持続するモチベーションとは【3日坊主の理由を探る】
モチベーションを持続させることって難しいですよね
モチベーションと一言でいっても、実はモチベーションには大きく分けて2つの種類があります。
それは「持続するモチベーション」と「持続しないモチベーション」です。
「最初はモチベーションが高かったのに3日坊主で終わってしまった」
誰でも経験があるのではないでしょうか。
高かったはずのモチベーションが持続しない理由、それは、高いと感じていたモチベーションが「持続しないモチベーション」だった可能性があります。
今日は、「どんなモチベーションなら持続できるのか」「持続できないモチベーションとは何が違うのか」などモチベーションの秘密に迫っていきます。
0 モチベーションのメリットとは(前回の復習)
前回のnoteでは、モチベーションが発揮する3つのメリットについて解説しました。
3つのメリットとは、「学習を促す」「記憶定着効率を高める」「集中力を高める」です。
どれも学習において素晴らしい効果をもたらすものですが、モチベーションがこれほどのメリットをもたらすのは「ドーパミン」が大きく関わっています。
ドーパミンが「勉強したい」という気持ちを促すから
ドーパミンが「出来事」と「感情」を強く結びつけるから
ドーパミンが「ワーキングメモリ」を活性化させるから
モチベーションが高まり、ドーパミンが放出されることで様々なメリットをもたらしているのです。
そして、「持続するモチベーション」にもドーパミンが大きく関わってきます。
1 2つのモチベーション
ここで2種類のモチベーションをイメージするために、ゲームを例にした以下の話を読んでみてください。
あなたの目の前には2つのゲームがあります。
A ほとんどの確率で相手に勝てるゲーム
B なかなか勝つことができないゲーム
A・Bどちらのゲームも内容は非常に面白そうであるため、あなたは「やってみたい」という気持ちが高まり、ドーパミンが放出されます。
Aのゲームのあなたは無敵です。ほとんど勝つことができるので、勝利による爽快感を何度も味わうことができます。
一方Bのゲームはなかなか勝てません。しかし、工夫を重ねることで徐々に勝てる回数が増えてきました。
さて、Aのゲーム、最初は簡単に勝てるので面白かったのですが、徐々に慣れてきて新しいこともないので、すぐに飽きてしまいました。
一方Bのゲームは、工夫しなければ勝つことができず、やるたびに新しい発見があるのでなかなか飽きることなく楽しむことができています。
A・B2つのモチベーションが異なることをお分かりいただけたでしょうか。
どちらも最初はモチベーションが高まり、ドーパミンが出ていましたが、Aの方は長続きしませんでした。
ドーパミンは、最初は「面白そう」という感情に反応するのですが、それだけだと長続きしないのです。
ただし、ただ「面白い」だけでなく、「挑戦」だったり「新しいこと」が含まれているとドーパミンは放出され続けます。
そのため、簡単なゲームであったAではすぐドーパミンが出なくなってしまい、チャレンジングなゲームのBではモチベーションが持続したのです。
2 モチベーションを持続させるには
このように、モチベーションは一度高めたら永遠に継続するものではありません。
持続するモチベーションには「挑戦」と「新しさ」が大切なのです。
学習を続けていると、徐々に簡単になったり、目新しいことがなくなることは少なくありません。
そうなってしまうと、ドーパミンが放出されにくくなり、モチベーションを保てず学習効率が下がってしまいます。
これを避けるためには、同じような学習にもちょっとした変化を加えることが重要です。
例えば僕は、HIITトレーニングという運動を習慣として続けています。
昔はいつも同じ内容のトレーニングをやっていたのですが、同じ内容だと徐々に飽きてしまいました。
そこで今では、日によって内容を変えたり、同じ内容でも「今日はスクワットを深めにしてみよう」といった新しさやチャレンジを加えています。
そういったアレンジを加えることによって、モチベーションを保つことができ、効率的な運動を続けることができています。
モチベーションが高まらない、マンネリ化を感じた時は、ぜひ「新しさ」や「チャレンジ」を取り入れてみてください。
3 やる気がない人は可能性に満ちている?
あなたの周りに「やる気がない人」っていませんか?
ストレスのかかる仕事にやる気を無くしてしまった人
分からない勉強にやる気を無くしてしまった子ども
よく見る光景ではありますが、実はこういった人こそ、モチベーションさえ高めてあげれば一気に成長する可能性があります。
なぜなら、「自分にとって難しいこと」に取り組んでいるからです。
先ほど説明したとおり、持続するモチベーションとは「挑戦」や「新しいこと」に取り組む際のモチベーションです。
「自分にとって難しい」ことは挑戦的であったり、自分にとっては新しいことです。
つまり、持続するモチベーションの条件を既に満たしているのです。
もちろん難しいことへ取り組む人に対して、最初のモチベーションを与えることは簡単なことではありません。
でも、もしモチベーションを与えることができたら、持続するモチベーションを手に「記憶定着効率」も「集中力」も高い状態をキープすることができます。
「やる気がない人」は、実は可能性に満ちているのです。
本日は、「持続するモチベーション」をテーマに、どうしたらモチベーションが持続するのか解説してきました。
最近では意識的に「新しいこと」「挑戦的なこと」を生活に取り入れるようにしているのですが、それだけで毎日が楽しくなります。
どんな些細なことでも、あなたにとって新しく挑戦的であれば、モチベーションは持続されます。
あなたの習慣に少しのスパイスを加えてみませんか?
本日も最後までありがとうございました!
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また別のnoteで出会えることを心待ちにしております!
【モチベーションのメリットについて】