ラストエンペラーの物語。『溥儀』入江 曜子
人生で3度皇帝になった溥儀(ふぎ)。そして、人生の後半は「一般人民」として生きることを強いられたラストエンペラー。彼は1906年に生まれて、数え3才(実年齢は2才)で、満州族がたてた清朝という大帝国の皇帝に即位した最後の人になりました。親戚の西太后の命令で、彼女が死ぬ1日前の決定だったそうです。
溥儀が8才のときに辛亥革命が起こって退位させられますが、その後も溥儀は紫禁城(故宮)に大勢の家臣とともに住み続けることを許されます。自分の知らないところで皇帝にされて、やめさせられ