薬剤師が解説★熱中症対策に経口補水液の正しい使い方
熱中症警戒アラートが連日出される夏暑い季節になると、連日のように「熱中症」という言葉を耳にします。「小まめな水分補給と塩分に注意すれば大丈夫」と軽視してはいませんか。熱中症による死者数は、夏の暑さにも左右されますが、1,500名を超える年があります。
身体に占める体液(細胞外液)の割合は、小児で約70%、成人男性で約60%、女性、高齢者で約50%といわれます。体液は、脂肪組織にはほとんどなく、主に筋肉に存在し、水分のリザーバー(貯蔵庫)としての役割もあります。成人では、脱水