かぼちゃのスープ
昨日は冬至でした。
北半球では一年で最も夜が長く、昼が短い日。
中医学では夜を陰、日中を陽ととらえます。世の中のあらゆる二つの相反する性質を持つものが陰陽と区別しています。
冬至を境目に太陽の力が徐々に強まっていきます。
中医学では「陰陽転化」といいます。
あらゆる物事の陰陽は、ある一定の程度に達すると、
「陽極まれば、陰となる。陰極まれば、陽となる」
という変化が起こります。
日本では柚子湯に浸かったり、
南瓜を食べるなどの習慣があります。
カボチャは夏が旬の野菜ですが、
長期保存できるカボチャは
栄養価の高い食材が少ない冬でも食べられるので、
栄養をつけて病気を予防しようと
冬至に食べる習慣が生まれたと云われています。
今朝はカボチャスープを食べました。
カボチャは気(エネルギー)を補う補気類の食材です。
補気類の食材は食べ過ぎると胃腸が苦しくなることもあります。
気滞体質や血瘀体質の方は理気類の食材を組み合わせて巡りが良くなるように工夫すると良いです。
今回は玉ねぎを組み合わせましたが、
柑橘類もオススメですよ。
牛乳は滋陰類といって、体内を潤して乾燥を解消してくれます。
夜は柚子湯に浸かって、香りの力で邪気払いしようと思います。
冬至によく聞く「一陽来復(いちようらいふく)」とは易(えき)の言葉です。
陰の気が極まって陽の気に変わるという意味ですが、
具体的には
冬が終わり春が来ること。
新年が来ること。
悪いことが続いた後で幸運に向かうこと。
という意味です。
個人的に2023年はとても気疲れの多い年でした。
事件に巻き込まれたり、これまでお付き合いのあった方々との関係にも大きな変化がありました。
捨てる神あれば、拾う神ありと云うけれど
今年の後半からは流れが変わりつつありますので
2024年は良いことにたくさん巡り会えると信じています。
今夜も全国的に寒波の影響でかなり冷えそうなので
寒さ対策をして、なるべく早く休もうと思います。
体質では、気虚、陽虚、血虚の方へオススメです。
下記のリンクから「薬膳体質チェック」にて
ご自身の現在の体質を調べてみてくださいネ
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