「ケトン体代謝こそが、人の本来の代謝であった」⑩
こんにちは☺️
このシリーズもついに10個目の投稿になります!
簡単ではない内容ですが、いつも読んでくれてありがとうございます!
これまでの記事はマガジンにまとめてあるので
1つずつ読んで理解を深めていってください!
今回は、「日本人とお米の関係」について真相を深掘りしていきます!
あなたの常識が覆るかもしれません!
では、始めます!
最後まで楽しんでいってください♪
「日本人が昔からお米を食べていた」というのは嘘
日本んでお米が作られるようになったのは、ほんの3000年程前のこと。
それ以降も日本人がいつでもお腹いっぱいお米を食べていた訳ではありません。
稲作は、江戸時代に盛んになりましたが
お米は今でいう貨幣のようなもので武士が管理していて、農民・庶民が
普通に食べられたものではなかったのです。
200年程前になっても、庶民はお米を食べられず、麦や粟が主体で
「お米を頭に浮かべてご飯を食べていた」という記録が残っているそうです
明治時代には日清戦争で兵隊を集めるために「お米を1日1合食べさせる」
という誘い文句で徴兵し、沢山の兵隊が集まったという話があるほどです。
お米が食べられるようになったのは第二次世界大戦後
お米が日本中に渡って誰でも食べられるようになったのは
1960年頃。
第二次世界大戦が終わってやっと、お米が主食になったと言われています。
若い頃からお米ばかりたくさん食べていた人は、みんな若死をしてしまう。
一番短命なのは秋田県で、白米を大食する習慣があるそうです。
また、塩辛い大根の味噌漬け、茄子の味噌漬けなどをおかずにして
真っ白いご飯を沢山食べる習慣があります。
若い時からこの食事を続けると、四十歳頃から、脳溢血で倒れてしまいます
逆に、志摩の海女は長命。
志摩ではお米が取れないため、イモや麦を主食として大豆、野菜、魚、海藻
などを食べる習慣があるそうです。
一方で、同じ海女でも、輪島の海女は対照的で短命だったと言われています
理由として、一寸二分づきの米(極度に精製した米)を食べていることが
考えられます。
調査したDrによると
その他の地域でも、お米を多く摂取する地域は短命だったと言われています
お米の産地であっても長寿の村はあり、その地域は
お米は売るために作っており、自分達では食べていないことが分かったそうです。
→海藻や野菜はよく食べているが、お米は食べず、主食はサツマイモと麦でした。
白米で命を落としていた時代
栄養代謝経路や、ビタミンの存在などは、極めて最近の発見であり、
脂質やコレステロール代謝などでは、まだ多くのことが解明されていない
など、栄養学の歴史では、最近になって分かってきたことが多いと
言われています。
壊血病の原因はビタミンCの欠乏ですが、
大航海時代の15世紀半ばから18世紀にかけては原因がわからず、
恐れられていました。
ビタミンCと壊血病の関係が明らかになったのは1932年のことでした。
今ではあまり考えられないですが、白米を食べて
命を落としていた時代があったのです。
日本では、平安時代頃から、京都の皇族など、上流階級を中心に
脚気を発症していました。
脚気はビタミンB1の欠乏によって起こる病気で、
江戸時代に生成した白米を食べる習慣が普及した層で
急激に増加したと言われています
江戸時代の江戸では、精米された白米を食べる習慣が広まり、
将軍をはじめとした上層武士に脚気が増えました。
徳川13代将軍家定、14代将軍家茂とその妻も脚気で亡くなっています。
脚気は元禄元年には一般の武士にも発生し、やがて地方に広まりました。
参勤交代で地方の武士が江戸に行き、江戸に長期間滞在すると脚気を発症し
地方に戻ると脚気が治るという現象が起きており『江戸わずらい』と
呼ばれていたそうです。
この時代、「混砂精米法」という「玄米に摩擦剤を混ぜる精米法」が普及し
完全に精米された白米が安く手に入るようになったことが関係していると
言われています。
脚気の原因はビタミンB1の欠乏であり、精米すると玄米に含まれている
ビタミンB1が全て削がれてしまいます。
その比較として、米糠や麦などにはビタミンB1が多く含まれています。
さらにこの脚気の流行は、徴兵制で採用された軍隊で顕著に出ました。
1873年に公布された徴兵には1日6合の白米を食べさせるという特典で
脚気は帝国軍人の職業病となったのです。
脚気は大正期以降も、精米された白米が普及することに従って
さらに多くの患者を出し、結核と並ぶ「二大国民病」と
言われるようになります。
当時は原因不明の病気であり、長きにわたってたくさんの死亡者を
出すことになります。
次回は脚気の原因が究明されるまでの歴史の流れから
現代の栄養学とのつながりをご紹介します。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます☺️
今回の記事は楽しんでいただけましたか?
次回もお楽しみに!!
これからもっと沢山の嬉しいレシピやお役立ち情報をご紹介できるように
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参考著書
ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか (光文社新書)
宗田哲男c