あのぉ…そこ僕の席なんですよ……
誰もいない時間に登校するのは気持ちがいい
蒸し暑くなく
涼しくて
寝てても怒られないあの空間が大好き
僕はこの前の席替えで窓際を手に入れた
はっきり言って神である
今日は風が心地いい
ホームルームが始まるまで寝てやろうかな
一番のり〜!!
これが最高なんだよ…ん?
柴田さん…だよね?
なんで僕の席で寝てるの?
○「あ、あの…」
○「柴田さん…?」
柚「………」
○「起きて〜そこ僕の席〜…」
柚「…………」
うわこれ起きないパターンじゃん
柚「んぅ…?」
あ、起きた
○「柴田さんそこ僕の席なんだけど…」
柚「えへへぇ…おはよう」
○「おはよう」
じゃないよ
○「なんで僕の席にいるの?」
柚「ん〜?ん〜?えへへぇ」
かわいい
じゃないよ
○「そこ避けて欲しいんだけど」
○「自分の席に座って欲しいな」
柚「え〜ここにいちゃだめ?」
○「だめではないけど…」
○「僕そこに座りたいなぁって」
柚「柚菜の席座っていいよ」
柚「あ、やっぱりだめ」
どっち
○「いつになったら避けてくれる?」
柚「ん〜?わかんなぁい」
かわいい
惑わされるな!
○「ってかなんで僕の席にいるの」
柚「柚菜ねぇ君のこと好きだから」
君のことを好きになった朝8時
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