「それだけ」。幸せは意外なところに

今日は天気が良い。ベランダでフーーーッと深呼吸して、新鮮な空気を体に取り込む。ただただ心地よく幸せな気持ちになれます。

「幸せな気持ち」について、最近素敵な歌に出会ったのでご紹介します。kiroroのボーカル玉城千春さんの歌。切なく心に染み渡る、透き通る歌声が素敵です。

それだけ/玉城千春 収録アルバム『Brand New Days』 試聴・音楽ダウンロード 【mysound】

「それだけ」
 今日信じているものを
明日も信じていられたら
わたしはそれを
しあわせと呼ぶのです 

 今日信じている人を
明日も信じていられたら
わたしはたぶん
しあわせでいられるのです 

 それだけ それだけ
それだけのことが出来たらなあ
それだけ それだけ
それだけでいいよ 神様 

今日のたのしい思い出を
明日も覚えていられたら
わたしはそれを
しあわせと呼ぶのです

今日のかなしい思い出を
明日は忘れてしまえたら
わたしはたぶん
しあわせでいられるのです 

それだけ それだけ
それだけのことが出来たらなあ
それだけ それだけ
それだけでいいよ 神様 

誰かの嫌なとこなんて
知らないままでいられたら
わたしはそれを
しあわせと呼ぶのです 

今日信じているものを
今日信じている人を
わたしはそっと
信じていたいのです 

それだけ それだけ
それだけのことが出来たらなあ
それだけ それだけ
それだけでいいよ 神様

 歌：玉城千春
作詞：いしわたり淳治
作曲：玉城千春

歌声も素敵ですが、歌詞が本当に素晴らしいですね。毎朝読み上げたいくらいに心に染み渡ります。

日本人は幸せを感じにくいとよく言われます。

3月20日は国際幸福デーだったそうで、国連の機関が毎年この日に「世界幸福度ランキング」という調査結果を発表しています。最新のランキングでは日本は何と62位…。昨年は昨年は58位でしたので「悪化」しています。先進国の中で最低ランクをひた走ってます。残念なニュースですね。

日本は豊かな国と言われます。昨日もアメリカ人と会話していると日本の素晴らしさをとても熱っぽく語ってました。街は清潔で安全。歴史があり、文化的な豊かさもある。一方でテクノロジーも普及していて便利に快適に過ごせます。

でも、日本人は幸せを感じられていません。

それは一重に「幸せを測るモノサシ」がどこかおかしいのではないかと思います。

例えば寝たきりの人からすると、靴を履いて外を歩ける事は喉から手が出るほどの夢の行為です。

目の見えない人からすると、今こうして外の天気や景色に目を向け、または色鮮やかなスマホの画面を見られる事は「一生に一度で良いから見たい景色」だったりします。

「ありがたい」という言葉は「有難い」つまり、「ある」ことが「難しい」と書きます。この逆は「あたりまえ」ですね。「有難い」、この気持ちがあれば、ほんの些細なことに感謝し、心豊かに生きれるのではないかと思うのです。

幸福度が低いのは、自分の周りの当たり前に感謝せず、幻想的豊かさを追い求めたり、意味もなく誰かと比べたりして、不必要に悲観しているという事かもしれません。

歌「それだけ」は人の良いところを見つめ、今目の前のモノや人を信じて、明日も信じて生きていく事を語りかけます。丁寧に謙虚に、そして幸せに生きていく術を教えてくれます。

今、非常事態宣言の中、様々な「当たり前」が失われ、悲観しがちな毎日が続いてます。そんな中でも、雨風をしのげる家がある幸せ、何かを食べて美味しいと感じれる幸せ、言葉を語りかけて話ができる幸せ、周りを見渡せば拾い上げられる幸せはたくさんあります。

今日は全国的に晴れみたいですね。まずは外に出てみて深呼吸。新鮮な空気を吸って、太陽を浴びて、「それだけで幸せ」だと感じてみませんか。

今日が素敵な一日になりますように。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。