「世界で最もパワフルな女性100人」 のIndra Nooyi氏からの学び
明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年は自分のアウトプットの力を養うためにも、頻度を増やして情報を共有•発信していきたいと思います。
早速ですが、2025年、一冊目に読んだ本はIndra Nooyi氏の”My Life in Full:Work,Family and Our Future” 。昨年、彼女のインタビューなど拝見し、彼女のプレゼンス・話し方・考え方に感銘を受け、もっと、彼女について知りたいと思ったことがきっかけです。彼女は有色人種の女性として初めて米ペプシコの社長として就任され、よりヘルシーな選択肢を消費者に与えるなど、新たなポートフォリオを増やすことや働き方改革、ビジネスの変革のリード・成長させてたことに寄与されました。現在はアマゾン、フィリップスなどの役員を務めているとともに国際クリケット評議会の社外取締役も務められております。
彼女の自伝では彼女の生い立ち・キャリアと家庭・リーダーシップ・多様性(タレント)の重要性・ビジネスにおける未来の課題について訴えております。
ページをめくるごとに学びが詰まっているのでピンポイントで学んだことをお伝えすることが難しいですが、印象的にのこったポイントをシェアします。
⭐️Healthy Family are the root of healthy society /良い社会はヘルシーな家庭環境から生まれる
家族との深いつながりは自分の仕事のPurposeと繋がっており、やがてパフォーマンスにもつながっていると感じます。日本では少子化が加速化しており、結婚をしない、家庭を創らないと選択する若者も増えてきてます。それは物価高の影響・社会的期待値・多くの要因があると思います。私も立ち止まって悩んいた一人です。が、このメッセージを受け、スッと見えない不安から解放された感覚でいます。
逆に、今後、家庭やキャリアにまつわるチャレンジが出てきた際にはそれを一つ一つ解決していく力を身につけていく力の重要性を感じました。
⭐️What’s good for commerce and what’s good for society have to go together/ビジネスにおいて経済的・社会的に良いことは切っても切り離せない重要なこと
Indra氏は消費財業界(飲料・食品業界)で身体ヘルシーなカテゴリーを取り入れたことやWater Wasteを減らすことなど消費者の健康やサステナビリティを考慮したビジネスモデルを導入した。これは慈善活動ではなく、水が貴重だった環境で育った彼女の胸に秘めた使命でもり、持続的にビジネスを続けていくためと訴えております。私はこれまて物流業界・人材業界というサービス業で働いておりますが、人の役に立つこと=お金が生まれると感じております。目先の収益も大切かもしれませんが、誠実に中長期的にクライアント様に役に立つことが何より大切だと思います。
⭐️Don’t be a pass through/わからないことはスルーしないこと
彼女は”be a life long learner”というほど、勉強家で熱心です。あるとき大きなITのプロジェクトをドライブする際に社長であった彼女は自らITについて本を読破し、すべての単語・意味などを理解し、実際に外部コンサルタントにわからないことをすべて一つひとつクリアにしエピソードが印象的です。わからないことをスルーしないことは基本的なことですが、通常の業務に忙しいと忘れがちです。もしくは組織の頂上の方は結果だけ見て、プロセスは社員に任せるという方もいると思います(それもそれで良い!)。ただ、彼女のリーダーシップで感じることはキャリアの頂上に登っても自分の領域ではないITというテクニカルな領域も社員に敬意を示すかのように同等レベルの知識をスピーディに身につけ、対等に外部・内部の方々とコミュニケーションをされプロジェクトを成功されました。
キャリアのどのステージにいる方にもこの”学ぶ姿勢”は大切だと再考しました。
⭐️We are imperfct /私たちは完璧じゃない
彼女は二人の娘がいる母・妻・娘・社長でもあります。 興味深いエピソードとして、当時家庭のお手伝いをされいた彼女の母に、社長就任のエピソードをお話ししようとした時に話を遮られ”牛乳を買ってき欲しい”と言われたことです。
その後、母から”あなたは家に帰ってきたら会社の冠はドアの外において、家に入ったら母・妻であることが最優先事項。あなたの代わりに誰もいない”と教訓を受けました。同時にIndra氏は母・妻・従業員であることを同時にすべてなりたいようになれない、その時々で取捨選択は必要と訴えております。
彼女はまわりのサポートシステム・旦那の理解があったことに感謝していると同時にそれらを受けられない労働者の方々へのサポートが今後の社会に必要不可欠と訴えております。日本でも少子高齢化が進む中で女性・男性のタレントが必要不可欠と認識しております。そのような中でどのような方でも気持ちよく働くための企業・国の理解と施策が必要なのではないかと考えさせられました。
女性かつ移民のリーダーとしてキャリアを登られた彼女の経験から、上記以外にも現在にも続く見えないジェンダーのバイアスの課題をどのように解いていくかということも考えるきっかけとなりました。
キャリアと家庭に悩まれている方/企業に多様性を加速化していこうとされていらっしゃる方/単純に世界のリーダーに興味のある方 どのような方にも学びがあるのではないかと思います!ぜひ、ご 一読ください!