未だ木鶏たりえずのエピソードを間違った解釈で説明されたので指摘したら！

記事を書いていて何かよい喩えがないかと思案している中で、ふと「未だ木鶏たりえず」というフレーズが頭に浮かび、ChatGPTにそのことわざの由来を確認しようと思い、質問してみたのです。😓

すると、たちどころに回答を返してくれたのですが、どうもその回答の解釈が腑に落ちなかったもので、ChatGPTに間違いでは無いかと指摘してみたんですが、素直に間違いだったと誤って回答し直してくれました。

面白かったので、今回はそのやり取りを取り上げてみますね。

◇私の質問
未だ木鶏たりえず、のエピソードを説明してください。

■ChatGPTの応答
「未だ木鶏たりえず」という表現は、日本のことわざであり、ある目標や目的を達成できずにいる状況を表現する言葉です。

この表現は、努力や挑戦が続いてもまだ成功や成果が得られていない状況を指し示しています。木鶏（もっけい）は、鶏の形をした木製のおもちゃであり、動かすと鳴く仕組みになっています。しかし、「未だ木鶏たりえず」という表現は、木鶏がまだ鳴らずに静かなままであることを意味しています。

このことわざは、長い間にわたって努力や挑戦を続けているがまだ成果が出ず、目標に到達できていない状況を描写する際に使われます。努力や時間をかけてもなかなか結果が出ないことを表現し、忍耐や根気の必要性を示唆しています。

例えば、ある人が長年にわたって音楽の才能を開花させるために努力しているが、まだ成功の兆しが見えない場合、「彼は未だ木鶏たりえず、才能を開花させるために日々努力している」と言えます。

この表現は、挫折感や焦りを感じる状況を表現する際に用いられ、目標達成までの道のりがまだ遠いことを示しています。

※意味合いとしてはわかるものの、一部に自分が理解していた解釈と異なる部分がありましたので、そこを指摘してみました。

◇私の質問
回答の「しかし、「未だ木鶏たりえず」という表現は、木鶏がまだ鳴らずに静かなままであることを意味しています。
このことわざは、長い間にわたって努力や挑戦を続けているがまだ成果が出ず、目標に到達できていない状況を描写する際に使われます。
努力や時間をかけてもなかなか結果が出ないことを表現し、忍耐や根気の必要性を示唆しています。」
という部分の解釈が間違っているように思えます。

鳴かないから未熟なのでは無く、木鶏のような静謐さを持てないから未だ達人・名人のレベルに達していないという解釈では無いでしょうか？

■ChatGPTの応答
申し訳ありません、誤解を招くような説明をしてしまいました。ご指摘の通り、私の先程の回答には誤りがあります。

「未だ木鶏たりえず」ということわざでは、木鶏がまだ鳴らずに静かなままであることが未熟さや未達成を表現しているのではなく、木鶏のように鳴かないことから、まだ達人や名人のレベルに達していない状態を指しています。この表現は、まだ完全に熟練した技術や腕前を持っていないことを示す言葉として使われます。

つまり、このことわざは、まだ十分な技術や経験を持っておらず、未熟な状態であることを表現するために使われます。努力や挑戦を重ねているが、まだまだ成績や実力が十分でない、または達人の域に達していないという意味合いがあります。

例えば、ある人が楽器の演奏を学び始めたばかりで、まだまだ音程が安定せず上手く演奏できない場合、「彼は未だ木鶏たりえず、演奏の技術を磨くために練習を積んでいる」と表現されます。

おっしゃる通り、木鶏の静謐さや穏やかさを持てないから未だ達人のレベルに達していないという解釈が正しいです。誤った説明をしてしまい、申し訳ありませんでした。ご指摘いただき、ありがとうございました。

※まだツッコミたいところはあるものの、あまり意地悪してもと思い感謝の意を表しました。😅

◇私の応答
どういたしまして。これからもお手伝いをお願いします。

すると、礼儀正しくお返事をいただきましたよ。

■ChatGPTの応答
ありがとうございます！お手伝いできることがあればいつでもお知らせください。どんな質問や相談でもお答えできるように努めますので、お気軽にどうぞ。よろしくお願いします！

いかがでしたか？
やっぱりChatGPTの応答を、そのまま鵜呑みにするのは危ないですね。

自分でしっかりとチェックできるような事柄でないと、うかつにお願いして鵜呑みにするのは失敗の元だと感じたけど、頼りになる部下や秘書や相棒が作成してくれた情報を、自分でチェックする目を忘れなければイケますね。

ってことで、今回は
「未だ木鶏たりえずのエピソードを間違った解釈で説明されたので指摘したら！」というChatGPTの弱点を垣間見たという話題でした。(^_^)b
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。

では！

弘法も　　筆の誤り　　のほほんと

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