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「人生後半戦」の泳ぎ方 5周年を迎えて
”「人生後半戦」の泳ぎ方”のFacebookグループを始めて、今日6月25日で丸5年が経ちました。スタートは2019年ですから、コロナの約1年前ということになります。
グループにご参加されていない方で、ご関心のある方については、ぜひ Facebook のアカウントからグループに参加登録をしていただければと思います。公開グループですので、基本的にどなたでも参加できます。
もともとこのグループを始
カンファレンスは終わっても「働くのこれから」はこれからも続いていく
At will work が主催する、働き方を考えるオンラインカンファレンス「働くのこれから」を視聴した。
私自身は働き方や人事・労務の専門家ではないし、約5年前に自分が会社を辞めるまでは、働き方について考えることはあまりなかった。日々の業務の進め方や、どんな新しい企画・提案をしようかということに意識を使うことはもちろんあったけれども、自分の働き方については、あまり関心がなかった、ということだろ
早期退職とワークシェアリング
みずほファイナンシャルグループが、週休3~4日の導入を発表した。通常の週末2日に加えて平日に1~2日休みを増やすことができる制度だ。いわゆるワークシェアリングの一種と言えるものだろう。
これによって、当然給料は減額されるということだが、週休3日の場合で80%、週休4日の場合で60%程度の給料になるということであるから、平日が5日間であることを思えば働く日数に応じた減額ということであり、賞与や手当
「人生後半戦の泳ぎ方」一周年を迎えて
「人生後半戦の泳ぎ方」という名の Facebook グループを開始して、今日(2020年6月25日)でちょうど1年が経ちました。
始めた当時は、ちょうど話題が盛り上がってきていた副業に関して、時給1,000円程度の最低賃金に近いような安い仕事をしても大して稼ぎの足しにならない、といった論調のメディアの記事が大変多かった時期でした。これに対して疑問を持ったことと、自分自身が50歳で会社を辞め、自分
変わる「正社員」の姿
戦後長らくの間、日本では正社員になることが志向されてきた。これはなぜなのだろうか。
大きな要素として、「安定と高給」ということがあるだろう。正社員になれば解雇されず、長く働き続けられる。しかも非正規の雇われ方よりも給料が高い、というのがこれまでの正社員の存在であった。
しかしこの安定と高給が、これからもそのまま続くのだろうか。
これまでの、解雇されない上に給料が高いという正社員の存在は、考え
2030年の夢。10年前から10年後を考える。(2) 2020年代を展望する
前編では、これまでの10年を社会の流れと自分に起きた出来事を重ね合わせて振り返りました。
今後の10年がどうなるか、と考えるうえでは、これまでの10年が参考になる部分とならない部分があります。参考になるのは(おそらく)、自分の性格的傾向やそれに基づく行動とその結果のパターンで、これはおそらくこの先10年でも大きな変化はないでしょう。一方、社会の変化やテクノロジーの進展については予測不能と言っても
2019年を振返って(1):早期退職という名の選択定年制が普及定着しそう
今年はとりわけ早期退職者を募集する企業のニュースを沢山みかけた一年だったと思う。
早期退職それ自体は最近になって登場したものではなく、以前から業績不振の企業の人員整理・人件費圧縮の手段として用いられてきたものだ。それが、この数年で実施する企業が増加し、業績が好調な企業であっても早期退職の募集をすることが珍しくなくなっている。記事によれば、11月の時点ですでに募集1万人を突破したということだ。
2030年の夢。10年前から10年後を考える。(1) 2010年代の振り返り
みなさま、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
定年よりも10年早く会社勤めをやめ、無職になったのがちょうど3年前の今日(2017年元旦)でした。おかげさまで、今年も何とか無事にお正月を迎えました。古くからお付き合いを頂いている方から新たに出会った方まで、多くの方との結びつきから、さまざまな形で支えて頂いているというリアリティを肌で感じてきた3年間でした。思えば、こう
「定年=仕事人生の死」なのだろうか
さとなおさんのnoteを読んだ。
この先輩は、定年を「仕事人生の死」と捉えて、それに備えるために、キューブラー・ロスがいう死の受容プロセス「否認→怒り→取引→抑うつ→受容」を50代のうちから意識的にたどり、定年の頃にはその「死」を受容できるようになった、という。ただ、死を受容してしまったがゆえに、定年後に
「なんか趣味でも始めようか、とか、ボランティア始めようか、とか思っても、一歩も踏み出せな
働き方のユニバーサルデザイン:「生きる職場」を読む
以前から気になっていた「生きる職場 -小さなエビ工場の人を縛らない働き方ー」を読んだ。概要と、本が執筆されて以降のアップデートは、著者である武藤さん自身がnoteに書かれているので、参照していただくとよいと思う。ただ、網羅的に整理して書かれているのはやはり本の良さなので、一読をおすすめしたい。
このエビ工場で働いているのは、本の執筆時点では、子育て中のお母さんがメインのようだ。子育ての忙しい時間
「会社を50代で辞めて勝つ!」を読む
トヨタ自動車でながらく広告宣伝やマーケティングに携わっていた高田さんが、定年前に独立されて書かれた本を読んだ。
「勝つ」というタイトル(編集者がつけたものかもしれないが)など、自分とは違った考えをお持ちな部分もあるとは思ったが、全般的には自分の考え方や経験とも近く、納得の行く内容だった。
バブル世代で広告に関わった人特有の打ち出しの強さとかノリを感じるところもあり、ご経歴を綴られている第2章な