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Nagaki code

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長編小説『Nagaki code』と、それに関する記事をまとめました。
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#毎日note

《Nagaki code》まえがき

 おばんです。やしゅです☆  長編小説『Nagaki code』のまえがき失礼します!    この物語…

連載小説《Nagaki code》第1話─『ひとり』と『独り』

 ひとりになりたい。ひとりでいたい。だから僕はイヤフォンで耳を塞ぐ。何も聞こえないように…

連載小説《Nagaki code》第2話─過去の闇

前話はこちらから↓  高校卒業後、大学を中退して、その後実家に帰って近所のコンビニで約半…

連載小説《Nagaki code》第3話─突如現れたのは

前話はこちらから↓  僕のリュックを盗んだ男を急いで追いかけるけど、まったく距離は縮まら…

連載小説《Nagaki code》第4話─郵便配達員・照内千里

前話はこちらから↓  さっきまで降っていた雨がピタリと止む。  逃げる男の前に立つ、何か…

連載小説《Nagaki code》第5話─一期一会ってやつ

前話はこちらから↓  照内さんの格好をよく見ると、確かに街でよく見る服装だ。手首の部分に…

連載小説《Nagaki code》第6話─未来の郵便にーちゃん

前話はこちらから↓  男が倒れていた場所には、僕のリュックが雑に捨てられていた。僕がそれを拾い上げると同時に、男に殴られ倒れていた少年が唸り声を上げながら目を覚ました。 「うぅ……あれ、あいつは……?」 「もういないよ。それより……さっきはありがとう」  僕は、学ランを着たその少年に手を差し伸べた。 「ううん、俺はただ人助けがしたかっただけなんだ。でも、逆にやられちまった……情けねぇ」  俯きながら、僕の手を握った少年の手は少し震えていた。 「そんな……僕、嬉しかったよ? 

連載小説《Nagaki code》第7話─始まりの扉が開く

前話はこちらから↓  12月25日、午後2時45分。大粒の雪が降り続ける中、僕は薬師岱郵…

連載小説《Nagaki code》第8話─個性的な第一印象

前話はこちらから↓ 「長岐洋介です。こういう仕事は初めてなので緊張してます。よろしくお願…

連載小説《Nagaki code》第9話─加茂少年との再会

前話はこちらから↓  職場の電話が鳴ったのは、アルバイト開始時刻の3時を過ぎた時だった。…

連載小説《Nagaki code》第10話─それはきっと、恋

前話はこちらから↓  次の日。僕と高校生ふたりのアルバイトはせっせと働いていた。要領は昨…

連載小説《Nagaki code》第11話─僕は郵便配達員だ

前話はこちらから↓ 「長岐くーん」 「はい!」 「この区域、配達頼むよ」 「わかりました」 …

連載小説《Nagaki code》第12話─照内千里という男

前話はこちらから↓ 「長岐くーん」 「はい」 「申し訳ないけど、コーヒー入れてもらってもい…

連載小説《Nagaki code》第13話─同僚とのひととき

 前話はこちらから↓ 「お疲れ様、長岐君」  前方から声がする。内務を担当する佐伯里花(さえき りか)さんだ。30代に見えるけど、ほんとは40代だそうだ。女性の年齢を挙げるのは失礼だけど……すごく若く見えるし、何よりとても美人さん。穏やかで優しく、一緒にいると自然と癒される。どこか不思議なオーラを纏った人だ。 「お疲れ様です」 「照内君のおつかい?」 「よ、よくわかりましたね」 「ええ。今、照内君ちょっと忙しそうだったから」 「そうなんです」 「彼、素っ気ないようでいて、長