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【映画感想】マイ・インターンを観た



映画『マイ・インターン』

を観ました。


2015年頃に公開された映画で、
ロバート・デ・ニーロさんとアン・ハサウェイさんが出演しています。
多分、有名な映画だよね…?
うちにDVDがあって、私自身、今回で見るのは4、5回目ぐらいなのですが、ふとまた観たくなって、何回見てもいい映画だなぁ!と思ったので
感想を書こうと思いました。



お話の内容は、ロバート・デ・ニーロさんが演じる70歳のおじいちゃん ベン が、洋服を通販で売る事業をしているベンチャー企業に、シニアインターンとして入り、
そこで会社を引っ張り大きくしてきた女社長 ジュールズ と出会って、
最初はジェネレーションギャップや思い込みからベンを鬱陶しく思うジュールズでしたが、会話をしたり、共に過ごす時間を重ねていってお互いを理解し合うことで、尊敬し合える友だちになる、というお話です。



もちろん、この映画の雰囲気とか、脚本とか、そういう全体的な部分も好きなんですが、私はこの映画を見ると、
"働く"って楽しそうだなぁ!
と思えるので、その理由からこの映画が好きです。

ベンは、妻に先立たれて一人暮らしをしているおじいちゃんで、
息子家族や孫がいるものの、暇を持て余し、やることがない・必要とされていない状況にモヤモヤしています。そこから脱したいと思い、たまたま見つけたシニアインターンに応募します。
採用されて、社長ジュールズの直属の部下になるものの、なかなか仕事をもらえず、最初はやることがない状況。しかし、ベンは自分でやることを見つけて、人の手助けをしたり、会社の環境を良くしたりしていきます。
誰も手を付けなかった机に積み上げられた荷物を片付けたり、物を配る女性のカートを押す手伝いをしたり、長年会社員として働いた経験や人生の経験を活かして、同僚の恋のアシストもしたりします。
これらのベンの姿を見て、私は、
人の役に立とう、という姿勢を自ら持つことの大切さと、
仕事は自分で見つけてやるものだ、ということを学んだ気がしました。

そうやってベンはひとつひとつ信頼を獲得していって、人間関係を確立していきます。常に落ち着いていて、冷静。余計なことは言わずに、でもちゃんと言う場面では言う。そこの判別をしながら振る舞っている姿が、かっこいいなぁと思います。


社長のジュールズも、若くして会社を設立し、社長として責任感を持ちながら、睡眠時間や家庭の時間を削って、会社を運営しています。
時にオペレーターの仕事をして、実際にどんなトラブルが起きていて どこに問題があるのかを自ら体験することで発見したり、通販の荷物のラッピングが悪かったときは自ら工場に出向き、こうやってほしいと指導したり、
そうやって、会社を良くしようという一心で、人と向き合い、状況をひとつひとつ自分で良くしていこうという姿勢が、素敵だなぁと思いました。

もちろん仕事は大変だったり、ジュールズにはCEOを呼ぶか呼ばないか、という問題があったりして、つらいこともあるけれど、
それでも一心不乱に働いている様子や、様々な人が行き交いながらも、あの手この手で生きていく様子が、私にはまぶしく見えて、
それで、働くっていいなぁ お仕事って楽しそうだなぁ、と思った ということです。


人が困難に立ち向かう姿や、仲間と協力して問題を乗り越える姿って、なんか妙にキラキラして見えるんです。やっぱり、そこにはその人の頑張りとか、一生懸命さっていうのが見えるからだと思っていて、
何かをやるには、それをやるっていう行動自体も大事だけど、それをやるときの姿勢とか気概だったりが、その人の人間性を光らせるのかな、と感じていて、
この映画に出てくる人たちは、バタバタしたり失敗したり泣いたりもするけれど、それでも眩しくみえるのは、どんなときも一生懸命やっているからなのかな、と思います。

一生懸命できるのは、その仕事や、相手に愛があるからかな、と思っていて、
どうにかしたい、どうにかしてあげたい、っていう想いは愛から来ていて、
その愛が人やモノやさまざまなものを救っていくのかな、と思います。
ベンもジュールズも、愛を持って仕事や人に向き合っていて、その部分がおざなりになることはない。時に失敗することもあるけれど、根底には、商品や家族や仲間に 愛がある。

そういう姿勢そのものを 日々の中で忘れないようにしたいな、と思わせてくれたのも、この映画の好きなところです。



私も日々、嫌なこととか面倒だなってこととか、いろいろあります。
嫌いな人とか、苦手な人とか、いろいろいます。
だけど、それを「嫌だなぁ」「やりたくないなぁ」って思うんじゃなくて、とにかく一生懸命になってみる。一生懸命にやってみなきゃなのかな、って今は思います。
嫌い・苦手、って感情が大事なんじゃなくて、嫌いだろうがなんだろうが、一生懸命にやるってことが大事なのかな。人間だから、感情に流されちゃうこともあるけど、でも、毎日生きていく上で、どうせ生きるなら、キラキラして生きたい。自分が納得する生き方で、生きていきたい。だからそれには、苦しいことにも頑張る姿勢少しでも良くしようという気持ちが、重要なんだな、と思いました。
逆に言えば、一生懸命になれることを見つけてそれをやる、ってことが、自分を光らせるのに必要なのかな、と考えたりもしました。





ラストシーンに、ベンとジュールズが一緒に公園のヨガに参加する様子があるのですが、
そこでベンがジュールズに
深く息をして
とアドバイスをしていて、
これは、ヨガをやる上での助言とも捉えられるし、
人生に対しての助言でもあるように聞こえました。

私も、ついつい呼吸が浅くなってしまったり、
「思い返せば深く息をすることってあまり無いな」と思ったりしたので、
この言葉がとても印象に残りました。

何をやるにも焦らず、深く息を吸い、息を吐いて、
落ち着いて、自分らしく、進んでいけばいいんだよ、という意味が
この一言に込められているように感じられて、とても好きなシーンです。





映画『マイ・インターン』、
まだ見たことのない方は、ぜひ見てみてください🌼

私も、お仕事探しがんばるよ、笑





2023.7.31 2:02

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