頑固オヤジみたいな老医者に叱られながら性懲りもなく通う患者とのエピソード
今日は小春日和だと喜んでいたら、夕方になって雨が降り出した。
風はそんなに強くないけど、日曜日の夕方まで何とかもって天気が崩れるのは思うほど悪くないのかも知れない。
つい先日までは冷たい風で耳がちぎれそうだったし、冷たい風に当てられて頭も割れそうだったもんね。
そう、千切れそうなのは耳で、割れそうなのが頭だという話を。
ご近所で開業していた、軍医上がりを自慢していた老医者の、患者に使う決め台詞が「バカもんッ!」で、その老医者の患者を叱りつける話が傑作だったもんだから、ちょっとだけ紹介しようと思う。
患者「先生、足がちぎれるような痛みなんです、何とかしてください!」
医師「バカもんッ!ちぎれるような痛みって、お前さんは足をちぎったことがあるんかッ!ちぎったことも無いくせに、いい加減なことを言うんじゃないこの、バカもんがッ!」
またあるときは
患者「先生、頭が痛くて、もう割れそうなの!」
医師「バカもんッ!大げさに割れそう、割れそうってわめくんじゃない!
そんなに割れそうなら、いっぺん頭を割って見せろ、バカもんがッ!そう簡単に頭が割れるかッ!」
またあるときは
患者「せんせぇ~~、膝が痛くて、ちゃんと歩けないんですよ」
医師「お前さんは、ここ(診察室)まで、這いずって来たのかッ?」
患者「いやまさか、せんせぇ~、歩いて来ましたよ・・・。」
医師「バカもんッ!膝が痛くても、ちゃんと歩けとるじゃないかッ!いい加減なことを言うと、嘘八百の割増料金を払わせるぞ、バカもんがッ!」
もうひとつ
患者「せんせぇぇ~首が痛くて回らんのぉ~、治してぇ・・・。」
医師「バカもんッ!首が回ってたまるかッ!回るのは頭じゃ頭、首まで回ったら、胴体から千切れてしまうじゃろうが、バカもんがッ!」
このお医者さんは、ほかにもたっくさん笑えるエピソードをかかえていたお医者さんだったけど、不思議とお年寄りたちは浮気もせずに、せっせとこの内科・整形外科クリニックに、叱られに通っていたそうですよ。
でも「オレが先か、オマエが先にあの世に逝くか競争じゃ!」って患者とあの世行きの譲り合い競争をしていた、口は達者なお医者さんも、老齢には勝てずに、ついに惜しまれながらクリニックを閉業することになりました。
通っていたお年寄りたちが、叱られる張り合いを無くしてしまい、ポックリ逝かぬか、ちょいとだけ心配になるけど、まぁね、そんなことでも言おうもんなら叱り飛ばされそうですもんね。
「バカもんッ!いつまでも、生きていられると思うなよ、もうすぐお迎えがやって来るわい、バカもんがッ!」というしゃがれ声が、今にも聞こえてきそうな気がするのですよ。🤣
お年寄りは、叱り飛ばせるくらい元気があったほうがいいですよね。(^_^)b
ってことで、今回は
「頑固オヤジみたいな老医者に叱られながら性懲りもなく通う患者とのエピソード」という近所のユニークな老医者さんのエピソード紹介でした。
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。
では!
叱るのも 愛情込めて のほほんと
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