としてしまいがちです。
実際には、物事には善も悪もありません。
私たちが勝手にそう判断していしまい、
実際の物事として引き起こされ、
自分自身には、それらを覆い隠す後ろめたさが残ります。
本当は、良いも悪いもないのに、そうジャッジしてしまったことで、
それらを受け入れがたく感じ、
その後ろめたさから、
私たちは卑屈になったり、傲慢になったりしてしまうのです。
本来のあなたは、他人にも、そしてあなた自信にも、
ジャッジされる対象ではありません。
あなたが、あなた自身で生きるために。
あなたが、今現在、何か生きづらく、
何かが引っかかったような感じがしたり、
自己否定で苦しんでいるなら。
どうか、これ以上、あなた自身を自分でジャッジせず、
ありのままの自分が完全であると、どうかまず理解してください。
そして、もし自分の内側に向き合ってみたいと思ったなら、
これまでの自分を紐解き、自分という人間をそのままに認識する
頭(=エゴ)で考えること、心(=潜在意識)で考えることを、そのままに感じる。そして、物事をジャッジしない中庸の視点に立つ。
ということをぜひやってみてほしいと思います。
といっても、具体的にどうするかというところは、
イメージしずらい部分があると思うので、
また、私も実際に実践した具体的なやり方があるので、
それは、また追々このnoteでできたら記していけたら良いなと思います。
ありのままの自分で生きる時、
あなたは本来の力を発揮し、本当にやりたいことを認識し、
さらにそれを現実の世界で具現化していけます。
あなたが、本来の自分を取り戻し、
新しい世界で羽ばたけますように。