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口数の少ない彼女の妹は逆に口数が多いです
さ「〇〇」
○「はい」
さ「遊びたい」
あなたから誘うなんて珍しい
○「いいよ、どこいく?」
さ「妹」
あら恥ずかしい
○「何時とか言ってた?」
さ「9時」
○「了解、車で迎えに行くって伝えておいて」
ーーーーー
○「おはよう」
茉「おはようございます、〇〇さん!」
○「茉央ちゃん元気にしてた?」
茉「はい!元気でした!」
茉「〇〇さんは元気ですか?」
○「まぁね、
口数の少ない彼女にまさかの友達が出来たみたいです
最近、さくらの様子がおかしい
さ「んぅ…」
髪型は確認するし
さ「ねぇ似合う?」
服を確認させてくるし
○「リップなんて珍しい」
さ「ん」
ちょっとだけメイクもしてる
○「今日カレー作るね」
さ「カレー…いひひっ」
あとちょっとだけ声量が大きくなってる
なにがあったんだ…
もしかして…他の人ができた?
さくらに限ってそんなことないはず
でも最近の動きを見てると……
聞
あのぉ…そこ僕の席なんですよ……
誰もいない時間に登校するのは気持ちがいい
蒸し暑くなく
涼しくて
寝てても怒られないあの空間が大好き
僕はこの前の席替えで窓際を手に入れた
はっきり言って神である
今日は風が心地いい
ホームルームが始まるまで寝てやろうかな
一番のり〜!!
これが最高なんだよ…ん?
柴田さん…だよね?
なんで僕の席で寝てるの?
○「あ、あの…」
○「柴田さん…?」
柚「………」
○「起
金がない毎日でも僕たちは幸せ
夕方過ぎのスーパーにて
○「遥香、周りの状況送れ」
遥「私たちと同じ商品を狙ってる主婦一名」
遥「他いません!」
○「これが取られたら僕たちのご飯はない!」
○「何がなんでも取るぞ!」
遥「おぉ!」
店員さんが
シールを貼ったその刹那
勢いよく駆け出し
まるで百人一首の大会のように
上の句を読まれたらすぐ取るように
半額シールの貼られたお弁当を
勢いよく手に取った
○「
口数の少ない彼女、今日は構って欲しいそうです
今日も明日も社畜の僕は仕事をしてます
○「………」
さ「………」
○「………」
さ「………」
○「………」
さ「………」
さ「つ〜ん」
○「ん?」
さ「んぅ?」
あなたが触ってきたんだよ
○「………」
さ「つ〜ん」
○「?」
さ「ふぇ?」
え?
なんか気づいて欲しいのかな
○「ん〜」
さ「??」
さ「いひひっ」
何笑ってるんだ
○「ん〜?」
特に変わった
口数の少ない彼女に大ファンがいるらしいけどなんで?
夕飯の買い出しをした帰り道
○(今日肉じゃがにしようかしら)
「あ!!」
後ろからでっかい声が聞こえたもんで
何か事件が起こったかと思って前を見たら
150cmくらいの女の子が
鈍臭い走り方でこっちにきた
美「初めまして!」
○「初めまして…」
あら礼儀正しい
美「遠藤さくらちゃんの彼氏さんですよね!」
○「そ、そうですけど…」
美「私、さくちゃんのファンなんです!」
○
ダジャレが好きな君と冷たい僕
史「あ、いた!」
史「なんで一人でお昼食べるかなぁ」
○「カツ定食なくなったら嫌なの」
史「そんな好きなの?」
○「遅く行ったら無くなるんだよ」
史「じゃあ〇〇はカツ定食競争にカツたんだ笑」
○「30点」
史「お、高くない?」
○「100点満点で」
史「ひっくぅ!ひどくない!?」
○「面白くない」
史「最低なんですけど〜」
○「はいはい、一緒に食べましょ」
ーーーーー
また君に会えたらもう一度伝えていいですか?
