幸せな家族の風景
私の最近の楽しみの一つは散歩です。
毎日様々なシーンに出くわします。
公園で写真を取り合っている、家族と仲間たちがいました。
初対面にも関わらず、にこやかに笑顔を交わしながらシャッターを押し合っています。
「ハイ、チーズ」
「これでいいですか・・・」
「ありがとうございます」
そんな微笑ましいシーンを眺めている私は、一人ベンチに腰かけていました。
赤いマスクに帽子を被り、白のトレーナーに赤いバンダナを巻いて、赤いスニーカーを履いています。コーディネイトのポイントは赤と白です。
そんな私の様子を、3メートル程先から、三歳くらいの子どもがじっーと見つめていました。
私は、その視線に応えようと、緩やかに手を振りました。
その様子を不思議そうにじっーと見ている男の子。
「この人は、一体何者なんだろう・・・」そんな視線を感じました。
「赤いマスクが珍しいのかしら・・・・」私はそんなことを考えていました。
子どもの後方にいたお父さんが息子の名前を呼びます。
その子は、踵を返して、クローバー畑を懸命に走り、父親のもとに向かいました。
子どもは、バランスを崩して転げました。
その途端に大きな声で泣いたのです。
でもすぐ泣き止んで、また私のことをじーと見つめています。
父親が子どもを抱き上げて、私に会釈をしました。
そして、その子どもは、私にバイバイと手を振ったのです。
子どもに私はどう映っていたのか、とても気になりました。
その家族はその後も仲良く写真を取り合っています。おじいちゃんやおばあちゃんも一緒です。
私はその仲睦まじい家族を、じーっと見ていました。
子どもが転げた場所で、ミニチュアカーを見つけました。
子どものポケットから落ちたものに違いないと思い、そのミニカーを子どもに渡しに行きました。
お父さんに抱かれていたその子は、私にまたバイバイと手を振りました。
散歩で出会った、幸せな家族のシーンが、今も目に焼き付いています。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《やっぱりリラックスできとるんじゃねー》
「あんたの赤いマスクが珍しくて見よったんじゃない、ミニカーが見つかって良かったねー、あんたも散歩でいろいろ経験しよるがねー、街中の散歩じゃないけんええんかもしれん」
「やっぱりリラックスできとるんじゃねー」
「街中は気が張るかも知れんけど、緑の中は違わい」
今、私は朝の散歩でたくさんの事を吸収しています。noteの投稿のテーマも見つけることが出来て嬉しいです。
若葉風父の背広きかたぐるま
公園での親子の風景です。母は仲睦まじい父と息子の様子をイラストと俳句でコラボさせました。
小さな子どもにはお父さんの背中が頼もしく大きく見えています。
ほのぼのとした穏やかな光景です。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