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それでも体型批判をしますか?

55KGから85KGへの軌道

青学のミスコン

私が精神薬を飲み始めたのは、2022年の大学4年生の終わりごろだった。最初はチックや強迫性障害、メンタルの落ち込みなどの症状があり、医師から薬を勧められた。
大学時代の私は166cmで体重が55KG。
いわゆる「スペ110」
夜職みたいな体重だった。

美容やファッションにも強い関心があった私は、常にメイクや髪型に気を遣い、ファッションにもこだわっていた。
青山学院大学のミスコンにも自薦で応募し、一次審査を通過した。
三次審査の特技披露で特技がないことに気づき、結局は辞退することにしたが(あくまで「辞退」)。

痩せにくく、腹減るようになる

社会人になり、双極性障害の症状が現れるとともに、処方される薬が増えていった。特にSSRIなどの抗うつ薬や気分安定薬は、私の体に強い影響を与えた。
ストレスも重なり、食欲が異常に増加した。
いくら食べてもお腹が空き、友人との飲み会の帰りにラーメンを食べた後も、帰宅してさらに何かを食べないと満足できない状態になってしまった。

ビジュの崩壊~85KGへ

そのような生活を続けていくうちに、「このままではまずい」と何度も思うことがあった。
ダイエットを試みて食事制限や運動をしたが、代謝が悪くなっていたのか、以前のようには体重が落ちなくなっていた。
そしてついに、2023年の夏、人生で最も重い85KGに達した。

昔買ったパンツはウエストが入らなくなり、ハイブランドのTシャツもパツパツで似合わない。顔もパンパンになり、見た目に自信を完全に失った。

10KG以上の減量、しかし・・・

自己嫌悪に陥り、飲み合わせが悪そうだと思いつつも自傷行為のように美容クリニックで処方される糖尿病用の薬であるリベルサスを使い始め、食欲を抑え、ほぼ食べない生活を送った。
その結果、10KG以上の減量には成功した。
だが、それは決して健康的な方法ではないし、推奨できるものでもない。
極端な性格の私だからこそ、痩せた。

現在は体型をなんとかキープしているものの、昔の友人に会うと毎回「太ったね」と言われるし、昔の写真を見ると、もっと痩せたいという気持ちが湧いてくる。
毎日、ダイエットしなければという焦燥感に駆られ、食事量を減らし、運動を続けているが、なかなか思うように体重は減らない。

ストレスを抱える人に「デブ」と言えますか?

私のようにストレスや薬の影響で体型が変わる人は多い。
実際に精神疾患を抱える人の肥満率は高いとされている。
見た目に大きな変化が現れると、すぐに「太った」とか「痩せた」と指摘する人がいるが、そうした言葉がどれほど相手を傷つけるのか。
特に、ストレスや精神的な負荷を抱えている人に対して、安易に体型を批判するのは非常に無神経だと感じる。

P.S.
でも痩せたいので今年中に5KG痩せます。

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