続・新規顧客獲得の重要性とブランド構築 『ブランディングの科学』(マーケティング)
こんにちは、鷹(よう)です!
今回は前回に引き続き、「新規顧客獲得の重要性とブランド構築」についてお伝えします!
前回の記事をまだ読んでいない方は、こちらからどうぞ😊
今回の参考書籍
今回の参考書籍はこちら!
前回とタイトルは同じですが、『ブランディングの科学PART2』で、前回の参考書籍とは別の本なので、購入される方はお間違えなく!
ブランド構築
さて、今回の内容ですが、ブランド構築に関する内容を紹介します!
まず、ブランド構築において重要なことは
ブランド想起性(メンタルアベイラビリティ)
です!
このメンタルアベイラビリティを高めるには、以下の2点に注意する必要があります。それは…
・CPEと繋がること
・ターゲットを絞りすぎないこと
です!
それぞれについて解説します。
CEP(Category entry Point)
まずCEPとは?
CEP(Category entry Point)
=ある製品やサービスを思い出す「きっかけ」になるポイント
つまり、メンタルアベイラビリティに最も関係する「どれだけ商品を思い出せるか」と言うことです。
具体例を紹介します。
ここで比較するのは「コカ・コーラ」と「コーラ・タルカ」です。
(コーラ・タルカ=トルコのローカルブランドコーラ)
トルコにおいて、コカ・コーラのシェア率はコーラ・タルカの8倍です。
なぜこのようなことが起きているのか?ブランド想起性に着目して解説します。
ソフトドリンクの購入を前提に、8つのシチュエーションで「消費者がどれだけコカ・コーラ、またはコーラ・タルカを想起したか」ということを調査した結果、
コーラ・タルカの購入者の67%が、どのシチュエーションにおいても、コーラ・タルカを想起しませんでした。
一方で、コカ・コーラの購入者は、多くのシチュエーションにおいて、コカ・コーラを想起しました。
つまり、「ブランド想起性の高さが購入率に繋がり、シェア率8倍の差をつくった」と言えます。
CEPの重要性について、ご理解いただけたのではないでしょうか?
では次に、「ターゲットを絞りすぎないこと」について説明します。
ターゲットを絞りすぎない
実はこの話の先程のCEPと関連してきます。
なぜなら、ターゲットを絞るということは「ある分野でのブランド想起性を切り捨てる」ということだからです。
具体例として、USJを挙げます。
USJは過去に、自社ポジションを「映画のテーマパーク」と設定していた時期がありました。そしてその当時、売上は低迷していました。
何故売上は低迷したのか?
その理由は「ターゲットを絞り込みすぎている」ということにありました。
自社のポジションを「映画のテーマパーク」としたことで、映画に興味のない人の需要を切り捨てていたのです。
そこで、ポジションを「映画のテーマパーク」から「世界最高のエンターテイメントを集めたセレクトショップ」に変更しました。
その結果、多くのCEPと繋がることができるようになり、現在に至ります。
まとめ
今回の内容をまとめると、ブランド構築において重要なことは
ブランド想起性(メンタルアベイラビリティ)
そして、これを確立する上で重要なのは
1. CEPと繋がること
2. ターゲットを絞りすぎないこと
です!
今回の内容は参考書籍の『ブランディングの科学』の一部なので、その他にも興味深い内容が記載されています!
気になる方は是非、購読してみてください😊