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ジャイアンになりたい #note12 みじかい日記

山倉ボッサです。
読んでいただきありがとうございます!
 今週は怪我から復帰してたくさん仕事に追われたのでぐったりです。
皆さんはどんな一週間だったでしょうか?
今日は「みじかい日記」を書こうと思います。いつもよりも省エネで文章量少ないですが読んでいただけたら嬉しいです。

【ジャイアンになりたい】

ときどきボイストレーナーととして仕事していて思うことがあります。
この仕事は本当に社会に求められているのだろうか?
必要な仕事なのだろうか?

歌が上手くなりたい方がいる以上僕たちは力になることができるので需要があるという点では僕たちのいる意味はあるのかもしれない。
今後もボイストレーナーとして仕事を続けたいと思っているからこそ僕はどんなことが伝えられるだろうかと考えながらレッスンを進めています。

そんな中たまたま自分の口からポロッと生徒さんにした話があって、それを伝えたところ生徒さんが笑顔でレッスンに打ち込んでくれました。
僕も自分のことのように嬉しかったので、自分に送ってあげるつもりでここに書き残そうと思います。

ドラえもんにはジャイアンという体の大きなキャラがいます。
彼は歌が大好きで、土管の転がった公園でリサイタルと称して大声で歌を披露することが度々あります。
「それがとても音痴だとはしらずに」
友達もみんなジャイアンが歌い出すと一斉に逃げ出すシーンが描写されたりしていますが、ジャイアンは夢中になっているのでおかまいなしです。

ボイストレーナーに歌を教わりたい人は音痴克服や、ライブに向けてなど理由が様々ですが「ゴールが決まっている」ひとは少ないと思います。
決めなければいけないものでもないと思うので、そんな人たちには歌を楽しんで欲しいです。でも真面目な生徒さんほどすぐに成長できないことを嘆いて、レッスン中に元気をなくしてしまいます。そんなときに話したいのがジャイアンの話。

「僕は正直いうと、、、、歌なんて上手くなくていいと思います。
ジャイアンのように夢中になって歌ってくれる人を増やしたいです」

心の奥で僕が悩んでいたことの答えが「するり」と音を立てて落ちるようにそんな話を伝えていました。

指を指されて笑われていても、やめようとおもわない。
こんなに歌が楽しいのに、やめられるはずがない。

ジャイアンのそんな姿勢を思い出してしまい、「かしこく」上手くなろうとしてしまった愚かなボーカルがここにいるな、、、と自分にすこしがっかりしてしまいました。

それに気づいてからは「ジャイアン」という素晴らしいボーカリストの像のように誰がどうみても楽しそうで、上手い下手に囚われず、一度始まった演奏が終わらない最高のライブを演出し続けること。
その面白さを生徒さんたちに伝えたいなと思う一週間でした。


最後まで読んでくださった皆さま、ありがとうございました。
次に会うのはnoteか、ライブハウスか。
またお会いしましょう。

山倉ボッサ
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