#売らないkindle作家
見えない恐怖(220字のくだらない小説)➕追伸
見えない敵に悩まされている僕。
「何処にいるの?」
と、聞かれても答えられない。
だが、そいつは何処かに居る!はずだ。
そいつは、私に急に襲いかかる!
様な感じを、僕に与える。
「襲いかかるって、どんな感じに襲われるの?」
と、聞かれても実際には襲われていないので
答えられない。
不思議な現象を、僕は感じている。
「世の中には、目に見える怖い事が山ほどあるのに、
目に見えない物が、怖いんだね」
一分で読めるホラー小説かも?
月も無い夜。
街灯も無い暗い田舎の夜道。
舗装もされていない、でこぼこな道。
ところどころで、石に蹴つまずき危うく転けそうになる。
穴ボコもあり、用心しながら歩く僕。
行き交う人は誰もいない。
心細いがこの道を行かないと、目的地には辿り着けない。
不安を抱えながら恐る恐る歩いていると、
前にはしっかりとした足取りの人が見える。
後ろ姿に逞しさを感じる。
…真っ暗なのに、全て見えているみたいだ…
消えた金魚(前編)(一分で読める小説)
テレビの上にあるガラス鉢。
中には美味そうな赤い魚。
でも、ご主人様は大切にしているみたいで
毎日餌をやっている。
あの魚を僕が食べたら叱られる。
最近僕の餌にはろくな物がない。
仕方がないので、外で調達している。
ご主人様は、今日も元気も無く家にいる。
以前はお勤めに出掛けていたのに不思議だ。
今日気がつくと魚が居ない。
どうしたのだろう?
昨日までは、元気で泳いでいたのに!
ご主人様が僕
雨音はショパンの調べ(一分で読める小説)
窓打つ雨の調べは、ショパン?
静かに奏でるのは、別れの曲なの?
私の心の中に想い出を刻んで、
消えてしまったあの人。
今は何処にいるの?
元気なら顔見せてよ!
もう直ぐ一年経つね、
君が居なくなってから。
もう、君は僕の元には帰らないの?
雨音が変わったよ。
激しく窓を叩くよ。
君は怒っているの?あの日の事を。
誰にだってあるよ、間違いぐらいは。
でも、それは許されない間違いだったの?
悔や
復讐(一分で読める小説)
「愛の反対語は無関心よ」と、
今日友達に言われた
私は「愛」の反対語は「憎しみ」
と、想っていた。
私を虐め紙屑の様に捨てたあの人を、
私は今も恨でいる。
私の中にある怨恨の炎は、
消える事なく燃え盛っている。
だけどそれは虚しいことだわ。
恨んでいても問題の解決にはならないわ。
「憎むことでアイツに縛られている」
それは悲しい現実。
あの人の事はもう忘れよう。
忘れ無ければならない。
彦星誘拐(410字の小説)
ある命令が私に伝えられる
[彦星を誘拐し、織姫の元へ連れて行け]
彦星とは◯国の皇太子
織姫とは✖︎国の姫君
二国は対立する国である
疑問に思った私だが、命令を成功さすだけ。
だが皇太子の誘拐など簡単にはできないが、
彦星を私の車に乗せる事に成功した
彦星に
「絶世の美女に会わせる」と
云うと私の元に着いて来た
私の向かうところは✖︎国。
国境の警備員は打ち合わせ通り
私の車を通過させ
織姫妖怪(一分で読める小説)
◯国では騒然となっていた。
彦星皇太子が誘拐されたのだ。
だが、身代金の要求がされてこない。
不思議に思っている時に、ニュースが
ラジオから流れてくる。
「◯国の皇太子と✖︎国の織姫が結婚した」
と。
そして
「◯国と✖︎国はこれから対立を辞めて
親交国になっていく」
驚いたのは国王だったが、
◯国の国民は大喜びであった。
「これからは、いざこざも無く安心して暮らせる」
彦星は国民から大絶賛さ
白い靴を履いていた人(一分で読める小説)
白い靴が目立つ、あのお爺ちゃん
毎日この道を散歩している、あのお爺ちゃん。
私の家の前で、腰を下ろし休んでいた、あのお爺ちゃん。
「今日も姿が見えないな〜。
どうしたのだろう?
名前も知らないお爺ちゃんだけど、
会えないと、何だか寂しいなぁ。」
今日、何故かゆっくり走って行く
白い色の霊柩車
私の家の前を名残り惜しそうに通って行く。
霊柩車の中に目を向けると、
抱かているあのお爺ちゃんの遺影。
君に届かないコメント(一分で読める小説)➕追伸
エブリスタで掲載している私の小説に、
あの娘の残したコメントがある。
あの娘が読んだ私の小説全てに、
感想が書いてある。
そして、私以外の人の小説にも、
あの娘は真摯に感想を残している
去年の7月16日以降、あの娘はそのサイトに姿を表さなくなった。
以前から体調不良をコメントに残しているので大変気掛かりだ。
あの娘の健康を祈りたい!
無事を祈りたい!
「文章は、その人の魂を宿す!」
彼女の書い
放課後ランプ (続編) (410字の小説)
昨日の反省をした僕は、誓いを立てる。
…決して授業中に居眠りはしない…
と心に決め真剣に授業に臨む。
誰にも見つからずにランプに火を灯し、
神妙に授業を受ける僕。
僕の決意はかたく、
今日は一睡もしなかった。
直ぐに帰宅しランプを探すが、無い!
学校に忘れて来た。
火も消していない。
直ぐに学校に行き、
ランプを取りに行かないと!
心に思うが、睡魔が僕を襲い、
語りかけて来る。
「そんな物は睡眠
放課後ランプ(410字の小説)➕追伸
僕は受験生。
僕の家は貧しく、塾にも行く事は出来ない。
不安に思っていたある日、ある人からランプを貰った。
その人が云うには
「このランプを灯すと、授業中の記憶が蘇る」と云うのだ。
このランプ、「放課後ランプ」と云うらしい。
…そんなランプ、本当に有るのか?…
と、疑念が湧いたが、
授業の内容がもう一度確認できるのであれば、
復習するのに最適である。
そのランプの使い方は、
「授業中にそのランプを
ある霊能者(380字の小説)
ある霊能者が、私に向かって
「貴方は凄い能力の持ち主だ。
修行すれば、かなりの力を得るであろう」
と、言ってくる。
おだてに弱い私は、その言葉を信じて修行を重ね遂に
霊能力を身に付ける。
私には観える。
その人の運命が、手に取る様に解る。
だが、只では教えてはあげない。
修行に元でが掛かっているからだ。
私は、路上で占いの商売をやり始めた。
私の占いは当たる、と評判となり多くの
人達が私の元にや
300字のラブレター➕追伸➕追伸の追伸
澪ちゃんと、初めて会ったのは、
幼稚園児だったね。
鼻水を垂らしていた僕に、
君はティッシュペーパーをくれたね。
僕が鼻をかむのを見て
「50円ちょうだい」
と、手を差し出した澪ちゃん。
僕に強烈な印象を与えてくれたよ。
遠足に行った時に、
お弁当のオカズを落として
泣いている僕を勇気付けてくれたね。
「エビフライをどうぞ」と言って。
でも、後でハンバーガーを奢らされてしまったけど。
ボラン