ばあばニッコリ◇道後にぶらり
毎日、家に閉じ籠っているとストレスが溜まって、どこかに出掛けたくなるものです。それは91歳だって同じ事。
夕食の後、母が突然「明日、道後に行こや」と言い出しました。
「これは、ご要望に従うしかないな」と決心した私は、翌日、母と一緒に出掛けることにしました。
愛媛県松山市の観光スポット道後温泉は母が大好きな場所なのです。
【いざ道後へ】
その姿からワクワクしているのが分かります。
キャリーバッグに、杖代わりの傘、身支度もバッチリです。
バスと電車を乗り継いで約1時間、道後に到着です。
坊っちゃん列車の前で記念撮影です。
ピースマークがご機嫌の証。
<91歳のおばあちゃんの道後散策の目的>
①大好きなレストランのカツカレーを食べる。
②玉泉堂の温泉煎餅を買う。
③俳句ポストに投句する。
【アートの街・道後散策】
道後は今、アートの街になっています。
【俳句ポストに投句】
ばあばの道後散策の目的の一つが俳句ポストへの投句です。
その時々の道後の季節の変化を詠んでいます。
所定の用紙に記入して、道後観光案内所に設置している俳句ポストに投函します。
この日は、6句も詠んでいました。
レストランで食後に食べたデザートのみかんアイスが季語です。
私も母に習って投句しました。
作句も旅の思い出です。
ばあば待望の道後散策はあっという間に終わりました。
何事もなく無事帰宅して、ストレス解消できたばあばでした。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《やっぱり道後は大好きじゃ》
「同じ場所でも、行く度に違うけんね、それが楽しいんよ、道後にも人が増えてきてよかったわい、私はカレーも食べて、温泉煎餅も買うたし、投句も出来て、目的達成で言うこと無いわい」
「お母さん作句楽しそうじゃったねー」
「ほうよ、それだけでも行った甲斐があらい、俳句も一期一会じゃけんね、道後に行ったら何か生まれるねー」
私も親孝行ができて良かったです。
出湯の街や一句投じて風薫る
母は俳句ポストに投句する自分の心情を詠みました。その場所に来て、今の想いを句に残す、それが母にとっての喜びです。
そんな母の姿が私にも句を詠ませています。
門前の小僧習わぬ経を読む、私も少し作句の楽しみが分かってきたのかも知れません。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
この記事が気に入っていただけたらスキを押していただけると励みになります。
また明日お会いしましょう。💗