”暴力的な支配は長続きしない”読書note107「スピノザ(人間の自由の哲学)」吉田量彦著
スピノザは17世紀を代表する哲学者で「迫害を受けてアムステルダムにやってきたポルトガル系ユダヤ人の二世として生まれ育ち、やがてそのユダヤ人の共同体からも【破門】を受けて放逐されます。ユダヤ教からはじかれて、ではキリスト教に改宗するかと思えばしません。彼はあらゆる宗教から慎重に距離を取って生きるという、ヨーロッパ社会の当時の一般常識からすると考えられないほど危険で珍しい生き方を、しかも自ら進んで選び取った。」人で、哲学者としての評価は後世のもので、当時は破門者として有名だったよ