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夕遊の本棚

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ひと仕事終わって、おいしい珈琲や紅茶を片手に読みたい本。仕事で読む本。とにかく、たくさん読みたい、楽しみたい私の本棚をご紹介します。
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記事一覧

テクノロジーと人間味のSF的疾走感。『マン・カインド』藤井太洋

久しぶりに一気読みした小説。さすがの藤井太洋作品です。おもしろすぎて、とまりませんでした…

夕遊
4日前
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『海底に眠るモンゴル来襲』水中考古学の世界(文永の役750年特別展1)

今回の東京行きは、国学院大学博物館もお目当ての1つ。今年は元寇の文永の役から750年。台風…

夕遊
9日前
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モダン都市東京と台湾の近現代を撮った写真家の物語。『南光』朱和之(中村加代子訳)

この小説は、台湾が日本の植民地だった時代から始まります。主人公は、裕福な客家の家に生まれ…

夕遊
1か月前
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中国社会の暗部に挑む男たち。『検察官の遺言(長夜難明)』紫金陳(大久保洋子訳)

中国ドラマの名作『ロング・ナイト』(沈黙的真相)の原作。私は先にドラマを見ているので、ド…

夕遊
1か月前
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パターンがわかると楽しくなる。『英語の思考法』井上逸兵

日本語も英語も、コミュニケーションには独特のお約束があります。井上先生によれば、ざっくり…

夕遊
1か月前
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ココロとカラダのあいだを行き来する。『自分疲れ』頭木弘樹

以前なら、ちょっと無理しても大丈夫だったのに、今は休みながらでないと仕事が続かない。うっ…

夕遊
2か月前
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中国の建物と街並み詳説絵巻『建築知識』2024年7月号

発売前から評判だった専門雑誌を予約購入。中国ドラマや映画をみるときや小説読むときの参考になればと思ったのですが、ファンシーな表紙のイラストの真逆をいく、「新石器・古代王朝から清朝まで」のすさまじく楽しい特集内容に歓喜しています。 建築については全然わからないので、すみません、内容のすばらしさを表現する語彙力ありません。とにかく開くページ、開くページの素敵な建築のイラストと詳細すぎる説明に見応え、読み応えあってうれしい。それぐらいしか言えないのがつらい。 紀元前5千年頃の集

今年必読の1冊。『台湾のデモクラシー メディア、選挙、アメリカ』渡辺将人

今年は台湾の選挙イヤー。そのおかげか、昨年、一昨年と台湾関連の良書がたくさん出版されて、…

夕遊
4か月前
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中国の恐竜事情がおもしろい。『恐竜大陸中国』安田峰俊(田中康平監修)

子どもにとって、恐竜の話題はいつだって人気コンテンツ。夏休み限定だった番組が、先生たちの…

夕遊
5か月前
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スリリングでミステリーでおいしい小説は反則『炒飯狙撃手』張國立(玉田誠訳)

狙撃手(スナイパー)のイメージといえば、孤高。人付き合い苦手。無駄なことしない。無口。ス…

夕遊
5か月前
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近現代日本の偽史とオカルト文化『隠された聖徳太子』

ブラジル出身のオリオンさんの聖徳太子本。出る前から、どんな本になるのか楽しみにしていまし…

夕遊
5か月前
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平安時代、最大の対外危機『刀伊の入寇』関幸彦

今年の大河ドラマは、私の好きな清少納言が出るというので、楽しみにしていました。見る時間は…

夕遊
6か月前
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ファンタジーと歴史とSFと。ケン・リュウ『母の記憶に』古沢嘉通他訳

有名すぎるくらい有名なケン・リュウの小説。これまで、なかなか時間とタイミングがなかったで…

夕遊
6か月前
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歩いてみたくなる古都の風景『台湾の歴史と文化』大東和重

最近、台湾について読みやすくて専門的な本が入手しやすくなりました。読者としては単純にうれしいです。そして、大東先生の本もまた、そんなすばらしい読書体験でした。サブタイトルの「6つの時代」ってなんだろう?と思いましたが、なるほどの構成です。 九州ほどの面積に、関西2府4県ほどの人口が住む台湾。このフレーズが全6章のそれぞれで繰り返されるので、日本の読者はイメージしやすいです。そして、台湾の基礎知識や、中国文化とのつながりも、だいたい繰り返されるので、興味ある章のどこから読んで