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50年に一度開扉の秘仏動画あり「紀三井寺」パーフェクトガイド!西国三十三所【和歌山市】【和歌山市周辺シリーズ】
西国三十三の名刹!三つの井戸「吉祥水・楊柳水・清浄水」から「三井寺」となったそうな。公式youtubeと共に紹介(手抜きともいう・・)。
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あと、2022年にバリアフリーしたようです。
そして、境内の収蔵庫「大光明殿」を2023年9月から常時公開し、重要文化財の仏像3体などを拝観できるようにしたよう。
変更履歴
2022/05/04 初版
▼HP
▼アクセス
和歌山市紀三井寺1201
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※参道周辺にある寺の駐車場に車を置いたところ300円/3時間で安い。裏参道を歩くと一気に本堂横に出る。
▼本尊と脇時
※後述「▼見どころ」参照
▼見どころ
770年に唐から渡ってきた僧・為光上人が、この地で千手観音と出会い開基したとされる。正式な寺名は「紀三井山金剛宝寺護国院」という。
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それなりの階段があるので運動靴で行くことをお奨めします。帰りは本堂左から行くと坂道(女坂)になっており、かなり楽です。
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1509年年の楼門@重文を潜ると、結構な階段を上ります。
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▽波切不動明王
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▽山門・紀三井寺の三井水
山門をくぐり、最初の石段をのぼると、右手の木立の中に音を立てて流れ落ちる小滝が三井水です。「名水100選」にも選ばれていますが飲むには過熱しないとダメらしいです。
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紀三井寺の名は3つの霊泉、三井水(さんせいすい)に由来する。三井水とは、清浄(しょうじょう)水・楊柳(ようりゅう)水・吉祥(きっしょう)水。
▽境内
境内の本堂、鐘楼、多宝塔は、いずれも国や県の指定を受ける重要文化財。
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仏殿ですね。仏殿内には新しい巨大千手観音立像があり、2階部分に上がれば近場で顔を見られる。
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樹齢およそ400年の大クスノキも見事だ。
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六角堂は、西国三十三カ所御本尊がまつられているため、西国巡礼と等しい功徳が得られるありがたいお堂だ。
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▽本堂
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本堂に入ると、まずは秘仏「薬師如来坐像」と薬師三尊ガードマン「十二神将」が安置されている。その他「阿弥陀如来坐像」、十三詣りの「虚空蔵菩薩坐像」、「金剛式大日如来坐像」などが安置されている。
▽本堂:大光明殿
本尊は本堂奥に安置されている。本尊は十一面観音で聖観音も安置されている。本尊背後は大日如来や巻物が展示されています。左側には阿弥陀三尊を安置していると思わせつつ、阿弥陀如来を中央に右に文殊ではなく普賢菩薩、左に弥勒菩薩という形式になっていた。1.5時間か2時間おきにオツトメされるため、30分ほど拝観できない時間があります。
50年に1度の御開帳!本尊「十一面観世音菩薩@重文」「千手観世音菩薩@重文」!
西国三十三所 草創千三百年 2016年参拝「本堂内陣特別拝観」
2016年&2017年は「本堂内陣特別拝観」で共に3月末からゴールデンウィークまでだが、時期によっては土日のみなど制限があるので参拝時は要注意です。本尊「十一面観世音菩薩@秘仏」と50年に一度の公開「千手観世音菩薩@秘仏」公開されないかな・・。
紀三井寺開創1250年 秘仏御本尊御開帳 2020年参拝「十一面観世音菩薩@重文」「千手観世音菩薩@重文」公開
本尊「十一面観世音菩薩@重文」「千手観世音菩薩@重文」公開!
9:40頃に列の状況を見て早めに受け付け開始になった。1000円/人で同時にパンフレットやお土産!?を頂く。本堂にある本尊が入っているであろう厨子は開かれていない。どうも本堂奥「大光明殿(宝物館?)」にあるようだ。京都・清凉寺風味なお堂の作り方である。拝観記念に頂いた説明パンフレットを読む(あと、入浴剤とボールペンも頂いた)。
まずは、本堂に行くと10:00から秘仏公開とのことなので、寺内をブラリすることに。その前に、和歌山市立博物館のチケットを見せて、記念バッチをGET。宿泊した和歌浦あたりの写真。宿泊した所がわかる。しかし、昔はここから敵など不審船を見張ったんだろうなと思ってしまう。
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写真左から①毘沙門天、②帝釈天、③十一面観音立像、④千手観音立像、⑤梵天、⑥十一面観音立像。
↑秘仏本尊「十一面観音立像@重文」(写真③)
当寺の秘仏本尊。一木造りで、古刹に多いズングリムックリ系の十一面観音立像である。京都・海住山寺、醍醐寺、奈良・矢田寺などと言えばわかるだろうか。ただ、大きさと存在感があり藤原時代のもので、保存状態も良い。
↑秘仏本尊相当「千手観音立像@重文」(写真④)
平安時代後期?で定朝様式と思わせる優しい顔つき。こちらも一木で、木目がきっちりと見れるので、京都・大報恩寺(千本釈迦堂)の変化六観音が好きな方はオススメ!
さて、この仏像だが、実は1000本の手があるのだそうだ。千手観音は42本の手で表現される仏像で、実際に1000本あるのは奈良・唐招提寺、大阪・葛井寺、京都・寿宝寺の認識だったが。。
そして、一点、これどこかで見たことがあるんだよな~と思っていたのは寿宝寺と似ているからだ。合掌、定印、錫杖を持つ手がそれぞれ2本の計6本あり、更に身体の周りを円状に囲むように持物を持つ大手が20本、その他小手になっており、ここもそれに近い気がしたからだ。
↑本尊脇侍「梵天@重文」(写真②)「帝釈天@重文」(写真⑤)
両方共に国重文である。彩色が残っており、こちらも保存状態が良いのだが、どう考えても観音に見えてしょうがないのは私だけか・・。
↑本尊脇侍「梵天@重文」(写真②)「十一面観音立像」(写真⑥)
▽霊宝館
霊宝堂では、宝物拝観ができる。
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2020年記録
秘仏公開は10:00からなので寺内をブラリしていた。9:30頃団体客が来て、御朱印の列ができたので秘仏公開窓口に向かうが、まだ時間があるので寺内をブラリするようだ。霊宝堂で時間をつぶし、一番乗りで窓口に並ぶとぞろぞろ後ろに人が増えてきた。日本人っぽいな。
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▼旅行記
▼セットで行くところ
▼仏像展
▽2021年和歌山県立博物館「きのくにの名宝 ―和歌山県の国宝・重要文化財―」展
パッと見た瞬間にコンビだなとわかる「梵天立像@重文」「帝釈天立像@重文」が展示されていた。正直、天ではなく聖観音?に見えたり、二体で見ると日光・月光菩薩?と思った人も多いのでは?
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↑和歌山市立博物館 ↓和歌山県立博物館
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