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【文字起こし】私が連日の「ひとり反省会」を閉会させたコツ

※これは、音声配信プラットフォームアプリ「stand.fm」で配信中の「しゃけこのヒトイロ!」のAI文字起こしバージョンです。一部要約や加筆しています。

「回って回って回って回る」 しゃけこのヒトイロです。
今日は私がひとり反省会を閉会させたコツ、これをお話ししたいと思います。


■ひとり反省会の開催は、ささいなことから

ひとり反省会、私もかなりやってた口で、特に子どもの時から20代までこれがひどかった・・・。 私のパターンでいくと、だいたい一つのシチュエーションがあって、本当ささいなこと。仕事とか学校とかじゃなくて、(そういう場面をきっかけにした「ひとり反省会」も、もちろんいっぱいやってるけど)例えば「こんなとこで?」って思うかもなんですけど。
定期的にマッサージに通ってたことがあって、その時何台かベッドがあって、自分は施術を受けていると。で、横にもお客さんがいて、喋ってるのも聞こえてくるんですよね。お客さんとそのマッサージ師さんがすごく楽しそうにいろいろ話しているのが聞こえてきて。
で、かといって自分は、もうマッサージへ来るまでにもたいがい疲れてるし、そんな話題が豊富なタイプじゃ(特に昔は)なかったから、軽い世間話をして、「今日暑いですな」みたいなぐらいのことを言って、マッサージを受けてたんですけど。

■家に帰るとさっそく開催される「ひとり反省会」

で、家に帰ってやっぱり「ひとり反省会」をするんですよね。「隣の人はあんなに盛り上がってたのに、私は全然盛り上がってなかった。もっと自分からマッサージ師さんに話しかけたほうが良かったんかな」って思うわけですよ。 で、「横の人もこんだけできてたのに、私はなんでこんなに喋りかけられへんねやろう・・・」
「なんでこんな話題がないんや」と。「いや、これは話題がないんじゃなくて、自分の打ち返し方が良くないんか。そうかもしれへん。いや、これはマッサージだけじゃなくて他の場面でもそうだな。例えば仕事でも…」みたいに結論は「もう自分はダメな人間だ」が最終結論なんですよ、この一人反省会。 で、それをその結論を、「そら、そうやわ」って強化するために、何度も何度も似たようなネタを探してきて、ぐるぐるぐるぐる反省会をするわけですよ。 でも、自分で自分を責め続けているわけだからしんどいし、いわゆる振り返りとかとは違っていて。振り返りは「今回のことを踏まえて次のためにどんなことができるかな」っていう未来に向けたものですけど、この「ひとり反省会」に関しては、もう延々延々…「あの時もあかんかった、この時もあかんかった。そもそも昔からこうやった。あかんな、全然あかんな、何も成長してへんな、私こんなんじゃ仕事もうまくいかへんのにちゃうか」みたいなね。もう妄想はもう膨らみ膨らみ膨らみ続けて、回って回って回って回るわけですよね。

■「ひとり反省会」の末路、心身ともに疲れる

そんな感じの10代20代だったから、もうそんなんばっかしてたら単純に体もしんどいし、何事もやる気がなくなってくる。外でかなり張り詰めて、そんな感じで帰ってきて反省会をやっちゃうもんだから、家に帰ってもくつろげない。(ぐったりしているから、掃除も滞って)部屋も汚い。 どっか休みの日に遊びに行って「面白いもの見つけるよ」みたいなこともできず、なんかもう暗雲立ち込める感じの、もうひとり反省会でだいぶ振り回されてきた20代まででした。

■今は、ほぼ「ひとり反省会」はなくなってきた

で、今はひとり反省会になりそうな場面でも、だいたい自分で制御できてるかな。「まあ、こんなこともあるよなー」っていうので、まぁ心はだいたい収まるし、結婚して子どもが生まれて、仕事もして、いろいろ忙しいからそこだけに構ってられへんっていうのも一つ、要因としてはあるんですけど。
でもこの「ひとり反省会」、どうやって私が盛り上がらないうちに閉会できるようになったのかな?って思ったら、結局のところ、さっきのマッサージの例で言うと「私のことを相手があかんって思ったかもしれへんな」「ちゃんとしっかりコミュニケーション取って話されへんかった。あ、この人暗いんかなとかって思われてるんちゃうかな」っていう風になってたマッサージ師さん、また次行けば別に普通通りなんですよ。例えば、ひどい扱いを受けるとか、ディスってくるとかそんなんでもなく、いつも通り。