放課後
誰かが待ってる訳ではないのにいち早く学校を出る
だってあなたがいなくなる気がしたから
学校から少し離れた神社
やっぱりあなたはそこにいた
さ「息切れてるよ笑」
少し微笑みながら言われた
さ「そんなに会いたかった?」
見透かれているのが少し恥ずかしい
○「ここが落ち着くから」
酸素を吸って、嘘を吐きながら
あなたの隣に座って本を開く
さ「あ、それ買ったの?」
○「た
口数の少ない彼女の姉に引っ越しの手伝いを命じられました…
○「もしもし」
飛「ん」
○「明日9時…くらいに向かいますね」
飛「ん」
○「失礼します」
飛「ん」
全部、んだったな
○「さくら〜」
○「明日飛鳥さんの引っ越し手伝いしてくるね」
○「ご飯作っておくからレンチンして食べてね」
さ「ん」
ーーーーー
○「おはようございます」
飛「ん」
○「お邪魔します」
あれ、意外にも終わってる
○「なにしたらいいですか?」
飛「
口数の少ない友達は私といる時だけ饒舌です
さ「〇〇…」
○「なんですかいな」
夜22時
急に話しかけられるとびっくりしますわ
さ「明日出かける」
○「どこ行く?」
さ「んん…かっきーと」
あら、ちょっぴり恥ずかしい
○「なにか食べてくるの?」
さ「カレー」
○「好きだねぇ」
さ「好き」
さ「いひひっ」
なんの笑いでしょうか
○「楽しんできてね」
さ「うん!」
ーーーーー
遥「〇〇さんからだ」
〇〇:さく
魔法の言葉あやややや!!
幸せの妖精あーや
あーやは不幸な人を見つけて幸せな魔法をかける妖精だよ
でも最近は〇〇って人にしか魔法をかけてないよ!
職務怠慢だね!!
○「はー…学校のテスト点数低いかもなぁ」
「もしかして勉強してない?」
○「そう…まじ失敗した〜」
彩「あややややっ!?〇〇が困ってる!」
彩「こういう時は魔法をかけなきゃ!」
彩「あやややや〜!」
「テスト返却するぞ」
○「えっ!100点
幼馴染でかわいくて大親友で彼女
○「待ってよ〜」
和「〇〇早く来なよ〜」
私と彼は幼馴染
どこへ行くにも一緒で
好きな物も一緒で
得意な教科も苦手な教科も一緒
帰り道も一緒で手を繋いで帰ってた
〇〇は私と違って優しくて
喧嘩っ早い私を何回も止めてくれた
喧嘩を止めてくれた〇〇と喧嘩をして
何回も私のために怒ってくれた
和「なんでいつも喧嘩止めてくれるの?」
○「だって…和が怪我するの見たくないもん」
○
僕と彼女の絡みは側から見るとカップルに見えないらしい
林「よっ」
○「おっす」
林「待った?」
○「いや?今来たとこ」
林「行きますかぁ」
○「ええーす」
大学で知り合った私たちはただ話すだけの関係だった
でもお互い中華が好きっていう謎の趣味で意気投合して
付き合って休みの日に食事に行く
○「今日は林の行きつけだよね?」
林「そうそう、美味いんすわ」
○「期待していい?」
林「そりゃあもう」
中華街に入って、少し歩いたとこ
口数の少ない彼女、次は前髪あげてきました
お風呂上がり
アイス食べてるとさくらがるんるんでした
なかなか珍しい
さ「いひっいひひっ」
さ「見て〜」
○「あ、前髪あげてる笑」
○「かわいいね」
○「まんまる笑」
さ「かっきーに送る」
○「まだ送ってなかったんだ笑」
○「撮るよ〜」
○「ポーズ適当にとって」
気分は女優さん
さ「いい?」
○「いい感じ、かわいいよ」
さ「いひひっ」
○「これ遥香ちゃんに送るね」
姪っ子が可愛すぎるのでなんとか自分の子にしてやろうと思います
美「もしもし?」
○「はい?」
美「明日そっち行くね」
○「え、まじ?」
美「うん、だめ?」
○「いや〜部屋片付いてないからさ」
○「それに布団準備してないしさ〜」
○「今来たら割と迷惑だわ〜」
美「彩連れて行こうと思ったけど迷惑ならいいや」
○「ぜひ来てください、お願いします」
○「彩様のために俺が準備します」
美「ちょろ笑」
ーーーーー
ピンポーン
○「久しぶり
口数の少ない彼女がイメチェンしてきたんだけど何事?
朝、化粧台の鏡の前で物が落ちる音が聞こえた
がしゃんって音
いつもならない音だったから気になって覗いちゃった
○「どうした?」
さ「あ……あ…」
○「なんか落としちゃった?」
さ「ううん…」
ちいかわみたいな彼女
さくらが指を指す方向を見ると
○「前髪切ったね」
さ「切りすぎた…」
○「あ、確かに」
○「眉毛出てるね」
さ「……」
○「嫌だった?」
さ「うん…」
○