香港ヌードル
うどん、蕎麦、ラーメン、パスタ・・・・
「麺」と一言で言っても色々ですね。香港の麺屋と言えば、乗せる具も麺も色々自由に選べます。
まずは、香港と言えば雲吞麺↓↓
ぷりぷりの海老が入った雲吞入りの麺。写真は「麺」と言ったら出てくる歯ごたえのある超細麺です。伝統的な雲吞麺は雲吞が最後余熱でベストの加減になるよう、椀の底に沈んでいます。
つまり、伝統的な雲吞麺は雲吞が底に沈んでいるので↓この写真のように見えないのです。
写真はスープ雲吞麺と、エビ子(エビの卵)のつけ麺です。
雲吞麺はスープも魚ベースでエビの香りが効いた出汁です。
私の定番、牛雑河(牛モツフォー)↓↓
牛の胃、肺、肝臓、小腸、大腸などが入っています。
ベトナムフォーで日本でもだいぶ有名ですが、このうどんによく似たツルツルの柔らかいフォーは、粉を練る時に使う油の量が半端なくて、見た目と食感に拠らず超高カロリー麺です。
牛モツ麺の他の牛系具材には牛腩(牛バラ)や牛肉団子などもあります↓↓
魚皮餃伊麺(イューペイガウイーミン)↓↓
魚の皮で作った餃子の皮に肉が入っています。
魚独特のちょっとクセのある香りと普通のコムギから作った餃子皮とは全く違う歯ごたえが癖になります。
また、伊麺は揚げ麺なのでこの麺だけで結構香ばしいです。
魚片粗麺(イューピンチョーミン) ↓↓
魚片は揚げてあるのではんぺんよりはさつま揚げに近いすり身です。写真は魚片と牛バラをダブルで組み合わせ、粗麺と呼ばれる平たいゴムみたいな歯ごたえの麺のつけ麺です。
後、昔からある屋台の麺は車輪がついた移動式店舗という事で車仔麺と呼ばれ、煮込んで準備してある具を、好きに選び、麺の種類も選んで、その場で盛り付けてもらうものです。
下の写真は移動しませんが、トッピング形式の車仔麺のお店としては有名な林記です。
その場で食べたい具を指さして盛り付けてもらいます。
麺は油麺と呼ばれる日本のラーメンとパスタの合いの子みたいな麺です。写真は豚バラと豚大腸と大根をトッピング↓↓
下の写真は高菜豚肉ビーフンです。
魚蛋魚片魚皮河(イューダンイューピンイューペイフォー)↓↓
(はんぺんとさつま揚げと魚スキンフライのフォー)
上海麺のお店なども多いので、そういうチョイスもたまにはアリ。
排骨水餃子上海麺(パイグワッソイガウションホイミン)
パイコーメンですね↓↓
上海麺の冷麺 コクのあるピーナツ&ゴマソース↓↓
その他、私は内陸から来ている酸っぱ辛い米線という太くてツルツルの米粉の麺が大好きです↓↓
後は、これらの麺(麺、ビーフン、フォー、伊麺)を使った焼きそば色々。
鼓油皇炒麺(シーヤウウォンチャオミン) 細めんの醤油とオイスターソースで調味された焼きそば↓↓
乾炒牛河(ゴンチャオアウホー)フォー焼きそばの代表です↓↓
先ほども申し上げました通り、フォーは麺を練る過程で大量の油を使う為、このフォー焼きそばの表示カロリーは大体1200~1400kcalとなっています。
「乾炒」というのは文字通り炒めた後に汁がないドライな状態の焼きそばを指します。
一方「湿炒」という焼きそばもあり、「湿」とある通り、あんかけ状のとろみのあるスープをまとっています。写真は湿炒の豚モツ海鮮フォーです↓↓
先ほど揚げ麺でご紹介した伊麺はコース料理の最後のシメとしてよく出てくる焼きそばです。麺自体が香ばしいので大体は袋茸と黄ニラを混ぜたシンプルなものです↓↓
あとこれは元々はタイかどっか東南アジア系の麺かな。短いきし麺みたいなカレー味の焼きそば↓↓
公仔麺というのはインスタントラーメンの意味ですが、中でも出前一丁は香港では、麺の一種類として完全なステータスを確立しています。
麺は自由に組み合わせできますが、出前一丁は大抵+3~5$(約50~80円)のエクストラチャージがかかります。中でもこの大胆にチーズがかかった出前一丁を見た時には、かなり意表を突かれました。トントロチーズ出前一丁↓↓
麺の種類も具の種類も多すぎて、一度に紹介しきれませんが、ベーシックなものはこんな感じかな~と思います。
どれか胃袋を刺激された麺はありましたか?