■あれあれ?人は私のあらを探す存在じゃないようだ

で、ある時気がついたんです。「自分が相手に『うわぁ、私嫌われた』って思ってるけど、実は相手はそこまで思ってへんのかもしれないな」と。「相手は特に自分のマイナス面、そこまで気にしてないんじゃないかな」っていう、もう20代の頃からしたらもう天地ひっくり返るような事実に気づいてしまったんですよ。
相手がどう人を見ているかっていう部分でも、「人はプラスとマイナス、できるところとちょっと苦手そうなところがあって、トータルでこの人なんやな」っていう風に、世の中の人は、人を見ているようだと。 これは自分がカウンセリングを受けたっていうこともあるし、いろんな本読んだりとか、いろんな人生経験してきた、それによって気づいたことやと思います。
「そうなんかぁー。みんな世の中の人は自分のあらを探しているわけでもないんや」と。

■ごくたまに混ざっている、あらさがし系の人とは極力離れたほうが良さそうだ

で、これはもう5年ぐらい前に気づいたんですけど、「一部そういうあら探し系の人はいるけれども、そういう人と仲良くしようと思って近寄ったら、ろくなことにならない」ということもわかってきたんです。これも人生経験やカウンセリングを受けていくことで気づいてきたことです。 「そういう過剰にあら探しをしてくるような人、一人反省会を主催するような【自分の中にいる厳しい自分】のような、ぐるぐるぐるぐる相手の欠点を挙げつらうような人、そういう人とは離れた方がよろしい」ということに気づき、また楽になってきた。イマココっていう、そういうやつです。
なんていうのかなぁ…そのあら探しをみんながしていて、自分のダメなところを見つけて、『やっぱあかんやつやな』って思うわけじゃないし、と。

■家族は、人生最初に渡される「人間関係の教科書」

そもそも、「あら探ししてくるようなタイプ、今までで生まれてから一番最初に出会った人は誰でしょうか」って。ここにもつながってくるんですよね。
人って、最初に生まれた家庭、家族、これが人間関係の教科書なんです。この教科書たちが「人をどうやって見ているか」「人に対してどういう印象を持っているか」っていう内容が、やっぱりその子どもにも連鎖してしまうのですよね。 途中でいろんな出来事を経て気づいていき、「世の中って実は、自分が最初思ってた教科書と全く違う人がいるようだ」という衝撃の事実に気づけば楽になれるんですけど、そういう事実に気づけなくてしんどい思いをしている人もいっぱいいます。 気づけないというか、気づく機会がなかったら正しいかな。その人が悪いっていうことではなく、気づく機会がなくて生まれた時の教科書のまま人間関係という教科をやってしまっている。これがすごくしんどくなる原因ということなんですよね。というのを、自分の実体験も含めて改めて思いました。
昔「そんなん言うたって、あの人今頃パフェ食べてるよね」みたいな本も流行ってましたけど、本当にそうやと思うんです。言うほど、いい意味であなたのマイナス面だけに頭が行く人はそんなにいないし、あなたのマイナス面だけに頭が行ってる人との付き合い方はどうしましょうかね?ガッツリ付き合いますか?っていうところ、そこも大事だなと思いました。

■「ひとり反省会」を終わらせるヒント

もしも、あなたが一人反省会の主催をよくされていて、やめたいと思ったとき、「また反省会して!」と、ひとり反省会のテイストで自分で自分を責める。これはもうしんどいから、やめましょうね。やめましょう。
で、どうしたらいいかっていうと、「反省会したいほど不安になっている自分をよしよし」ってなだめる感じで、そういう言葉をかけてあげてください。「そっかぁ。もう反省会をしないと、やってられへんぐらい怖い思いなんやね」とか、「不安なんやね、不安なのは、しんどいね」っていうふうに気持ちを分かってあげる。そういう言葉をちょっとずつ自分にかけていってください。
そしたら反省会のような、「やっぱ私ってダメやん。もうこれもこれもダメやん」みたいな、そういうきついことを自分が自分に言ってくるような反省会じゃなくて、少し反省会の雰囲気があったかくなってきて、「しんどかったよねー」ってねぎらえるようになり、だんだんしんどい反省会は閉会がさせられると思っています。

■コメントに書きにくい内容は、レターでぜひどうぞ

内容が内容なんで、コメントのところに「私もひとり反省会してます」とかって書くのしんどい人、いっぱいいらっしゃると思うんで、レターでも全然大歓迎です。 レターは「読んでいいですよ」って書いてくださらない限り、勝手に放送で読むことはないのでご安心ください。
それでは今日はお開きです。 あなたっていろいろおもろいやん。しゃけこでした。

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