身体と同じで心もガチガチに固まっているとケガしたり壊れやすいという話を
心がガチガチに固まっていると怪我をするとか、壊れやすいという表現に首をかしげる人がいるかも知れないけど、心も柔軟で柔らかいほうがストレスや多様な価値観を、拒否せず受け入れやすくなるのは事実ではないかと。
これはカラダもそうで、筋肉の鎧に覆われたようにガッチリとしたカラダの場合は、衝撃をもろに受け止めてしまって怪我や故障をしやすくなるのです。
もちろんプロレスラーの場合は例外で、大技を受けてなんぼのプロフェッショナルなので、ふだんのトレーニングから見映えのするような受けを鍛錬するわけなので心配は無用ですが、一般人の場合はガチガチじゃダメですね。
古来からカラダをガチガチに固めて受けるような人物に、名人達人と評される人はいなかったと思います。
相手からの攻撃の威力を激減させるように、躱したり受け流したり吸収したりして、無力化する身体操作を行なっていたのですね。
だから武道・武術では、その場に居付くということを嫌うわけでして、なるだけ居付かない身体操作によって発する技の威力を高めていたのです。
わかりやすいのは合気道や躰道の身体操作や捌きですね。
躰道は馴染みがないかも知れませんが、沖縄の空手家で玄制流空手道創始者である祝嶺正献師が、玄制流空手道を元にして新たに創始した武道です。
武道のテーマでもある護身のとらえかたに特長があって、それまでの手足を先に動かして身を護るという発想を、先に体幹や体軸である胴体を動かして身を護る、という術理を取り入れて体系化された比較的新しい武道です。
合気道にしても敵の攻撃に対して反撃するというより、攻撃を無力化させて次の攻撃を防ぎ、自分も敵も無用の怪我をしないといった理念で、術理や技法が組み立てられていることも注目すべき点ですよね。(^_^)b
チカラに対してチカラで返すのではなく、チカラを吸収したり逸らすことで相手の攻撃の威力を消し去ってしまうという、ある意味で平和を求める武道といっていいと思います。
相手や世間からの剛や強の攻撃にさらされても、柔や優で対応できるようにしたいものですね。
ほら、ビルの上から落っこちてしまった赤ちゃんが、ほぼ無傷で助かったなんてニュースがあるじゃないですか。😲
あれなんかも、恐怖に身体を強張らせていたら大ケガや命まで失いかねないところを、赤ちゃんは落下の危険を知らずにいるので、ぐにゃぐにゃの柔らかい身体のままで落ちるものだから、衝撃を吸収できて助かるのですよね。
まさに無心の境地のなせるワザですかね。🤗
私たち大人も、こうありたいものですよね。
ってことで、今回は
「身体と同じで心もガチガチに固まっているとケガしたり壊れやすいという話を」というガチガチより柔らかなほうが身心ともに理想だという話。🤗
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。
では!
やわらかな カラダとココロ のほほんと
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