タフでなければ生きていけない優しくなければ生きている資格がないという話
レイモンド・チャンドラーが生み出した名探偵、フィリップ・マーローの名セリフに「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」という語り継がれた有名なセリフがあるのですが、その話を。
この名台詞は翻訳する人によって微妙に異なっているけど「優しくなければ生きている資格はない」と訳されている意外にも、違った翻訳をしているものもあるのです。
それは「ジェントルでなければ生きていく気にもなれない」という翻訳なんですが、どうもこっちの訳のほうが正しいのじゃないかと、主張している人もいるようなのですね。(^_^)b
「タフでなければ生きて行けない。ジェントルでなければ生きていく気にもなれない」
「タフでなければ」という部分についても「しっかりしていなければ」とか「ハードでなければ」とか、いろいろな翻訳がなされているけど、原文に従うと”ハード”と”ジェントル”という訳がぴったりな感じなんですよ。
ついでなので、並べてみますね。(^_^)b
「タフでなければ生きていけない。ジェントルでなければ生きていく気にもなれない」
「しっかりしていなければ生きていけない。ジェントルでなければ生きていく気にもなれない」
「ハードでなければ生きていけない。ジェントルでなければ生きていく気にもなれない」
いかがですか。
3つ目がしっくり来る気がするのは、私だけ?
原文はこちらになります。
「If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.」
まぁここで何が言いたいのかというと、小説のハードボイルドの世界であっても、やっぱり大切なのは「優しさ」なんだよねってことなのです。🤗
人は誰でも優しさを求めているのじゃなかろうか、なんて思うわけですよ。
人に優しくしたり人から優しくしてもらったり、みんなと優しさを交換し合ってこそ、生きる環境を心地よく整えることができるんじゃないか、ってことを訴えたいのですね。(^_^)b
人から優しくしてもらいたいなら、まずは自分から人に優しくしてみたらどうだろうか、と。
どちらが先に優しくすべきだ、なんていう狭い了見にとらわれずに、自分のほうから目の前にいる相手の人に優しくしてみれば、きっと相手も同じように優しさを返してくれると思うのですよね。🤗
その優しさが、自分に直接返っては来なくても、他の誰かにその優しさを伝えてもらい、その優しさが少しずつでも広がっていけば、また自分にも必ず誰かの優しさが届くのではないかと、そう思うのです。
そんなことを、過去記事の中の同じようなテーマで書いた記事に目をとめて読み返して感じた午後でした。😄
はい、そういうことなので、私はまず現実に目の前にいる我が家の彼女に対して、その精いっぱいの優しさを届けてみようと思います。🤣
ってことで、今回は
「タフでなければ生きていけない優しくなければ生きている資格がないという話」という名台詞の原文解釈についての話題でした。(^_^)b
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。
では!
ジェントルで タフでしたたか のほほんと
<昨日投稿のサブアカの記事がこちら!>