感!21世紀枠甲子園初出場
「祝!21世紀枠甲子園初出場」と「続・祝!21世紀枠甲子園初出場」に母校の思い出を書いた。試合は日本がWBCに優勝した日の午後だったため大きく取り上げられなかったが、甲子園史上に残る出来事があった。それは女子マネジャーが試合前ノックを行ったことである。部員不足ゆえノッカーも部員がつとめていたが、そのノッカーの練習確保のために始めたそうだ。
元々野球どころか文化系クラブの経験しかない所から、手に豆を作ってまで2ヶ月猛練習をして会得した。野球経験があるので経験があってもなかなか思い通り転がせないのも知っているから、堂に入ったノックには感動する。21世紀枠に選出された最大の理由はこのシーンを演出するためではと勘ぐってしまう。試合は先制できたので強豪校に思わぬ善戦となるいい結末だ。
久々に校歌を聞くと、ピアノ伴奏でしか歌ったことがないのでオーケストラに乗せると全く違う印象になる。学校紹介で流れた校舎はとっくに建て替えられて感慨はないが、校舎から離れた吉野川河川敷グラウンドは懐かしい。運動会は狭い校庭も、ソフトボールやサッカーの校内大会の思い出が蘇る。しかし、今大会は夏春連覇の前に池田高校以来とつくフレーズをよく見る。
電車が走っていないとか、百貨店がないとか言われる徳島県だが、クイズのネタに甲子園出場した私立高校がないもある。池田町は四国中央にあるため池田が強かった頃は四国全県から有望選手を集めていた。しかし校区外入学が禁止されては厳しい。連覇立役者畠山・水野の出身も県内だが東海岸だ。少年野球で彼らが所属するチームに吉野川でボロ負けした記憶まで蘇った。